夢日記
先ほど鮮明な夢を見た。この記憶が薄れる前に日記に記しておこうと思う。
日本に巨大UFOがやってきた。
その巨大UFOは地上に巨大な球状の機械を着陸させた。
それは田舎の工場地帯でみかける球形ガスタンクのようで、表面はドラゴンボールZに登場したカプセルコーポレーションの宇宙船の様な見た目だ。
それは地域を占領するための宇宙人の基地であるようだ。
それは日本各地に着陸した。
そしてその後、宇宙人達の侵略が開始された。
宇宙人は侵略兵器として巨大なロボットを使った。
ロボットの形はウイルスのバクテリオファージの様な形をしており、大きさは宇宙人が着陸させた中継基地の10倍程、ゴジラの3倍くらいある巨体すぎるロボットだった。
そしてそのロボットによる地球侵略が開始された。
巨体な宇宙人のロボットは街を破壊していった。
しかし、日本にはその宇宙人ロボを撃退する巨大ロボットが存在した。パイロットは私である。
日本のロボットはリモートコントロールダンデイの青色のロボットに似ていた。大きさはウイルス型の宇宙人ロボットの三分の一くらいだ。
宇宙人の巨大ウイルス型ロボットは、巨大ではあるものの格闘向けとは言えず、日本のロボットによって次々に破壊されていった。
ウイルス型ロボットを破壊された地域の宇宙人の中継基地は放棄され、廃墟となった。
その後に日本政府によって調査され、その調査の後解体を予定していたが、その解体にストップをかける企業が存在した。
吉本工業である。
吉本工業は、日本政府からその宇宙人中継基地を買い上げ、そこをその地域の新社屋とした。
私が宇宙人の巨大ロボを倒すと、そこに吉本工業の支社ができるような感じだ。
宇宙人の中継基地を新社屋としたが、そこはとても快適な空間らしく、連日テレビで取り上げられ、宇宙人の廃墟は途端に世の中の注目を浴びた。
宇宙人の巨大ロボは圧倒的な大きさではあるが、人間のロボットにはかなわず、圧倒的な差でサンドバッグにされて破壊されていった。
地球人の勝利はほぼ確定しており、様々な企業は宇宙人の廃墟を手に入れようと、次々にまだ破壊されて居ない宇宙人の中継基地の近辺に集まった。
吉本工業は負けてなるものかと、宇宙人中継基地付近に人員を集めた。
とある日、そこそこ栄えた街の空がぼんやりと夕日の様な空の色になった。この光景の後数日後に宇宙人のロボットが上陸する事が多い。
私は迎え撃つ為にその地域に派遣された。
そして、いよいよ明日には宇宙人のロボットが上陸するだろうと言われていた。
私はその街を歩いていた。
宇宙人中継基地付近まで行くと、宇宙人中継基地の前にソファーが置かれており、それを眺めながらワインを飲む2人に遭遇した。
東京ホテイソンであった。
おそらく吉本工業から派遣されたのであろう。
二人はソファーを置いて、まるで宇宙人を挑発するかのようにワインをあおり、成功者が高層ビルから町並みやビルの夜景を見つめるかのように落ち着き勝ち誇った表情で、ただ黙ってソファーに身をゆだねて宇宙人中継基地を眺めていた。
そして時間が経過する度にその周りにはファンと思われる人達が1人、また1人と集まり、それぞれ持ちよった椅子に座り、宇宙人中継基地を眺めていた。
人は多いがそこは静寂に支配されていた。
私はそこは危険であると注意をしようと思ったが、おそらくそれを承知で集まっているのだろうと認識し、それぞれ思いがあって集まっているのだろうと、何も声をかけること無くその場を去った。
そこまで他人を心配する必要は無いのだろうと私は考えを改めたのだ。
そして翌朝、宇宙人のウイルス型巨大ロボットは上陸した。
私は政府からの指示を受け、青色のロボットに乗り込んだ。
戦いは圧倒的であった。
ウイルス型ロボットは戦いにもならないくらいに一方的に殴られ続けていた。
私は戦いの最中、昨日東京ホテイソンが座っていた付近に視線を向けた。
そこにはフェスの様な舞台が作られ、東京ホテイソンによる単独ライヴが開催されていた。
そして吉本工業の社員が他の企業と言い争いをしている。
付近には数々の出店が乱立してお祭りのようになっていた。
人々は私が巨大ロボットと戦っている姿を背景に東京ホテイソンの漫才を楽しんでいた。
ここで私は目が覚めたのだが、目が覚めて、その鮮明な夢の記憶に驚きこの夢日記を書いている。
そして1つの事に気づいた。
東京ホテイソンは吉本工業ではなく、グレープカンパニーだったのだ、