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『加油!好男儿』全国決勝大会〜大殺戮の果てに〜

第一戦では6つの地区ーーー北京、武漢、瀋陽、杭州、上海、重慶 から、34人の選手で戦われ、武漢VS瀋陽、重慶VS杭州、北京VS上海という組み合わせで歌とダンス対決を行った。敗けたチームから一人ずつ落伍者を出し、先ず12人がここで淘汰されていった。

瀋陽チーム。李巫煒が去る

名前を呼ばれた選手は潔く『好男儿』のバッジを外す。

杭州チーム。王璐が去る。

仲間に別れを告げる。約一か月、寝食を共にし、慣れないダンスの訓練、さまざまな取材や番宣、イベントへの参加や慰問活動などを重ね、お互いを兄弟と呼び、文字通り苦楽を共にした。

瀋陽チームは更に宋帥を失った

第一戦第二ラウンド、最終ラウンド

各チームの冠軍選手6人を一旦離し、獲得票数上位の選手が四人、名を呼ばれた。
暁晨はその中でトップだった。

ここまで来ると何が基準なのかもう全く分からず、次に名前を呼ばれるのは自分かもしれないという覚悟と不安に選手全員が見舞われる。暁晨は緊張した面持ちだったものの、名を1番に呼ばれた瞬間、顔を引き締めガッツポーズ。
魏武と怡川、二人の喜びように度量を感じる。この時名を呼ばれたのは他に陳澤宇、郭帥、向鼎だった。

傍らの天宇を笑顔で見るが、天宇はまだ先程の鍾凱のショックと、これから仲間を失う不安で俯いたままだった
怡川の表情もだんだん堂に入ってきた

魏斌、怡川はラストラウンドで更にそれぞれ歌を披露した。

大掛かりなセット

最終ラウンド査定。既に残っている選手はユニフォーム姿。
このようにゴンドラに分かれて乗り、落伍者のゴンドラが五秒読みののち降下するという演出。
それまでと違いチームメイトとハグできない。何とも寂しい。

北京チームの厳峻

降りてゆくさい、両手を挙げ、自身の健闘を讃える厳峻。ピアノが堪能だった彼は俳優となり、今母校の北京電影学院で後進の指導にあたっている。同じ北京の李広旭も同じ北京電影学院の04級表演系。

教え子である呉磊らと撮ったもの。
最敬礼で締め括った怡川
魏斌は地区大会でもラスト待機組だった

最後の組、魏斌。魏斌はこの日が誕生日だった。皆にバースデーソングを歌ってもらう。

怡川も魏斌も残った!
抱き合う4人。固く固く。
武漢の5人は、1番早くに選出されたチームだったため、5月からこの7月まで、他のどの選手よりも長い時間を共に過ごした。
その絆は深く、強い。鍾凱を失ったこの日、5回もの関門を潜り抜け、奇跡的に4人残った。
まだ一緒だ
まだ一緒にいられるーーー
涙を見せない怡川が感無量で魏斌を抱き締めているのが印象的。

結局大殺戮の果てに
北京2人(江洋、郭家銘)、上海3人(巫迪文、宋暁波、沈人杰)、重慶2人(蒲巴甲、向鼎)、杭州3人(呉建飛、陳澤宇、郭帥)、瀋陽に至っては程顕軍ただ一人という様相に。
そんな中武漢は鍾凱の一人が犠牲になっただけで、暁晨と天宇は試合を免れ、魏斌と怡川はPK対決を生き残った。
武漢五強の奇跡は続くーーー


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