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2019年初めのフラッシュクラッシュは何故起きたのか

初めに、2019年初めに起きたフラッシュ・クラッシュを振り返りたいとお思います。

2019年1月3日7時頃突如暴落が起きました。

4円40銭程の暴落で多くの方が強制ロスカットにあいました。

一般的なフラッシュ・クラッシュの原因はAIによる自動売買により招いたという見解が一般的ですが、僕はこれに疑問を感じていました。勿論、AIによる自動売買と商いの薄い時間を狙った投機筋の仕掛けもあると思いますが、それだけでこうなるのか?という疑問が湧きます。

FXは預けた証拠金の最高25倍までの外貨を売買できる仕組みだが、買った外貨の含み損が証拠金の一定割合に達すると自動的に反対売買で損失を確定させられる。損失が大幅に拡大するのを防ぐための機能で、ロスカットと呼ばれる。外貨の下落局面ではロスカット増加で相場下落に拍車がかかりやすい。今回もそうした現象が起きたのだ。つまり、FX投資家は円上昇を受けてドルを売らされただけだ。
そうした円急騰劇が起きるたびに、市場で取り沙汰されたのがヘッジファンドなど投機筋の動きだった。取引が少なく相場が動きやすい早朝に、FXのロスカット誘発を狙って、あえて円買い・外貨売りを仕掛けるケースがあると噂されるからだ。市場関係者のあいだでは、ミセス・ワタナベ・ハンティング(ミセス・ワタナベ狩り)と呼ばれ、コンピューターを活用した機械的な手法を使っている可能性もある。ロスカット急増で外貨が急落したあと、それを買い戻して利益を得る。
1月3日の円急騰のきっかけも、FX投資家を狙った投機筋の仕掛けだったのではないか――。そんな見方が出る背景には、年始時点で投資筋が高水準の円売りポジションを持っていたとみられることもある。グラフBは、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)・通貨先物市場での投機筋の円売り越し幅(対ドル)。年末に向けて高水準で推移していた様子がわかる。取引が薄い時間帯にその一部を買い戻せば、ロスカットを誘発することは可能だったかもしれない。

そこで、何か指標がおかしな動きをしていないかチェックしてみた所、ある指標がこの月だけ異常な動きをしていることに気付きます。

これが原因ではないかと思い調べてみた所ある仮説に辿り着いたので、説明していきたいと思います。

仮説の段階であり、絶対にこれだというものではないですが、投機筋と言われる人が誰なのかという事が、ぼんやりと見えてきます。

このデータを知ったからと言ってトレードに役に立つものではないですが、知っておけば、今後同じようなフラッシュ・クラッシュが起きた時に、もしかして?と勘が働くかもしれないので、今回はこのフラッシュ・クラッシュの真相というテーマでnoteを書いていこうと思います。

フラッシュ・クラッシュを説明する上で、中央銀行の金融政策の限界に関することや、事実上FRBは出口戦略を失敗していることまで書いてます。

現状の中央銀行はどのような状態に陥っているのかというのを知れば、フラッシュ・クラッシュの原因を知ることが出来ます。

このnoteは僕が直接出したデータはほぼありません。某大学教授の論文やFRBが算出したデータから推測したものに過ぎませんが、個人的な見解ではあるものの最も理が通っていると考えています。少々難しい部分もあるかもしれないので、調べながら読んで頂けると良いと思います。

このnoteは、クローズド情報として、一般的に知られていないであろう情報を中心に書いていきます。

基本的には僕が書いていたブログの有料版という位置づけになります。

ブログに関しては、暫く公開し続けるので興味がある方は僕が書いた過去記事でも見てください。

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