主人公補正OVA 2話前編
史緒里)○○くん!
○○)ん、どうしたの?
史緒里)ごめん、今日の図書委員の活動行けなくなっちゃった!
○○)そっか、分かった。じゃあ僕1人でなんとかするよ!
史緒里)あ、でも、代わりに一年生の子に頼んだから!
○○)一年生の子?
史緒里)うん!じゃあ、私行かなきゃ行けないから!じゃあね!
○○)うん、気をつけて〜!…誰なんだろう…
ーーーーー
○○)まさか遥香ちゃんだったとは笑
遥香)○○先輩図書委員だったんですね!なんだか意外です笑
○○)たまたま空いてたから入らされたんだよ。まあ僕も本好きだからいいかな〜って思って。
あの頃は史緒里と話す機会ができたって喜んでったけ。
遥香)そうだったんですね笑あ、早く仕事終わらせちゃいましょ!
○○)そうだね!よし、やろう!
この日は返却された本たちを本棚に戻す日だった。
○○)これは、あっちかな。
遥香)あ、私いってきます!
○○)お、じゃあお願い!
遥香)は〜い!
○○)次は…あ、遥香ちゃんと同じ場所のか…仕方ない、僕も行こう。
○○は一冊の本を持って遥香のいる文学書の本棚へ向かう。
遥香)んしょ…あとちょっと…
遥香は脚立に登りながら、つま先立ちをして本を戻そうとしている。
遥香)届いた!ガタッ!きゃっ!
遥香は脚立から足を滑らせてしまった。
○○)危ない!!
ドサッ!
遥香)いったた…あ、ごめんなさい!
○○)ううん、大丈夫大丈夫。怪我なかった?
遥香は○○の上に乗っていた。
遥香)私は大丈夫です。先輩は…
○○)僕も大丈夫だよ。
遥香)よかった〜…すみません、迷惑かけちゃって…
○○)大丈夫だよ。でも、危ないから僕がやるよ。
遥香)すいません…
そういうと遥香は足を引き摺りながら、トボトボと歩いて行った。
○○)遥香ちゃん!やっぱり怪我してるでしょ?
遥香)あ、で、でも、大丈夫ですよ!
○○)大丈夫なわけないでしょ。ほら、保健室行こう?
遥香)はい…
○○)歩けない、よね…はい、乗って?
遥香)え?
○○)その足じゃ歩けないでしょ?僕が連れて行くから。
遥香)で、でも…
○○)遠慮しなくていいの。ほら、乗って?
遥香)はい…
○○)軽っ!これなら全然余裕だよ!
ごめん蓮加、緊急事態だから許してくれ。
○○は遥香をおんぶしながら、階段を下って行く。
図書室は5階で保健室は1階。かなりの距離がある。
遥香)先輩の背中、あったかいです…///
○○)ほんと?ならよかった。
しばらくして2人は保健室に着いた。
○○)失礼しま〜す…
さくら)ごめんなさい、今先生いなくて、って先輩?!
○○)ごめんね、遥香ちゃんが足捻っちゃったみたいで。
さくら)本当ですか?!かっきー、大丈夫?
遥香)うん、大丈夫だよ!
○○)強がらないの。ほら、座って?
さくら)私が診てみます…あ〜、先輩、これに氷と水入れてもらってもいいですか?
○○)分かった。すぐ帰るよ!
さくら)お願いします!
○○は保健室を出て行った。
さくら)結構痛いでしょ?
遥香)ま、まぁ…
さくら)何があったの?
遥香)実は…
遥香はさくらに怪我をした経緯を話した。
To be continued……
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