「かぐや様は告らせたい」スピリットを持て
「あんなに言ったのに何でやらないんだ!」
誰かに対し、こんな憤りを感じたことはないだろうか?
言うことを聞いてもらえない
話半分で聞き流される
日々生活していれば、誰でもこんな体験をすることはあるだろう。
そんなとき、イライラせずに対処するための僕の考え方を紹介したい。
かぐや様は告らせたいスピリットを持て
「かぐや様は告らせたい」という漫画、あるいは映画を見たことがあるだろうか。
僕はない。
(エッ…!?)
が、おおよその概要としては
両想いの2人の主人公が
自分から告白するのが恥ずかしいので
相手から告白させようとあの手この手で画策する
こんな感じだろう。
この、「相手を行動させようとあの手この手で画策する」、そしてその過程を楽しむということを、僕は「かぐや様は告らせたいスピリット」と名付ける。
言い換えれば、「行動設計」である。
他人が自分の思い通りに動かないことを前提とし、
その動かないアイツですら動くようになるには
どんな外的刺激を与えればいいか、
どんなアプローチをして、どんな仕掛けをして、
あの手この手で告らせてやろうか、
考えて実験するゲームだと思ってしまえばいいのだ。
思い通りになれば、しめたしめたでとても楽しいし、
思い通りにならなければまた別の策を考えるまでだ。
相手が自分の思い通りに動くなんて驕りだ
大前提として、他人が自分の思い通りには動かない。
なぜなら、他人と自分は別の脳みそだからだ。
確かに、仕事をする上で、判断軸、観点を共有することで、同じような判断基準で動けるようにすることは可能だ。
だが、特に理屈じゃない部分などはどうしようもない。
何かを習慣づけさせたり、意識させたり、期限や時間を守らせたりするのは特に難易度が高い。
怒ることは、逆効果にだってなりうる
大体、言うことを聞かない相手を怒ったり、強く言ったりすることで、結果的に言うことを聞かせた人を見たことがない。
むしろへそを曲げたり、鬱陶しがって反抗してきたりする子供みたいな人だっているだろう。「そんなに言うほどのことじゃないでしょ」みたいに、自衛のために事態を矮小化して捉える意識が働く人もいるかもしれない。
だから、あなたがいくら口うるさく言っても、あなたが消耗するだけだ。
相手との関係も悪くなって、肝心の相手の行為は全く改善されない。
そうではなくて、この方法なら無理なくできるんじゃないかとか、
この言い方なら相手のやる気の琴線にうまく触れるんじゃないかとか、
ゲームとして色々試してみればよいのだ。
自分だけではなく、相手と一緒に考えて試してみるのもよい。
そいつを甘やかすためではなく、あなたのため
「なんでそこまでこっちがそんな奴のために過保護に色々考えてやんなきゃいけないんだよ!」と思ったそこのあなた。
「そんな奴のため」ではなく、あなた自身のためにやればよいのだ。
結果的に相手が自分の期待する行動をしてくれる
イライラせずプロセスを楽しめる
相手との関係値も悪化しない
あなたにとってもメリットしかないのだ。
さあ、ゲームのはじまりはじまり。
あなたも身近なかぐや様を告らせてみよう。