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Studio Oneの[ノートをランダマイズ]機能で作編曲支援が出来るということ。おまけで重いリフも作ってみた。11/09追記有り
どうもごきげんよう。今回は打ち込みテクの話をしたいと思います。
といっても難しい音楽理論はいりません。DAW Studio One(以下S1)の機能の中にのTOP画像のような
[ノートをランダマイズ]機能があります。
今回はその簡単な使い方をご紹介しようかと。
どんな機能?
文字通りノートをランダム配置してくれる機能です。
イメージは自動生成の作曲ツールみたいな感じ?かな?
自分でもそんな手のソフトを数年前にトライアル版を試したことがあるけれど、ああいうのってすごい機械的じゃないですか。既存のChordをなぞるだけとかメロに抑揚がなくて淡々としてる。あの手はほんとにランダムにフレーズ生成してるだけなのでそうなりがちなんです。その手のソフトに比べ
・S1のノートをランダマイズ機能が違う点はかなり細かく設定できること
このようにピッチ範囲やノート長を絞れたりそれを曲もしくはイベント内のスケールに合わせてランダム配置されるので結構自然な感じです。
実際にスケールGで ピッチ範囲をE4-A5に絞ってG9になるように実行しました。シャッフルはよくわかりません、アルペジオ用かな?
スケールを適用すると設定されているスケール内のピッチ範囲からランダム配置され、機械的感はかなり減ります。もし変わったメロディやフレーズが欲しいならフリジアンとかリディアンをスケールに適用してもフック的要素が出来るかも?
実行したあとの図、45小節より左はChordの一番上のパートをランダマイズ
それより右はchord全体にランダマイズ…ハイぐちゃぐちゃです。実行するなら和音も分解して各イベントごとにしたほうが良いと思う。
各パート単音ずつランダマイズするとこんな感じにフレーズが出来上がります。見た感じ結構自然。少しずつ設定を変えながらパートを増やしていくと
メロ、サブメロができました。こんな感じに生成されたフレーズを修正していくことが大まかな全体像となります
ただこればかりだと各パートのフレーズが落ち着きがなさすぎるので
シンセパッド用Chordパートも作ります。
これには別の機能である[ノートで埋める]という機能を使います
ノートを埋めるとは文字通り何もイベントのない(音符が置かれていない)
部分をランダマイズ機能で埋めてしまうという発展型の機能。
もちろんスケール適用、ピッチ範囲指定自然になるように指示します。
出来たのはこちら高音部が多いので調整します
手入れ後が上記2枚となります。Chordとして認識されるかS1のChordを抽出で確認
上記がChordパートの音となります。
次は各パートバラバラで鳴らして確認。
ちょっと気になるところを編集して、細かい修正点を加えたらサクッとMIXしてジャムセッションぽい曲の出来上がり。
今回はあくまでこの機能の紹介で、まっさらの状態から簡単に4小節しか作ってませんが
既存のデータに手を加えたいけどアイディア、引き出しがないという方にも使える機能だと思います。
・おまけ ギターリフ作成講座
重いギターリフを作りたいのでスケールはGのままフリジアンスケールを使ってノートランダマイズします。
重さ重視でピッチ範囲をG0~D#1にしてノートの長さは16、スケール適用にチェックが入ってるのを確認したらポチっ
ḠスケールなのでGの刻みが多くなるように気をつけて更に
不安定感を出すためG,G# D,D#の半音つなぎを増やします。
以下サンプル。
欲張って8小節にして、4小節目から1oct上げ重いけど少し明るさを足す。
こんとなこかな?
勢いでドラムも入れてModernhheaviness Sessionにします
完成!S1のノートランダマイズでリフも作れることが確認できました!
・11/09追記
勢いに乗ってそのまま一曲メタル曲を作った。サンプルは以下
あえて、ドリアンとかフリジアン変なスケール使ってます。
ノートのランダマイズ→自然な感じになるように調整の繰り返しだけです。
DAWの機能で指定の音階範囲は外れないように出来るので楽です。