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仕掛け買いの反動 → SQ値周辺の攻防

本日の日経平均は反落。日銀短観における大企業業況判断(DI)の良好な結果への評価が今一つな中、前日の米ハイテク株高を建て前、メジャーSQ前の先物需給の買い傾斜を主要因とする大幅高の反動により売りが先行。39,200円台ではテクニカル要因(10日線を意識した買戻し)が下支えとなり、午後はメジャーSQ値(39,434円)を意識した上下に。

東証主力株は売り優勢ながら、先物主導の軟調地合いだったため日経平均の下落幅に比べれば総じて底堅く推移。

中小型株は 4384 ラクスル、5032 AnyColor、6966 三井ハイテック、6721 ウィンテスト、215A タイミー、219A HeartSeed、9556 Intloopなどに短期資金が流入。直近騰勢を強めていた銘柄に陰線が多発している印象。

日経平均 39,470円 -378、Topix 2,746 -26

日経先物 39,470円、為替 152.87円/ドル

NYダウ先物 43,970ドル -8
今週の展望(12/8)にて「押し目買い優位ながらも上値が重い、38,800-39,800円レンジの推移」とした日経平均の終値は月曜の39,091円 → 木曜39,849円→本日39,470円...と概ね想定内で推移。

来週の日米中銀会合に関しては「サプライズなし → イベント通過による買い安心感の高まり」による買い材料化を本命視していますが、日経平均(先物)への影響度の大きい米半導体株(SOX)が下値不安を抱えているだけに、上下双方のブレに備えたいところ。

個別戦略に関しても、★ 三菱重工(7011)をはじめとする東証主力系の逆張り(突っ込み買い・吹き値売り)スタンスがしっかりと機能。中小型株は、マイルドな上昇波動狙いの☆ Kubell(4448)の大幅高、☆ 昨日からの新銘柄の好スタート、短期指向の☆ カイオム(4583)の急騰など不安定な地合いに比較すればまずまずの展開に。

来週も‘地合い頼み’タイプ銘柄を軽視しながら、日銀会合後に予想される物色テーマの変化も念頭に銘柄選別と売買戦略をご提案していく予定です。

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