暁晨婚礼〜Happy 5th anniversary🌹❤️ Part2
結婚式
結婚式当日朝、さっそく暁晨から動画が上がった。
当日の暁晨の出立ちはーーー
一目見て、私は声を上げたものだ。
そこには、伝統的な赤ではなく、青の馬褂を纏い、黒の丸サングラスに髭をたくわえた姿があったからである。
王伝君、赫雷、馬天宇、上白と、全員が俳優という中にあって、この独特のオーラ!✨✨✨
イカす〜❤️❤️❤️✨✨✨
伴郎の四人に関しましては、Part1をご覧下さい。
暁晨の婚礼馬褂(礼服)。
北京の藤薰定制という高級伝統服店のオーダーメイド。
龍、祥雲、波というめでたいモチーフが刺繍されている。
下は黒という、一風変えてきた色合わせ。
ブランデーを煽りながら!
こういった破天荒な振る舞いも最高に決まる。
しかし、こうした暁晨の振る舞いや外見は、彼の普段からの飾らない姿を知らない、伴郎の天宇、伝君の情報に釣られて式の様子に首を突っ込んだ一部のメディアからは快く思われなかったようだ。
知らない奴ということは売れてないということであり、ましてや新婦も一般人。ネタはこの"ふざけた、だらしない"身なりの新郎くらいだ。
"新郎は髭も剃らず化粧もせず、サングラスという格好だ。どこの誰がこんな姿の者を新郎だと思うか?着ている礼服も老けているように見える。
新婦はといえば一般人だ。
無名の俳優と一般人の嫁、結婚式だから表向き祝福はされるだろうが、この結婚式が話題を呼んだ理由はただ一つ、伴郎につきるだろう"
"新郎張暁晨はオーディション番組《加油!好男儿》で芸能界に入ったが、この年の上位3名ほか目ぼしい選手は悉く売れず消えていった。
張暁晨は数多の作品に出演して生き残った稀なケースだが、それとても脇役、端役ばかりで、人気という点では同期デビューの馬天宇には遠く及ばない。
となれば、この結婚式での注目は新郎ではなく、やはり馬天宇だ。爽やかにタキシードを着こなし、ハンサムでスター性は言うまでもない。間違いなく、この式の主役である。誰が見ても新郎はこちらの馬天宇だと思うだろう"ーーー(発布114記)
よくもまあめでたい結婚式にここまで(紹介したのは一部)書いたと思うほど酷い記事で、一年目リアタイしたときは写真だけを、二年目は動画の字幕を自力で訳し、四年目(去年)当時の記事を訳そうと頑張ったときにこの記事を見つけ、大変私は傷ついた。
私はメディア慣れしていないため、こういった記事はタイトルや内容で閲覧数を稼ぐためにここまで酷い表現をするものと聞き、納得したものの、暁晨の痛いところをじつに突いていると思った。
この三文記事をさて置いたとしても、結婚式の多くの記事が、寿ぎながらもイマイチ新郎については詳しく把握していない感じがよく出ていた。
何しろ情報が発表されてから2日しかなかったのである。
どれほど探そうと、二人と暁晨の関係は"デビューのきっかけとなった番組以来の親友"としか分からないはずだ。
"なぜ"なのかは、暁晨自身の人柄を知らなければわかるわけがない。
伝君の普段の服装がなぜそういった、飾らない、言ってみればだらしない格好なのか、なぜセレブを気取らない自然体なのか。
二人がお互いに影響し合い、慰め合い、励まし合ってきたか。
人見知りで拘りが強く、頑なで繊細な天宇がなぜ、こんなにも心を許し、忙しい中ねじ込んで駆けつけてくれたか。
それは二人が、暁晨をかけがえのない親友、兄のように家族のように思ってくれており、心酔し尊敬してくれているからだ。
ゲストの誰より売れてなくとも、集った面子の豪華さに首を傾げても
誰が何と言おうと、この日の主役は暁晨なのだ。
紅包というご祝儀袋を用意する伴郎たち。
この量!
相場はどのくらいなのか、私は知らないが…
いざ花嫁を迎えに行かん!
新郎たちは花嫁のいる部屋へ押しかけるが、花嫁がわはそれを阻む。"手放したくない"という意味がある、伝統的な通過儀礼。
花嫁がわは、"紅包をいっぱい寄越しなさい"
などお金を要求したり、花嫁への愛を確かめるクイズなどを出題したりする。
"早く入れてよ
『私は醜いアヒルの子 グワッグワッグワッグワッ"
泣き落とし作戦⁉︎
晴れて入室!
新婦詩婭さんの装いは
牡丹と波が緻密に刺繍されたスカートタイプの伝統服。
袖口は新郎のものとお揃いだ。
新郎は汗だく。馬天宇が汗を拭ってくれる。天宇も13年経ってだいぶ頼もしくなった。
かつては皆がハラハラする危なさがあった
さて余興タイム!
まずはキス・ゲームその一
上白&赫雷、天宇&伝君のペアで口紅を塗りたくり、キス!❤️❤️❤️
皆さま、なかなか見られるものじゃありませんよ!
特に手前の大物二人!
キス・ゲームその二
薄紙を口だけでリレー
伝君→赫雷、赫雷→天宇、天宇→上白、上白→暁晨、暁晨→詩婭さんだが
赫雷は上背のある伝君から貰うのに四苦八苦。
天宇はさすがのスマートさで素早く上白に渡すも、暁晨の濃厚なアクションに伴郎初体験の上白は戸惑いまくりだ
俳優の腕の見せどころ⁉︎変顔大会!
暁晨と伝君が同立かな
新郎新婦も❤️❤️❤️💙💙💙
伝君の背丈を活かした輪投げも!
こういうセンスがいかにも暁晨!
正面からの写真がぜひ欲しかった
新郎誓いの言葉(その一)
馬天宇、赫雷、上白のそれぞれのショットより
取り囲む取材陣がすごい
馬天宇&王伝君のおかげでこの感動的な式が知られて感謝だ
いろいろなことがあった
けれどもこうして
一緒になれたのだ
赫雷笑
暁晨のキスは濃厚だからねえ❤️❤️❤️
またドラマで見てみたいわ
両親への献茶🍵🍵🍵
お嫁さんは新郎の母親から金の腕輪やネックレスを貰うのが習慣
さあつぎはいよいよ披露宴!!
新郎暁晨の愛が大爆発!!❤️🔥❤️🔥❤️🔥
披露宴の設え
結婚式を新婦詩婭さんのため挙行しようーーーそうと決まれば、アイデアが迸るのが張暁晨だ。
普段から人と同じに過ごすことを嫌い、それがためにこの世界に入った。
派手なことをして目立つためでなく、己を内面から改善したい、と志したそのときから、ただひたすら内面を磨くことに励んできた。
有名でもなく地位もなく金も大して持たないこんな自分と人生を歩んでくれる詩婭さんのために、二人の人生の門出にふさわしい式を用意したい。
二人はプランナーの元を訪ねた。
そこで暁晨が語ったのはーーー
"風が落ち葉を吹き飛ばし、その落ち葉は土に還り土を肥やす。その肥沃な土壌は香り高い果実を育む。時をかけたゆまぬ努力を重ね人生を実り豊かなものにする、それが僕の『結婚』です"
まさに秋生まれの暁晨が考える人生観。
しかし面食らったのはプランナーだった。
"この新郎は一体"
と思うほど、その口から飛び出すイメージとそこに込められた精神性。結婚式にそんなもん掲げてくる客が、どれほどいるだろうか。
そこは、ピンクのバラも色とりどりのバルーンも、ハートマークも一切皆無の、渋過ぎる侘び寂び迸る世界ーーー
ただでさえわかりにくい抽象的な表現(しばしば言ってる本人も分かっていないことがある)に付き合い、
精緻にディスカッションをしてせっかく具体的に決まったものも、暁晨は突然友人に貰った提案によりまた別のイマジネーションを爆発させ新たな企画をぶち上げるという繰り返しで、大変スタッフも苦労した。お察しします…やるとなったらとことん遊ぶ、が彼の信条なので…
"セレブの結婚式といえばプランナーに丸投げ"という、セレブでなくとも、なスタイルに慣れていたスタッフたちを引きずりまわし、疲弊させ、暁晨は最終的に"史上最難関新郎"という名で讃えられた。
披露宴前日、暁晨は馬天宇や媒酌人の陳坤殿下らの接待をし、打ち合わせをした後、全てセッティングが終わった式場にまた現れ、式次第の細部の確認と、会場を見に来た。"何か心配な点でも?"そう訊いたスタッフに、暁晨は"あなた方を信頼しているから、それはないです。ただ僕も参加したかっただけ"と笑った。
式の計画から完成までここまで積極的に関わることで、人生で最も重要な儀式で詩婭さんに対する彼の愛を示したかったのだ。
スタッフはその暁晨の気持ちを最大限汲まんと、彼の提案を具現化した。
"侘び寂びのある、中国本来のシンプルなデザイン"
"この世の万物のエネルギーと、人生と夢と感情の交わり"を表すため山、海、花というモチーフが選ばれた。
ディスカッションを繰り返すうち、スタッフらも次第にその世界観に引き寄せられていったという。
無駄を省きシンプルを極めたとしても、見た目の魅力を失ったり(シンプルすぎてショボく見えないようにする)、清廉で純粋さを表そうとして生命力を失ったりしないようにスタッフは熟考した。
詩婭さんの好きな緑色をメインカラーとし、年配の招待客が中国の結婚式の伝統色である赤色がないことに抵抗を覚えることがないよう、自然の色で構成し、配した竹林から伸びる花や葉は、爽やかで生命力に満ちた感じになるようにした。
白を多用することで中国画の余白を模し、想像力の余地を与えた。
会場のホテルのロビーの壁には、山海経に登場する動物たちが大理石で象られていた。
そこに高さの違う台を配し、壁画と床の空間を繋げた。鏡を設け、映り返しによって"初心を忘れない"という意味を表した。
起伏した回廊には、新郎新婦が人生の困難を乗り越え、幸せな未来を築けるようにという願いを込められている。
会場の中も外も竹林と花で囲まれ、歩むうちに癒しを与え、純粋さ、素朴さ、感受性、そして大きな愛という、二人が大切にするものを観客に伝えることができる。
外のスイーツテーブルは、元の無機質さを撤廃するために高低差をつけ、静かでリラックスできるようにしてある。
式場内壁にはコンセプトである、山、海、花を表すレリーフが施され、メインステージの白の壁を引き立てている。
霧の中に浮き上がる白の舞台へと光が一筋に通り、"輝く未来への吸引力"を強調する。
『どうすれば真に純粋な人間になれるのか?』
暁晨の疑問には千利休の言葉が参考の材料に使われた。
"塵一つない庭は寂しすぎて侘びがない。落ち葉が少々散っている方がいい"
招待客
この披露宴に集ったのは約300人。
暁晨が芸能生活13年のあいだに交流のあった人たちだ。
モデルからアイドル歌手を経て俳優になった暁晨。
招待客はモデル仲間、カメラマン、歌手、メイクアップアーティスト、俳優なかま、ドラマや映画製作の監督やスタッフ、所属事務所のスタッフ、友人たちなど多岐にわたった。
陳坤殿下と周迅妃殿下(hanorosesは暁晨のボスである陳坤には《鳳凰の飛翔》の皇子役に因んで"殿下"の称号を、同じく社長の周迅も"妃殿下"の称号で呼ぶ)。陳坤殿下は今回媒酌人を引き受けて下さった。
康琳浠。暁晨とは、2010年、彼が主役を務めた《再見、我的愛人》で相手役だった。
このほか、はじめてのドラマ《青蛙王子》、また《快楽ELIFE 》などでお世話になった王碩監督、はじめての主役を務めた《新西廂記》、また《東方戦場》の路奇監督も招待されている。
『好男儿』同窓会
暁晨はこの式に、伴郎である馬天宇、王伝君だけでなく、何人かの『好男儿』時代からの親友を招待していた。
『加油!好男儿』。
もはや伝説となった2006年のこのオーディション番組は、多数のスターたちを生み出した。
暁晨と同期の俳優は、馬天宇、蒲巴甲、巫迪文、呉建飛、陳澤宇、毛方圓などがいるが、天宇以外は今ではあまり活躍していない。その一つ下、第二季にあたる出身者は豪華で、王伝君をはじめ井柏然、付辛博、李易峰、張超、姜潮、戴向宇などがいる。
この式では、暁晨と同期の全国大会10強が多数出席し、さながら同窓会の様相で、話題をよんだ。
(全試合の模様は下の記事より順を追ってお読みください。hanorosesが渾身の愛を込めてまとめた記録です。当初は暁晨の部分だけを取り出すはずが、あまりの感動的なドラマ、あまりの『好男儿』たちの健気さに心打たれ、いつしか番組全体のレビューとなりました。ぜひ。)
武漢五強。武漢から5000人余りを勝ち抜いたチャンピオン馬天宇をはじめとする五人は、全国大会に出て鍾凱以外の四人が全て10位以内という、応募総数20,000余りの中で奇跡的な残留数を誇り、"無敵の武漢"と呼ばれ伝説となった。
左から魏斌、馬天宇、暁晨、鍾凱、陳怡川。
実は13年ぶりに彼らが会ったかというとそうではなく、暁晨と彼ら、または彼ら同士はこれまでしょっ中会っている。それほど、『好男儿』というのは彼らに精神的な結びつきを齎した。芸能圏外になってしまったメンバーも、活躍しているメンバーも、関係なく。
暁晨が今回彼らを招待したのも、至極当然のことだ。『好男儿』がなければ、今日の張暁晨はなかった。
これだけ集まり話題になったのは、めでたい席、ということ以外に、馬天宇が参加したことによる。
大して売れてない暁晨他と、今は一般人であるメンバーは好きなときに気楽に集まるが、天宇はそうはいかない。
8年ぶりに古巣の東方衛視での企画で彼らに再会した天宇が号泣したほどだ。
SNSでやりとりはあるだろうが、これほど何人もと再会するのはこんなこともない限り無理なのだ。
暁晨も、天宇も、常に『好男儿』から自分の芸能生活が始まったこと、そしてそこで学んだことを忘れたことはない。忘れることなどできるわけがない、と暁晨は言う。
始まりだったからだけでなく、芸能生活全てにおいて、『好男儿』が教えてくれた。
どう生きるか、自分とは何であるかということまで。だからこそ、今があるのだと。
寿ぐために駆けつけてきてくれた大切な彼らに囲まれ、最高に愛する人と結婚式を挙げる。
こんな幸せなことがあるだろうか!
感動の披露宴の模様はPart3で!