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はじめに

ぼくはサイエンスが好きだ。

なんでかというと、ぼくにとってサイエンスというのは未知との遭遇なのだ。
自然の成り立ち、この世界や生き物はどうやって生活生存しているのか、どういう関係性を作ってなぜそうなっているのか。

それぞれの事象そのものやその現象がなんで起こるのかを、理解することもおもしろいけれど、ぼくにとっておもしろいのは「知らなかったことを知ることができる」こと。
もちろん、未知との遭遇にはいろいろあるけれど、最も身近で最も広い未知がぼくにとってのサイエンスだ。

サイエンスを知るということは、自然や世界を知ることでもある。
ぼくら人間も生き物の一種であり、サイエンスを知ることは自分たちのことを知ることでもある。

サイエンスというのは小難しいとか、実社会には役に立たないと感じられるかもしれない。
けれど、そうではなくてサイエンスは身の回りにあふれていて、理解したり、うまく使ったりすれば大きな利益がある。

リベラルアーツという言葉がある。
もともとは自由に生きていくために必要な技芸、みたいな意味から来ていて、サイエンスもその一つにある。

サイエンスを自由に生きていくために使っていく、つまりはリベラルサイエンスだ。
ぼくはそれをしていきたい。
産業や技術に落とし込むほどのものでなくとも、他の生物の特性や指向を人間に置き換えてみたり、数学的な法則を社会的に考えてみたりすることで十分にサイエンスを活かすことができる。

ぼくはサイエンスの研究者でも、専門家でもない。
バックグラウンドとして、応用生物学なる分野を修士まで学んでいたが、それはもう数十年も前のことで、今は本や雑誌を読んだりする程度だ。
ぼくの理解不足や間違いがたくさんあると思う。
けれど、それも含めて、サイエンスを考えて、使っていきたい。

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