渋滞車列の狭間で何を思う
クルマの真後ろで、大人しくじっと渋滞にはまっている、
そんな“律儀な”ライダーを最近よく見かけます。
十数年ぶりに、再び単車に乗り始めたとき、
見たこともない、自分には到底信じられないその光景に、
驚愕したのを思い出します。
今ではもう慣れましたけど、、、
私のYouTubeサイト「ZxTone」には、頻繁に、いわゆる”すり抜け”シーンが登場します。(上のリンク動画「"Boxer step" -車列の彼方に-」は、まさに”すり抜け”がテーマなのです!)
これがまた、想像を絶するほどの不評!
渋滞車列の前に出て、先頭から発進加速して車列から離脱する、
という単車乗り本来の乗り方を”信条”とする私としては、
ただ、ただ戸惑うばかり、、、
ずっと昔からこうですから、今更、改める気もありませぬ。
もちろん、道交法上、問題はないのですが(注、道路にもよります…)
皆様にお勧めする気など毛頭ございません。やはりリスクは、ありますから。
車間から歩行者が横切ってきたり、
渋滞中の車のドアが急に開いたり、
そんな緊張感の中、
タイヤの影から現れるかもしれない横断者の足や、渋滞車両のミラー越しに写る相手の視線を注視します。
(私、視力は1.5です!老眼ですが…)
それらすべてを含めて、単車乗りの醍醐味。
繰り返しますが、決してお勧めはいたしません。
近頃のライダーたちはみんな、優等生なのでしょうね…
…いや、いい意味で言っているんですよ。
“律儀でない”、時代遅れな単車乗りの私には、
いや、”いらち”(関西弁で短気)な私には、
到底マネできないだけです。
(それぞれの乗り方でいいんだよ、きっと...)