主人公補正OVA 3話前編
○○)今日は移動教室多いな〜。
健)んな笑
海斗)まじめんどくせぇ…
裕也)眠い…
昴)今日はスクワットじゃな。
いつもの友達と教室の移動中。上に行ったり下に行ったりめんどくさい。
○○)あ、ここ一階か…
一階は三年生の教室がある。つまり…
健)お姉さんか笑
海斗)バレないといいな笑
そう、奈々未姉たちの教室がある。絡まれたらろくなことがない。
そっと、気配を消して…
??)あ、○○!
げっ!
○○)お、おはようございます、七瀬先輩…
七瀬)おはよう。ななに会いに来てくれたん?笑
○○)い、いや、移動教室で…
しまった、見つかった…早いとこ退散しよう。
○○)じゃ、じゃあ失礼しま〜す…
七瀬)ええの?ななみんに言うで?
終わった。
七瀬)ふふん、ちょっと○○借りてくな〜?
健)は〜い笑
海斗)どんまい○○笑
裕也)ねむ…
昴)いや、やはりベンチプレスか…
あいつらほんとに友達なのかよ…
ーーーーー
○○)それで、どうするんですか?
七瀬)今日はな、サボり方を教えたる!
○○)サボり方?
七瀬)せや、授業のサボり方。
○○)真面目に授業受けたいんですけど…
七瀬)ななm…
○○)あーあー分かりましたよ!!サボります!
七瀬)ふふ、じゃあついてき。
○○)はぁ…
僕とは真逆の軽快なステップを踏みながら歩いてく七瀬先輩。向かった場所は…
七瀬)ん〜気持ちええなぁ…
○○)懐かしいですね、屋上。
七瀬)ななたちが初めて会ったのも屋上やったな。
そうそう、あの時は先輩たちに振り回されていた時に七瀬先輩に助けられた、のか?
○○)ここで何するんですか?
七瀬)それはな、こうするんよ。
○○)うわっ!
先輩は僕の肩を掴み、押し倒してきた。
○○)せ、せんぱい?!
七瀬)ふふっ、よいしょ。
と思ったら先輩自身も僕の横に寝転びだした。
七瀬)空、綺麗やろ?
○○)うわぁ…なんか、丸く感じますね。
七瀬)まぁ、丸いからな笑
吹く風が心地よくて、照らす太陽が暖かい。
七瀬)こうしてると、何もかもが見えるやろ?
○○)はい、良いですね、ほんとに…。
なんだか、心地よくて眠くなってくる…
「ここで寝たら2話と展開同じになってつまらんから、やめてくんね?」
○○)え、誰?!
「作者。いいからねるな。」
○○)あ、すいませんでした…
七瀬)どうしたん?
○○)あぁいえ!なんでもないです!
七瀬)ふふ、変なの。
作者の声が聞こえるなんて…主人公っぽいな。
七瀬)あ、それより、ご飯食べへん?
○○)あ、早弁ですか?
七瀬)うん、お腹すいてん。
○○)いいですよ、お弁当は…
七瀬)じゃ〜ん!
○○)持ってきてるんですね笑
七瀬)いつもここに置いてるんよ。
○○)流石ですね笑
七瀬)ほな食べよ〜。
サボるの、意外と悪くないかも?
To be continued……
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?