現役ドラフトの問題点と改善案
みなさんこんにちは!
前回、自己紹介で記事を投稿したので、
実質これが初めての投稿記事になります。
今回はプロ野球に関する話題で、
12/9に行われるブレークスルードラフト
(通称:現役ドラフト)について考えてみた記事です。
結論から言うと、
「現役ドラフトには個人的には賛成だが現行のルールには問題がある」と考えています。
現役ドラフトの目的・制度・ルールについて
ではなぜ問題があるかを語る前に、まずは現役ドラフトの目的・制度・ルールについて事前知識として知っておく必要があります。
各種参考になるものをリンクに貼っておきます。
・ブレークスルードラフトとは
・対象候補の予想
引用(ジメ吉の野球喰い様)
・動画でシミュレーションしてみた
引用(キッタプロ野球研究所様)
どこに問題があるのか…?
さてここから本題に入っていきます。
まず現役ドラフトの目的ですが、下記の通りです。
「出場機会が少ない中堅選手の移籍活性化を狙いとし、導入を希望しているもの」
要は元々実力はあるけど、チーム事情で出場機会が少ない準レギュラー的な選手の交換を球団間で行うことで、選手が活躍できる場を作り、飼い殺しを防ぐといったことだと思います。
ですので、本来は今年戦力外だったが現役ドラフトのために残した選手(以下、現役ドラフト要員)はもちろんですが、若手のプロスペクトを選出するのも少し違うのではないのかと思います。(チーム環境を変えて、一番効果が大きいのが準レギュラー的な選手だと思うので。)
別にルールの範囲内ならだれを選出しても問題はありませんが、目的にそぐわないような選手を選出するようだと、だんだん現役ドラフトはあってないようなもの、つまり形骸化していくと思います。
そのためにも12球団が目的を十分に理解し、現役ドラフトにふさわしい選手(準レギュラーの選手)を出血覚悟で!親心で!選出してくれる事を望みます!!
…だがしかし!
現行のルール・制度だとそれは厳しいのかと思っております!
そのように思う理由が下記の3つです。
(1)現役ドラフトの意図にそぐわない球団が現れる可能性があるため。
例えば9球団が準レギュラーの選手を選出し、
残り3球団が現役ドラフト要員を選出したとしましょう。
その場合おそらく、準レギュラーを選出した8球団間の中で選手の取り合いが行われると思います。(準レギュラーの選手を出しているのに、現役ドラフト要員をとりたいとは思わないからです。)
しかし、準レギュラーを選出した球団の数が奇数の場合、準レギュラーを選出した1球団が現役ドラフト要員を獲得し、現役ドラフト要員を選出した1球団が準レギュラーの選手を獲得することになります。
出し抜いた球団が賢かったと言われればそれまでですが、そうなると、各球団は出し抜かれないように準レギュラーの選手ではなく、現役ドラフト要員を選出するようになるのではないのでしょうか。
(2)放出先のチームが選べないため。
現役ドラフトはトレードと違って放出先を選ぶことができません。選出した選手がうっかり同一リーグのチームの弱点を埋めるということもあり得るわけです。
そのため球団はレベルの低い選手を選出するようになったり(現役ドラフト要員)、チームの情報を持っているキャッチャーが選出の機会を得にくくなる恐れがあります。
(3)指名順の低い球団は欲しくもない選手をとらないといけないため。
指名順が最初の方の球団は欲しい選手がとれたり、多くの選択肢の中から選手を選ぶことができます。
しかし指名が最後の方になると、選択肢が減り、出場機会を与えられないような選手(ポジションが飽和している選手)しか残っていない可能性が出てきます。
なら指名順をあげるために選出する選手のレベルを上げればいいのでは?と思うかもしれませんが、(1)の問題もあります。そうなると各球団がローリスクローリターンを狙って、現役ドラフト要員を選出するようになるのではないでしょうか?
以上の理由から、現行のルールでは各球団が現役ドラフト要員を交換するだけのものになってしまうのではないかと考えています。
改善案
…じゃあどうしたらいいのか?
下記のような条件を追加した現役ドラフトにすればいいのではと考えました。
・同一リーグの指名はできないようにする
・最低選出リストを2名+α名にする
(選択できる選手の幅を増やすため)
・現役ドラフト要員を選出できないようにする
ために、選出可能対象を一定の実績がある選手
からしか選べないようにする。
(実績のある選手は一定以上の年俸または
一定以上の打席数・投球回で判断する。)
では実際にどのようになるか流れでやってみます。
①各球団は選出リストを2名+α名以上の選手を選出する。
↓
②セはパの球団の中から欲しい選手を入札、
パはセの球団の中から欲しい選手を入札する。
↓
③球団の合計入札の多かった順に指名順位を決める。
入札数が同じ場合は今年の順位の低かった
チームが先に指名権を得る
※③のイメージ--------------------------
球団:入札数
ヤクルト:0 | オリックス :6
DeNA:1 | ソフトバンク:0
阪神 :1 | 西武 :0
巨人 :4 | 楽天 :0
広島 :1 | ロッテ :0
中日 :0 | 日本ハム :0
入札の結果指名順は次の通り
球団:指名順位
巨人 :1 | オリックス :1
広島 :2 | 日本ハム :2
阪神 :3 | ロッテ :3
DeNA:4 | 楽天 :4
中日 :5 | 西武 :5
ヤクルト:6 | ソフトバンク:6
-------------------------------------------
↓
④③で指名した選手とは関係なく、
指名順で欲しい球団から選手を指名する。
(ただし指名された球団を他の球団が指名する
ことはできない)
↓
⑤全球団が指名し終わったところで終了。
(2巡目は行わない。セパ参加球団の数を
合わす必要があるため)
…どうでしょうか?
こうすることで(1)(2)(3)は解決できるのではないでしょうか?
(1)は実績がある選手しか選出できないため
(2)は同一リーグに譲渡できないため
(3)は選出人数が多いため
現役ドラフトに間に合わせようと、急いで書いたので、説明がわかりにくかったり、考慮できていない点や認識のズレもあるかと思います。その時はどうか優しく、優しく…コメントを頂ければと思います。
みなさんの考えをコメント等でリアクションいただけると幸いです。
最後に宣伝!
今日12/8の20:00~、自分のTwitterアカウントにて現役ドラフトのスペースを開催します。詳しい内容は下の画像にあります。
この記事の内容についてもですが、どんな選手が移籍するのか予想をしたり、楽しくわいわい雑談できればと思います。ぜひぜひご参加ください!
【12/9 追記】
多くの人に参加頂きありがとうございました。
また後日、現役ドラフトの結果を受けて、
スペースを開催しようと思いますので、
ぜひご参加ください!
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