ボンバーガール 防衛の考え方#17 初動の精度を上げる

こんばんは、づーやんです。
今週の記事は主にブロッカーの初動についてです。
基本GA帯を前提とした記事を書いていましたが、今回は全てのランク帯で意識しておきたい内容だと思っています。

ブロッカーが初動で取るべきアクション

ブロッカーが初動で取るべき行動は以下の3つ

  1. 築城を完成させる

  2. 自身のステータスを揃える

  3. 可能な限り経験値を掘る

初動の精度を上げる事でこれらの3つを出来る限り早く終わらせて前線に合流する事を目指したい。

築城を含めた初動の手順を最適化する

上記3点を最適化するために何を最適化する必要があるかを考える。

壁を最速で回す

ボンバーガールのスキルにはリキャストタイムが設定されており、築城を最速で完成させるためにはウォール系のスキルのリキャストを余らせる事無く回す事が重要。
築城を考える上では何処に置くのかだけでなく、それぞれの壁をリキャストから逆算してどの順番に何秒のタイミングで置くかを考える必要がある。

ステータスを完成させる

ブロッカーは築城と並行してステータスを完成させる事も当然重要。
ブロッカーが拾うべきステータスはボム1、火3、足3と少なくないため、掘りも当然それなりに行う必要がある。
ブロッカーが掘る位置は基本的にブロック配置がある程度は固定されているケースが多く、出やすいアイテムもある程度決まっているため、掘りのために何秒に何処にボムを置いて~、という掘りの1つ1つのボム置きもほぼ固定化出来る事が多い。
ブロッカーに限った事ではないが、ステータスを完成化させる、少なくとも3/3/5までは必須なのでステを効率よく集める事を意識する必要がある。

上記を両立させる

上記2つに優先度の差は無いため、上記の2つを両立させる事が大切になる。
当然壁を置く間はスキルの硬直でボムを置けないし、ベース内の築城を作るためにベースに歩くとその歩いている時間は掘りに寄与しないので、時間当たりに掘れる量は他のキャラクターよりも少なくなる。

そのため壁を最速で回しつつ、ステを完成させるために最高効率で掘るための手順を考える必要がある。

上記を進める上で重要な事が3つある。

一つは築城を最適化するためには足の速さが重要だという事。
これはボマーの掘りでも同様だが、最速で壁を置くマスに移動したり掘りたいマスにボムを置くためにも足は重要。
最初の数手の掘りで足を確保しながら、築城を行う方が時間を効率化しやすい。

もう一つは、壁を置く際にはボムを置けないため、ボムを置けないタイミングで壁を置く方が効率が良いという事。

具体的にはボムを置いて爆発するまでの間に壁の硬直を消化する事で、壁の硬直が与える掘りへの悪影響を最低限にする事が出来る。

最後は、壁スキルを最速で使ってリキャストを回す必要があるのは、そのスキルを再度最速で使いたい時だけの時。
どういう事かというと2回使う事がほぼ無い極上ウォール系列は、その後のボイスが最速のタイミングで欲しいわけでない場合、最速で使う必要が無いという事。

極上ウォールは貯まったあと、すぐ使うよりも歩数を節約するために2連続で壁を近い場所に置きたい時に活用した方が、結果として手順を最適化出来る事が多い。

極上ウォールの硬直中に通常ウォールのリキャストが回る事もポイントで、通常ウォール>極上ウォール>通常ウォールと淀み無く置けるタイミングで極上ウォールを使うのがベスト。
多くのマップではコの字を作るタイミングで通常ウォール>極上ウォール>帰還or前線に上がりながら通常ウォールと引くのが最適な手順になる。

ブロ以外の3人で築城の手順を最適化する

最速でブロッカーが壁を置けるようにする

築城を最適化する上では、ブロッカーがウォールのリキャストを最速で回す事が重要。と前項で書いたが、そのためには他ロールの理解が必要なマップもある。

初期リス右のハードブロック右に壁を置きたいが…?

どちらかというと古いマップがそういう構造をしている事が多いのだが、例えば昨季のボムタウン7は上記画像のようなブロックの配置が基本。
ブロッカー視点で考えると、ベース右側/上側は掘るソフトブロックが少なく、ステが不安なために初動でベース周辺を一定掘り進めてステを揃えながら、初期リス右のハードブロックに隣接した位置に壁を置きたい。
ただし1人では最初のリキャストが貯まった時には壁を置きたい場所のソフトブロックを掘り切る事が不可能である。
こういう時はブロッカーが最速で壁を置けるようにボマーやシューターが初期リス右のブロックを少し一緒に掘ってあげる事がベストだと自分は考えている。

ブロッカーが最速で壁を置けるように、チーム全体で掘りの手順を意識しておきたい。

盤面を見て初動を調整する

初動はある程度テンプレ化するべきものだが、盤面の状況を見て臨機応変に調整するべきだと考えている。

押し込まれそうなら早めに上がる

主にシューターorボマーが掘り進んでいるが、他2人の合流が遅く初動で人数不利になりそうなケース。
こういうケースは中央で人数不利を取ると、そのまま雪崩れ込まれて不利を背負いやすいので、3人の掘り状況を見て、残り2人が帰還をしていたり、堀り位置が後ろ気味な事を確認した時、先頭を掘るシューターorボマーと早めに合流する選択肢を持つ。

後逸していたならすぐにカバーに入る

シューターが初動で後逸orデスをした場合、シューターが下がり防衛出来るポジションに入りなおすために時間を稼ぐ必要がある。
そのためには築城を切り上げてカバーに入り、自分が守る最終防衛ラインを押し上げる事が重要。

相手がベース周辺まで来てしまえば置いた築城はすぐに壊されて無意味になるため、築城が終わっていなくても盤面を見てシューターがミスをした際にはカバーにすぐ入れるようにすべき。

シューターが強く守れているなら壁を増やす

上記2点とは別で、築城を延長するパターン。
初動の中央で前衛含めて合流が早かったり、シューターが早々に1枚キルを取って高い位置で防衛出来ている時は、すぐさま合流する必要性が薄いため、ベース周辺や道中に有効な壁を追加する方がトータルでプラスになりやすい。

特にモモコやプルーンなどの壁のリキャストが早いキャラは柔軟に壁を追加しやすいので(アクアグリアロもリキャストは早いが、早々に1枚落とせているとか出なければ早めに合流した方がキャラ特性上強い場合が多い)使う時は特に意識したい。

上手いシューター程道中で追加した壁を有効に使って守ってくれるため、相方が強い時はしっかりと壁を増やして相方が強く守れる時間を増やしたい。

おわりに:初動を勉強するという事は何か

初動はボンバーガールの中で細部を詰めるとかなり重要な事であり、レベルが上がれば上がるほど初動で取られた細かいアドバンテージが勝敗に繋がっていくと感じています。
一方ではレベルが相対的に低い(BC以下)試合では初動の精度で大きな差が付けられるので、精度を上げる事で対面と大きな差を付ける事が出来る事でもあり、🍝帯からGA帯まで等しく重要なテーマだと考えています。

特に今回の記事で伝えたかった事としては、初動は壁を置く場所だけでなく、壁を何秒で何手目に置くか、最適な掘りと築城を両立するために1手目、2手目、3手目、4手目…とボム置きをどこに置くか、という細部の手順までを最適に行う事が「初動を考える」という事です。

偉そうな事を言ってしまいますが、配信などで「初動を勉強しました」と言うのであれば壁を置く位置だけでなくその手順やボム置き1つ1つまでを覚えてコピーする。くらいまでやって正しく「初動を勉強しました」と言えるのだと思っています。

少なくとも最上位のブロッカーの動画を見れば、同じマップ/同じキャラであれば築城と掘りを終えて前線に合流するまでの壁を置く順番、秒数からボム置きの手順まで毎回かほぼ同じ手順になっているはずです。

以前ある方が「最初の45秒だけは誰でもグラAになれる」という言葉※を残していますが、その通りだと思っていて、ブロッカーを練習しようと思っている人であれば、初動こそが座学の成果が一番出る部分だと思うので、まずはここから取り組むのが効果的だと考えています。

※ 正確には違いますが特定のプレイヤー名を出さずにニュアンスが通じるように改変しています

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