人生で1番大好きな推しに遭遇した話
10年以上推し続けてる大好きな人に遭遇した。
プライベートで生きている彼に。
よくオタクが、
○○くんに遭遇しました!!□□してくれた!
とか言っているのがオススメに流れてくるけど、
自分の推しが誰かに絡んでるのとか聞きたくないんだが!と思ってきた同担拒否オタクなので
推しの名前を伏せてこの気持ちを残すことにした。
所詮オタクは
マウントをとりたい生き物だから。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
2024年10月某日
買い物中の推しと、買い物中の私
「あれ、○○くんじゃない?」
私と一緒にいた子が言った。
そんなわけあるかい、と思いつつ振り返ったら、
後ろ姿が完全に推し!!
あの足、歩き方、姿勢、服、
完全に推し!!
なんならインスタであの格好見た気がする!
声をかけるべきか
いやでもガチガチプライベートじゃん、
プライベート話しかけられるの絶対嫌いじゃん、
とか思いつつ、
なんか歩くの遅いし、なんなら振り返ってきたし、
いやもはや気付かれたいまであるんじゃね?
みたいな自意識過剰モード
こんなことないよ!と背中を押されて
違ったらどうしよと思いながら声をかけた
すみません…の時点でもう100%私の推しだった
私の大好きな、ずっと見続けてきた目
もう私の世界には彼しか写ってなかった
私の推しは、人は好きだけど、
パーソナルスペースを崩してくる人はガン無視する
だから最初の一言がすごく怖かった
無愛想だったらどうしよう…
でも彼は想像以上だった
初手からボケてきた
ファン相手に、プライベートで初手からボケ!?
めっっっちゃくちゃ安心した
私の大好きな彼そのままだった。
正直今までは
彼のアイドルとしての姿しか推してなかった。
プライベートがどんな姿でも、
ステージやテレビでアイドルとして生きてくれてればそれで良かった。
逆に、彼のわがままな裏の姿を感じてたから、
ぜんぜんリアコではなかった。
なのに、
初手からボケ!?
もう、好きじゃん、プライベートも好きすぎじゃん!
もはや上手くツッコめなかったの悔しいまである。
なんとか握手して、ライブ行きますって伝えて、
その場を乗り切った。
そのあとエレベーターホールに彼は隠れていった。
遭遇し終わった瞬間、
涙がボロボロこぼれて止まらない。
ほっとしたら泣けてくるってこれか!!
って思うほど、足もガクガク涙はボロボロ。
本当は逃げてしまいたいぐらいなのに、動けない。
しばらく壁に向かって泣き続けてたら
エレベーターホールから彼が出てきた
いや、エレベーター乗らんのかい!
と思ったのは置いといて、
まだいるの?どした?みたいな顔で、
こっちに向かってくるの!
いやいやいや、マジで今、最上級にブスだから
これが俗に言う
見ないでくださいのやつや!と思いながら
スマホで顔面隠して、
数分ぶりの再開を果たした推しの顔を見る
さっきと顔が違った
さっきはすっごい余裕そうに笑ってたのに、
なんか本気で心配してくれてる
めっちゃ見られてる
むり隠れたいもう上の階に上がってくれ、、
なんにも喋れないでいたら、
一緒にいた子が、10年以上好きだから泣いちゃって…
と伝えてくれた。
それ聞いた彼の顔!
まじめなモードの時の
ちゃんと考えてる時のあの顔…
そして、彼は言った
「なんか書こっか?」
は!?
サインとか、NGじゃないの???
どういうこと?なにこの神対応??
いやでもまて、買い物にペン持ってきてないやろ
でも悔しい、せっかくこんなこと、、
ぐるぐる考えて
結果
iPhoneのメモ
データでサインもらうやつ今までおった???
初めてじゃない???
もしかして、推しの初めてもらっちゃった???
真剣に書いてる時のおてても顔もめろくて、
この空間だけハートが飛んでたと思う
最後、締めの言葉どうするか?!って
もう頭パンクしてるし、、
本当はずっと、
いつか遭遇したら
「ありがとう」って伝えようと思ってたの
でも、まじで文章が喋れない!
で、出てきた言葉
大好きです!!
いや、急に特大の告白しちゃったじゃん!
それに対する彼の反応
ふふっありがとう☺︎
いや、引かれてるやん!
やばって思ってるやん!
でもその笑い方、めちゃくちゃめろいです!
で、ようやくバイバイしたわけなんだけど、
結果
推しって最強
ってことが分かりました
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ほんとうにね、
こんな広い世界で、同じ建物の、同じフロアに、
たくさんいる芸能人のその中で、
大好きな大好きな大好きな人に出会うっていう
オタク人生史上1番の幸せ。
最近、そろそろ今までみたいな推し方
やめる頃合かな〜って思ってたの
推しもおじさんになってきて
ちょっとショックだったから
でもね、目の前で見る大好きな推しは、
どんな瞬間よりもかっこよくて、
今まで推してきたこの時間を遥かに超えるくらい
いちばん大好きだって思った
全然普通にリアコ枠いけました
オタクになった人はきっと
誰もが推しと遭遇する妄想をしてきたと思う
平成を生きてきたオタクは特に
絶対ない…って思ってきたけど、
でもあるんだな、こんなこと、起こるんだな
純粋に推してれば、報われるんだな
私はね、やっぱり声かけはするべきだと思う
たしかに嫌な人もいるだろうし、
まあ今回は人もいない場所だったから
っていうのもあったけど
その瞬間話しかけて、推しに嫌われたって、
これから推しが自分の人生と交わることなんて
きっとないし、
その一瞬の自分の幸せ、優先していいと思う
迷惑かけない程度ならね
きっと推しには、純粋な気持ちは伝わるんだと。
きもいオタクに遭遇させてごめんね!
大好きだよ!いつもありがとう!
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