出来ないということは出来るようになるということ
出来ることと出来ないこと、どっちが多いか考えるだけで嫌な気持ちになる。
子供の頃は不思議なもので、「何でも出来る」と思っていた。
そして本当にほとんどのことが、出来るようになる、当たり前のように。
でも、大人になるにつれ出来ないことが増えていく。
これはどうしてだろう?
大人になるにつれ、出来ることと出来ないことが判断出来るようになったから。
そうではない、いや、合っているようで少し違う、本当のことを言えば全然違う。
正しくは、
大人になるにつれ出来ることと出来ないことを勝手に決めつけてしまうようになるからである。
難しいと感じたことは「自分には出来ないんだ〜」と自動的に思ってしまう。
そして出来ることだけをやる人間になっていく。
そうなるとどうなっていくか、頑張ることがどんどん減っていき人間としての成長は止まってしまう。
では、成長するのは子供だけだろうか?
いや、大人も十分に成長していける。
出来なかったとき、すぐに「出来ない」と諦めるのではなく出来ない自分をまず受け入れて、どうやったら出来るようになるかを考える。
そして実行してみる、これは一回ではなく考えつくあらゆる方法で何回もやってみることが大切だ。
どの方法でも出来なかったら、自分には出来ないのだと認める。
ここまでやって、やっと「出来ない」になるのだ。
子供の頃を思い出してほしい。
最初は出来ないことが多かったのに、どんどん出来るようになっていったのではないだろうか。
確かに子供の出来ないことって、簡単なことかもしれない。
それでも子供にとっては一つ一つが凄く大きな壁で、大人が「出来ない」と思う時と同じ気持ちに限りなく近いと思う。
子供は経験がない分、出来る・出来ないの判断が出来ない。
だから難しいことも「出来る(かも)」と思ってどんどん挑戦をして物凄い速さで成長していく。
大人は経験があるせいで、出来る・出来ないの判断を勝手にしてしまう。
だから出来たかもしれないことも「出来ない」と諦めて成長が止まる。
とっても勿体無いな、純粋にそう思った。
私は出来ないことが沢山ある。
例えば、
部屋の掃除や家計の管理、英語を話すこと、他にも沢山。
せっかく自分で出来ないことに気づけたのだから、少しの努力や意識で出来るようになるかもしれない。
出来ないということは出来るようになるということ
出来ないことが沢山あるのは出来るようになることが増えるということなのだ。
それってすごく楽しくて素敵で、生きがいのあることだと思う。
いくつになっても私は、伸びしろのある人間でいたいと強く思った。