一日も早く自分の望む福祉車両【介護タクシー】を手に入れる為に行うべきアクションプランとは
私の 開業セッション を受けられた方が異口同音に仰る
「福祉車両を探していて知り合いの中古車業者にお願いしているんだけど、なかなか見つからない」
「2カ月以上経過しているけど一向に返事が無くて……」という意見。
これは現実です。
ただし、受け身で待っているから何時まで経ってもクルマを購入できない……とも言えるのですが。
何故、貴方の望む福祉車両がそう簡単に見つからないのかと言えば理由は2つあります。
①一般車両に比べて車両台数が圧倒的に不足、流通していない
そもそも福祉車両を購入する人は「障がい者自身」か、「介護施設・福祉協議会・介護事業者・介護タクシー事業者」で働く人々しかいないわけです。
その車両でなければ仕事にならない・移動に困る というニーズが少ないから車両製造数ロットも少なくなるといえます。
求める人が少なければおのずと供給される車両台数にも制限がかかるというものです。これが大きな理由です。
あと、トヨタは新車製造に関しても「受注を受けてから製造に着手」という在庫を抱えないトヨタ式カイゼン経営を行っています。一般車両のように「過去の統計からこの程度の台数は売りさばけるだろう」という見込みが成り立ちにくいんですよね、福祉車両は。
②一旦購入すると、手放すまでに長期間を要する
私もAZR60ノア車椅子2脚仕様のタクシーを手放す・買い換えようと思うまでに11年近くの期間を要しました。
日本人独特の「物を大事にしよう」精神もありましょうが、適切なサイクルでメンテナンス費用をケチらなければ国産車は余裕で10年はもってくれます。車両特有の故障事例はありますが、基本、メイドインジャパンの車両は長持ちします。
「そうそう買い替えられない」「基本、長持ち」「物を大事にしよう」
これらの心理的要因が重なって福祉車両が流通しない→購入したいニーズが満たされない
という循環になってしまいます。しょうがない事なんですけどね。
さて、そうはいっても、肝心かなめの車両そのものが決定しなければ、「一般乗用旅客自動車運送業(福祉限定)」の事業許可・申請が出来ないわけです。
寝台車なのか・軽自動車なのか・スロープ車なのか
貴方がどのタイプ・車種のクルマで介護タクシー事業を行おうとしているのかの情報を申請用紙に記入しなければなりませんからね。
福祉車両の全体数が一般車両に比べて圧倒的に少ない現状は分かって頂けたかと思います。
その現状を知ったうえでどういったアクションを起こしていけばいいのか?
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