植物図鑑(小説) 感想

「レインツリーの国」の後、すぐに読んだ有川浩さんの作品がこれでした。映画があったことを知っていたので、全然わからない作品もないしなぁという気持ちで買ったのですが。

「レインツリーの国」以上に胸キュンが止まらないというか、こんな恋愛してみたいという感じでした。

突然目の前に王子様が現れた!といえば聞こえはいいですが、身元の知れない青年が目の前に現れて、ひょんなことから同棲することになったあとは、特別ドラマティックなことがあったわけではないと僕は思っています。

それでも、休みになれば野草を採りにいき、料理をし、少しずつさやかとイツキの仲が近付いていくのは素敵で、自然と応援したくなったのを覚えています。

僕としては、「レインツリーの国」「植物図鑑」の二作を読んで、「どうしてこんなに素敵な関係を書けるんだ……!」という意味合いの感動が強かったのですが、「植物図鑑」は特に、何周もしちゃえるくらいに好きな小説になりました。

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