M3GANを観た
ミーガン観てきました。
共依存×ロリ×人間とアンドロイドの百合、ドール面、僕の大好きな要素てんこ盛りな映画すぎるやんと涎と期待を口腔いっぱいに溜め込んで観に行きました。
以下大いにネタバレ
製作陣にに物申したい。
あんなに共依存を打ち出したんなら最後まで歪んだ癖を貫き通すべきだ、と。
ラスト、ミーガンがケイディにクソガキ(意訳)と言って襲い掛かる時、ケイディにあんなに傾倒して、ペアだと言っていたのに新しいペアは自分自身と言った時、最高にガッカリした。
製作陣は本気でやってるのかと、ミーガンはそんなこと言わない。
物語を締めくくるためとしか思えず、心底ガッカリした。
僕は恐怖でちびってしまう程の、少女とアンドロイドの美しくも残酷な共依存を期待して観に行ったのに、陳腐な人工知能のエゴイズムを見せられて溜め込んだ唾を吐き出してしまった。
萎えちんであった。
ここまで期待を裏切られたのは久しぶりである。
SNSで見つけた見た目もプレイもドンピシャの風俗嬢を指名したら、クソ塩接客された時と同様のガッカリ具合である。
エンドロールの最中、エアでのたうち回った。
私が社会的最低限の良識はある大人で良かったな、心のまま動いていたら横にいる女子高生二人組にトラウマを植え付ける位キショい癇癪を見せつけるところだった。
ミーガンの裏切りだけではない。
そもそも映像の迫力が足りない。
もっと美しく、おぞましい映像を作るポテンシャルは十分あるのにも関わらず魅せ方が甘い。
壊れかけのアンドロイド=死体が襲ってくる恐怖がラストの見せ場だろう。
そう、壊れかけのアンドロイドは当たり前に人間の死を感じさせる、なのに想像する死とはかけ離れたパワーが観客に恐ろしさを与える。
のにもかかわらず画が綺麗すぎるのだ、目を背けたくなるようなものがみたいのに。
とここまで文句タラタラではあるが、観に行って非常に満足している。
ミーガンがケイディに牙を剥いてから、心中は悪態のオンパレードであったが、冷静になるとこれも製作陣の作戦かもしれないと思えた。
こんなにキモ=オタク垂涎の要素満載映画、僕オタクが喜ぶエンドしてしまうとオタクが鼻の穴を膨らませてミーガンを我が物のように扱うからではないだろうか、と。
キモ=オタクだけでない、ある程度映画を見ている層も物足りなく感じるであろう内容であった。
つまりこの映画はライト層、普段映画を見ない層に向けたものではないかと。
ねっちょり作品に依存するキモ層に向けたものではない、あくまで間口を広く、そういう作品なのではないだろうか。
ならば大成功、大変面白い映画であった。
と納得しつつも、やはりもっと濃厚な有機物と無機物のロリ共依存が観たかった。
次作に期待。
まじでよろしくお願いします。