主人公補正OVA 1話前編
○○)失礼しま〜す…
真夏)あら、○○くん!私に会いに来てくれたの?💕
○○)いえ、ちょっと体調が悪くて…
この日、頭痛に悩まされていた僕は保健室に来ていた。
真夏)珍しい…どうしたの?
○○)ちょっと頭が痛くて…
真夏)大丈夫?とりあえずベッドで横になりな?
○○)すいません、ありがとうございます…
このベッドはあの時…いやいやいや、そんなこと考えてる気分じゃない。(46話後編参照)
真夏)じゃあ、ゆっくり休んでね?
○○)はい、ありがとうございます…
ベッドをぐるっと囲むようにカーテンが閉まった。
しばらくすると眠気が襲ってきて、気づいたら僕は寝ていた。
ーーーーー
○○)zzz…
真夏)ふふっ、寝てる寝てる。さてと、どうしようかな〜💕
まずは、○○くんの隣で寝てみよっと!
真夏)よいしょ…ふふっ、こんなに近くで○○くんを見れるなんて…ツンツン…全然起きない笑
ほっぺをつついても全く起きる気配がない。
真夏)はぁ〜ほんとに可愛い…我慢できなくなるかも…
私は無意識のうちに○○くんに足を絡ませていた。
真夏)少しだけなら、いいよね?
○○くんのベルトに手をかけたその時、
コンコン🚪
??)先生〜いますか〜?
真夏)まずい!さくらちゃんが…
保健委員のさくらちゃんが来た。
真夏)は、は〜い!どうぞ〜!
ガラガラガラ🚪
さくら)失礼します。あれ、どうしたんですか?そんなに息上がってて。
真夏)え?ちょ、ちょっとね…あはは笑
さくら)そうですか…あ、そうだ。進路の件で少しお話しがしたくて。
さくらちゃんは将来看護師を目指しているらしい。
それで、私がたまに相談に乗っている。
さくら)あ、もしかして、誰かベッド使ってますか?
真夏)そうなの、珍しく○○くんが体調悪かったみたいで。
さくら)え、○○先輩?!大丈夫かな…
真夏)とりあえず様子見だね。それより、今日はどんな相談かな?
もう〜、あとちょっとだったのに〜〜!!!
ーーーーー
○○)ん…あれ…寝ちゃってたんだ…
目が覚めると、頭痛はひいていた。
寝不足が原因だったのだろうか。
○○)今何時だろ…よいしょっと。
軽くなった体を起こしてカーテンを開ける。
○○)すいません、ベッドありがとうございました、って…先生?
真夏)……。
真夏先生はすごく難しそうな顔でスマホを見ていた。
○○)あ、あの〜先生?大丈夫ですか?
真夏)え、あ、ごめんなさい!起きてたのね!もう体調は良くなった?
○○)あ、はい。僕は良くなったんですけど、先生どうしたんですか?
真夏)…実はね、最近、ストーカーに悩まされてて。
○○)ストーカー、ですか。
真夏)そう。最近、帰る時に誰かに付き纏われてる感覚がするの。
○○)え、それって警察には…
真夏)言ってない。だって、私の勘違いだったら申し訳ないから…
○○)そうです、か…
真夏)一応昨日の帰りに写真を撮ったんだけど…これ。
そう言って見せてもらった写真には、黒いフードを被った人が電柱の後ろからこちらを見ていた。
○○)うわ、見るからに怪しいですね…でも、少し小柄みたいですね。
真夏)確かに…でも、何されるかわからないから怖くて…
こんな弱っている先生は初めて見たかも。何か力になれないだろうか…あ、そうだ!
○○)先生、今日一緒に帰りましょ!
真夏)え?!
○○)ほら、僕が彼氏のふりすれば、ストーカーも諦めるかな〜なんて笑
真夏)確かに…じゃあ、おねがいしようかな。
○○)任せてください!
真夏)それじゃあ…
To be continued……
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