【転職の思考法】働かなくてもよかったら働く?
「もし働かなくてもよかったら、あなたは働きますか?」
そう言われたらあなたはどう答えるだろうか?
『転職の思考法』を読み返していたら、
こんな事を聞くシーンが登場した。
今、生活するためのコストはどんどん下がっている。
箕輪厚介氏もよく言っているが、
日本に住んでて金が無くて死ぬことはない。
AIやロボットが定型業務を代替するようになれば
必ずしもすべての人が働かなくていい時代が来る。
そんなとき、世の中の仕事は3つに分類されるという。
1.仕事として好きなことを続ける
2.仕事は最小限にして、趣味に打ち込む
3.嫌々ながら今の仕事を続ける
この中から、あなたはどれを選ぶだろうか?
多くの人は、1か2を選ぶと言うだろう。
しかし現状は
金に買われ、嫌々ながら仕事を続けている人が大多数だという。
近い将来、嫌々ながら仕事をしている人の
好きな仕事か趣味の世界への大移動が起こるという。
だが、これまで嫌々仕事をしていた人が
いきなり好きなことを探し、
それを仕事で実現するなんて至難の業だ。
これからの時代だからこそ、
『 好きなこと』が重要になってくる。
この前の箕輪編集室内イベントで
著者の北野唯我氏も言っていたが、
人間には2パターンいる。
①太陽型
何をするのかで物事を考える
明確な夢や目標を持っている
代表的なのが前田裕二氏だろう。
音楽やエンタメの業界を
後天的な努力の報われる世界に変えるという
人生のコンパスをしっかり持ち、
SHOWROOMというサービスを立ち上げた。
僕も端くれながら、今はこのグループに入ると思っている。
「組織の想いを支援する」というWillのために
僕はあらゆるアプローチで人生を走っていくつもりだ。
②月型
どんな人でありたいか
どんな状態でありたいかを重視する
例えば
多くの尊敬できる人に囲まれている
世の中にこんな影響を与えているなどだ。
代表的なのは、僕は意外と箕輪さんだと思う。
世の中を変えたいとかいうことは思っておらず、
面白いことをしたいというto be型でモーレツに動いている。
そして、99%の人間は月型だという。
月型の人は「心からやりたいこと」という
幻想を探し求めて彷徨うことが多い。
世の中に溢れている成功哲学は
1%の太陽型人間が書いていることがほとんどだ。
好きなことがあるのは素晴らしいことだが、
ないからといって悲観する必要は全くない。
「ある程度やりたいこと」があればそれでいい。
このように「転職の思考法」では書かれている。
確かに僕も就活以降、
「やりたいこと」「人生のコンパス」「Will」を
強調し過ぎていたかもしれないと思った。
もちろんやりたいことがあるのに越したことはないのだが、
そんなものは簡単に見つかるものではなく、
相応の打席数と運がないと見つからない。
はっきり言って、普通に大学まで過ごしてきた人で
見つけることができる人はほんの一握りだと思う。
僕が見つけられたのも、たまたま運がよかっただけだ。
少し運命が違ったら、見つけられなかったと思う。
後輩の就活相談を受けていても、
やりたいことがないことに一番悩んでいる場合が多い。
だからどうしても給料、知名度や福利厚生に目が行ってしまう。
(もちろんそれらも大事ではあるが)
今中高生や大学入りたての人達は、
色々なチャレンジをしてやりたいことを見つけることをオススメする。
でも今大学3年生以降の人は、
無理してやりたいこと探しに固執しなくてもいいのかもしれない。
月型の人間にとっての人生は、
自分を好きになっていく過程だと北野氏は仰っていた。
できなかったことができるようになれば
ほんの少し自分が好きになれる
ありたい姿に近づけるというわけだ。
自分を好きになる生き方、いかがだろうか?