はじまりはスペインから。色褪せないタイルの魅力に出会うまで
最愛のペットを亡くした経験から、ペットとその家族の幸せに貢献するためになにかしたいと考えたときに、私だからできる方法が「メモリアルタイル」を作り販売することでした。
【前回記事】ペットとの別れ〜動き出すきっかけ↓↓↓
そもそもメモリアルタイルとは
メモリアルタイルとは、
ペットをはじめ大切なものやその人の思いの一部を「タイル」に描くものです。
写真や記憶とちがい、タイルは色褪せることがありません。タイルに思いを込めることで、瞬間が永遠になり、思い出とともに生きていくことができると考えています。
タイル作りに取り組むきっかけとなったのは、友人と行ったスペイン旅行がきっかけでした。
感性がうずいたスペイン旅行
友人と「行ったことがない」とう理由だけでふらっと訪れたスペイン。眩しいほどの明るくカラフルな街並み、青い空とカラッとした乾いた空気は、日本とは真逆のように感じられました。
お土産屋さんには、カラフルなお皿や雑貨が所狭しと並んでいました。食卓に並べるならどんな料理かな、部屋に飾るならあの窓際かしら?なんて考えているうちに、1時間近く滞在していたようです。
なんだかいままで触れてこなかった自分の中にある感性が刺激され、パッと世界の見え方が変わるような、慣れ親しんだ暮らしにワクワクするような、不思議な感覚でした。
絵付け教室からタイルの世界へ
帰国後、ひょんなことでスペインタイルアート工房の存在を知り、すぐにタイル絵付けのレッスンに通い始めました。
5年ほどかけ、タイルの通年コースで学び卒業。その後もタイルの技法ごとの専門コースを3つほど受講し、講師養成コースを修了しました。
この頃にはすっかりタイルの魅力のトリコになっていました。
絵付けをして陶芸窯で焼成し、作品が出てくる時のドキドキ感ったら!
それから自宅で絵付け教室を開催したり、美術展に出展したりとタイル作りを続けているなかで、思いをタイルに込めて残す「メモリアルタイル」に出会ったのです。