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[39歳の日記#5]土曜の朝とかもめ食堂

11月23日土曜日 秋晴れの朝。

朝7:50にパッと目が覚めて飛び起きた。

わたし
「やばい!りんたろう寝坊した!!起きて!!10分しかないよ!!」

小5の息子りんたろう
「今日は土曜日。めちゃめちゃいい夢みてる最中に起こさないでよー。まったく〜」

母親として「セーフ!」な気持ちと、39歳のひとりの女として「ラッキーまだ寝れる〜♪」という気持ちの表情は一体どんなだろう。
(そんなことよりベタなドラマみたいな自分が恥ずかしかった)

先週ニトリで買い替えた冬用のモコモコの寝具に包まれて、モコモコのパジャマを着た息子を抱き枕がわりにぎゅーとしながら40分くらい二度寝した。

目が覚めると息子は多分私を起こさないように体勢を変えず、枕元に置いていた自分のスマホでゲームをやりながら私が起きるのを待っていた。

モフモフの息子をギューとしながら今日は夜の出勤までの時間何をしようか考えた。とりあえず昨日買った吉本ばななさんの本が読みたくなって、リビングに本をとりに行きカーテンを開けまた布団にくるまって10ページくらい本を読んだ。頭痛持ちの私は毎朝頭痛薬を飲む。薬を飲むためにお腹に何かを入れそれが朝食になる。ミレービスケットの1枚の日もある。

時刻は朝の9時半。

自宅で非公開の子供服の通販サイトを10年運営していて7月からは並行してワインバルでマネージャーとして夜働いている。通販は自分のペースで週に1度3時間だけのオープンだから、比較的無理のないスケージューで2つの仕事を回している。

夜外に働きにに出る私は朝と昼が比較的余裕のある時間。朝の身支度の時に映画やネトフリを見ることが多い。今日は2006年に公開された小林聡美さん主演の「かもめ食堂」が見たい気分だった。ヘルシンキでおにぎりが売りのかもめ食堂をオープンしそこで出会う人とのほのぼのとした日常。
私が今日「かもめ食堂」が急に見たくなったのは多分、昨晩夫が

「来年一番行きたい海外旅行はどこ?そこについて調べて!」

と言われて「北欧!」と答えたからだと思う。夫は夢を先に叶った前提でワクワクしながら夢を追うタイプ。

「かもめ食堂」は週末の朝にぴったりの映画。

かもめ食堂を見終わって特に感想はなかった。感想の沸かない映画ってのもいい。でもおにぎりが食べたくなってお昼ご飯はおにぎりにした。

15時。そろそろ化粧という分厚い気合いを入れて仕事に出る準備だ!