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【24S4シティリーグ準優勝】アンフェアサーナイトexデッキの紹介

どうもこんにちは、ざきさんです。
先日4/18、シティリーグ2024 シーズン4(ドラゴンスター池袋店)に参加して、なんとか準優勝をすることができたので今回も漏れずにnoteを書いております。

あと一歩でJCSか~~~~~抽選受かればよいなあ!
ボスの指令(サカキ)を買ったのも、ドラゴンスター池袋だった。

遡ること3月末に、新弾『クリムゾンヘイズ』が発売され、強力なACE SPECが3種類搭載されました。

そこで目を見張ったのはなにより「アンフェアスタンプ」でした。

カードパワーもさることながら、CDEレギュレーションからやっていた自分としては、おぞましい恐怖の「リセットスタンプ」の再来か…と絶望しました。

アグロデッキ使いとしては、恐怖の1枚

そして、チャンピオンズリーグ(CL)愛知で見事優勝を納めた悪リザードンexデッキにも、「アンフェアスタンプ」が採用されていたこともあり、手札干渉されることが前提となっているのをひしひしと感じました。

(個人的に悪リザードンexも大好きなデッキである一方でいかに盤面形成ができるかが勝負みたいなところがありますし、アグロ・ビートダウン的な戦法を好む自分としては、こういったカードは世知辛い部分もあります)

そして、多種多様な(とはいっても、プライムキャッチャー・アンフェアスタンプ・サバイブギプス・ヒーローマントのような)ACE SPECが渦巻く環境で「どれを採用するのか」を考え、かつお相手のデッキに「どれが採用されているのか」を読み解くのがかなり難しくなってきていると感じています(それが面白さでもあるのですが)。

そこで、今回のシティリーグのデッキ選択の指針として、

  • 手札干渉に弱いデッキを選択しないでおこう

  • 手札干渉を積極的にして、要求を上げるデッキにしよう

  • (いつものことですが)ワンパンで破壊できるコンセプトは忘れずに

を念頭に置きながら、環境考察やデッキ作成を始めました。

それでは、例のごとく筆者の紹介です!

筆者の紹介

「仰天のボルテッカー」が出る少し前から始めた社会人プレイヤーです。
普段はチームタマザラシのメンバーとリモート対戦をしたり、身内大会を開いたりしています。カジュアル寄りのプレイヤーです。
好きなポケモンはタマザラシジュカイン(ルビサファ世代)。

主な戦績

  • シティリーグ 2021 Season4 優勝🏆(三神ファイヤー)※初出場

  • シティリーグ 2021 Season5 諸事情により未応募

  • シティリーグ 2022 Season6 BEST8 🎉(アルセウスミュウ)

  • シティリーグ 2023 Season2 予選9位😂(ハピミルイベルタル)

  • シティリーグ 2023 Season3 準優勝🥈(一撃ルギアVSTAR)

  • シティリーグ 2023 Season4 諸事情により未応募

  • 第11回ポケカ乱舞(チーム戦)予選1位 / BEST8

  • 第12回ポケカ乱舞(チーム戦)予選8位 / BEST4

  • シティリーグ 2024 Season1 予選10位😂(サーフゴーex)

  • シティリーグ 2024 Season2 予選3位 / BEST8🎉(パオジアンex)

  • シティリーグ 2024 Season3 予選9位😂(イダイナキバLO)

  • 🆕シティリーグ 2024 Season4 予選5位 / 準優勝🥈(サーナイトex)
    2024シーズン通算成績:26戦中19勝7敗(勝率73%)でフィニッシュ✨


では、現在の環境について所感を交えて触れたいと思います。

環境考察

悪リザードン、優勝の勢いを背にどこまでメタを破壊できるかが勝負みたいな構図

2024シーズン最後となるSeason4に参加する前週にあった、チャンピオンズリーグ愛知での悪リザードンex優勝が環境に大きな影響を与えました。

というのも、シェアTOP1の座こそ誇っていたものの、落ちかけていたシェア率と反しての優勝ということもあり、どうしても4月14日以降のシティリーグでは急増が予想されました。

上位入賞全てが悪リザードンexという文字面の破壊力たるや。

一方で同日の悪リザードンex増加を見越したメタデッキの入賞にも注目しました。

ここで「イダイナキバ」!!というあまりにもメタを読んだデッキ選択だと感じました。

CL愛知翌日だけでもこれだけ環境が高速で動くのですから、翌日以降にはどうなるだろうと観察していました。

カビゴンが、悪リザードンexに対してにらみを利かせる構図に。
一方で同日ともにミライドンexが入賞しているのが気になります。
(とにかく早さで押し切る腹でしょうか。

また、マスカーニャexが悪リザードンexの弱点を取れることから散見されます。4位の方のリストでは、ハバタクカミを採用し、裏で増加しているロストバレットへの対策も怠っていません。

そしてその翌日の結果ではロストバレットの優勝と同時に、悪リザードンexが少しずつ上位に復権してきています。
その陰で、ロストギラティナの入賞も目立ってきていました。

もともと、チャンピオンズリーグ(CL)愛知を配信を見ている際(シティリーグ5日前)には、「サーナイトex」で行こうと思っていたのですが、この数日間のメタを呼んで再考しようと思っていました。

しかし、読みとしても、

  • 悪リザードンex優勝(CL愛知優勝)

    • ⇒悪リザードンexデッキに有利とされているルギアVSTARが増える

    • ルギアVSTARに有利とされるロストバレットが増える

    • ⇒悪リザードンexデッキに勝つロストギラティナも増える

となったときに

⇒悪リザードンex VS ルギアVSTAR VS ロストバレット VS ロストギラティナ の構図になっていくと考えました。

そこ、試合決定で。

そのため、そのメタから一歩ずれたところ、すなわち

  • ロストバレット(&ロストギラティナ)

  • ルギアVSTAR

勝ちやすいデッキ選択をすることで、シティリーグ予選を1回以上勝ち上がった際に、2回戦目から上記のデッキとマッチアップをできるのではないかと考えました。
(1回戦目がリザードンで破壊されたら目も当てられません)

デッキ選択の意図、デッキリストの解説

それでは、デッキ選択の意図、リストの解説に移りたいと思います。

デッキ選択の意図

前述のとおり、ロストバレット(ロストギラティナ)やルギアVSTARに勝ちやすいデッキとはなんだろうかとチームで予想していた結果と、それを裏付け、そしてあざ笑うかのようなポケカチャンネル公式からのデータ集計がシティ前日の生放送で流れました。

この結果からもわかる通り、秘蔵っ子であった僕のパオジアンexデッキはかなり下火であることがうかがえ、「ロストバレット」がルギアVSTARやロストギラティナに有利であること、そして悪リザードンexに対しても五分五分の勝負ができることがわかりました。

一方で、そのロストバレットやルギアVSTARが不得意とするのが「サーナイトex」であることがわかったのは正直驚きました(チーム内でも湧きました)。

こうしたデータからも、現在波に乗っているロストバレットを処すために、サーナイトを持ち込むことは有効だと考えました(とはいえシティリーグ決勝で負けてしまったのですが…w)。

このデータから勇気をもらい(??)「当日種切れだけはしないでくれ!」と思いサーナイトを持ち込むことにやっと決心します。

それではデッキリストの紹介です。

デッキリストの紹介

当日使用したデッキリストがこちらになります。

今思えばもっと採用したいカードあったぁぁぁぁと思うリストでもあり…!

採用した推しカード

  • ハバタクカミ(の2枚目)

ARかっこよすぎて泣いちゃうって

ロストバレットにハバタクカミが有効であることは、皆さんも知っていることだとは思いますが、キュワワーの「はなえらび」やウッウの「おとぼけスピット」を封じることで、ロストゾーンの溜まりを(マジで、本当に!!)遅くすることができます。

また、貴重なネストボールの枠を、テツノツツミ(ハイパーブロアー)に咲かせることができますし、2枚採用することによって、それすらも無効化、意味のないものにすることができます。

よくあるリストでは、クレッフィ(いらずらロック)が採用されていることもありますが、個人的には、マナフィ貫通のげっこうしゅりけんや、ジラーチ貫通のロストマインを嫌って二枚目に変更しています。

「そもそもクレッフィで止めることができるから、ロストたまらないっしょ」と自分自身も思っていましたが、右手左手で対戦し試行した結果いいようにアクロマの実験でチンチンにされたので断固たる意志をもって不採用としました。

また、クレッフィと違って「ワザが強い」ということも重要です。90+20点(110点)分のダメカンはキュワワーとウッウの2枚取り(キュワワーを取りつつ、ウッウに20点載せておくとそのウッウも取れる)や、ギラティナVにダメカンを乗せつつ手札干渉をすることで、サーナイトexのミラクルフォース打点圏内(20×1+10+190=220)に押し込むことができます。

決勝トーナメントのロストギラティナ戦では大活躍の1枚で、今でもお気に入りです。

(クレッフィにはもっとも、ロトムVのそくせきじゅうでんやゲッコウガのかくしふだを止める意図もあるのでそれぞれ良さがあると思っています)

  • ジラーチ

特性偉すぎるけどさすがにベンチ狭い

ロストに有利だからと言って、さすがに小物だらけのサーナイトexデッキに入れないのはかなり勇気がいるなと感じ、採用しました。

サーナイトexがバトル場でロストバレットの小物の相手をしている際に前にダメカンを集めてフトゥーで回収したりすることで2ターン分帳消しにすることができました。

  • ミミッキュ

悪リザにあらがうならこいつかなと思って採用したら4回スタートしました。

ミミッキュは前日に、突然「やっぱりリザと当たるかも!どうしよう、エヴォリューション打ってるターンほしい」と思った結果、下記の動画を見て採用に至りました。

参考動画

サイトウコウセイさんが採用しているときの意図として、「ミミッキュでエヴォリューション打っているターンはサイドが取られづらい」と言っていて、なるほど!と思いました。

そうされた場合、悪リザードン側としてはそくせきじゅうでんや盤面形成にいそしむわけですが、その後サイド1だけの盤面で手張りさえできれば、ゴーストアイで進化元を倒すことができます。アタッカーとして機能もする点や、シティリーグという有象無象のデッキタイプが参戦する可能性の中でつませることができるのではとも考え採用しました(にしてもスタートしすぎました)。

採用したかったカード

  • ボスの指令(2枚目)

僕自身、アグロなプレイヤー性質があるので、ガンガンシステムを取りに行ったり、サイド2を取りに行きたいと思っていました。

また、ミラー対決においてはボスの指令が2枚入っていることによって、カウンター状態(サイドが負けている状態)でなくても積極的にキルリアを破壊できるため、もともとは入っていました。

しかし、チームメイトから「カウキャ2、ボス1で勝てるくね?」と助言をもらい、採用枚数を変更しうまくカウンター状態を作りながら戦うプレイングを学びつつ、練習することで1枚採用としました。

  • カウンターキャッチャー(3枚目)

一方で、そのカウンター状態を作りながらのプレイングをしすぎた結果、「3枚目が欲しい!」となり、ほかのチームメンバーからも「ペパー4投」のバリューが最大化するし入れた方がいいと助言をもらいボスの二枚目の枠を当初譲っていました。

3枚入っている際のメリットは、素引きしやすく、「ペパー⇒アンフェアスタンプ+お守り」と手札のカウンターキャッチャーによる悪魔の「手札干渉+ボスの指令+ワンパン火力」の実現性を高めました。

しかし、やはり先述のミミッキュに枠を譲ることになり、不採用としました。

  • 大地の器(3枚目)

最近チームに参画してくれた、サーナイトを使ってシティ準優勝経験のあるメンバーが、「リザードンに勝つためには速度で負けてはいけない、素早く超エネルギーを落としてピジョットexを倒さねば」と教えてくださり、それを可能にするために大地の器3枚目を入れて回していました。

しかしエネを(運よく?)序盤で落とし切った後に終盤で引いてしまうと手札圧縮にしかならないため、安定性を求めてサーナイトexに触れる札を増やすことに徹し、ハイパーボールに枠を譲りました。

当日のマッチング・試合内容、そのとき考えていたこと

最後に、当日のマッチングと、試合内容について書いていきたいと思います。

当日のマッチング

  • 1回戦目:黒古代ビート(トドロクツキ)

  • 2回戦目:ヤバソチャex+サーフゴーex

  • 3回戦目:ルギアVSTAR+チラチーノ

  • 4回戦目:カビゴンLO

  • 5回戦目:パオジアンex + テツノカイナex

  • 6回戦目:ロストギラティナ

  • 準々決勝:ロストギラティナ

  • 準決勝:ロストギラティナ

  • 決勝:ロストバレット(青月ロスト)

結果として、驚くほど調子良く(?)悪リザードンexに当たることなくシティリーグ決勝まで迎えることができました。

決勝トーナメントのデッキタイプとしては、

  • ロストギラティナ×2

  • ロストバレット×2

  • 悪リザードンex

  • カビゴンLO

  • ばくれつエナジー×ガチグマ アカツキex

  • サーナイトex

の8デッキとなりました。
結果としてリザードンexは1名、ロストゾーン軸のデッキタイプが50%を占めるなど、あまりにも想定通りで驚きました。

これからは、各マッチングについて記載しておりますので、ぜひご覧くださいませ。

各マッチング試合内容、考えていたことについて

1回戦目:黒古代ビート WIN

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