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【「はじめに」全文公開中】『まんがで身につく ずるい考え方』前編


売り悩む百貨店の企画課で働く入社5年目女子の前に突然現れたキツネ。
キツネのずるがしこさに翻弄されていくうちに、ラテラルシンキングが身につき、仕事も人生も家族もうまく回りだす。7万部突破「ずるい考え方」のマンガ化!

2021年1月10日発売『まんがで身につく ずるい考え方』( 木村 尚義 著 /星井 博文 シナリオ /たかうま創 イラスト)の「はじめに」を公開します!

ずるい――
「その手があったか!」物事をよりうまく運ぶ考え方

真面目にやっているのに成果が出ない。
 一生懸命やっても結果につながらない。
 一方で、うまいことやっている人がいる。
 いったい何が違うのでしょうか。
 それは、“ずるい考え方”を知っているかどうかです。

“ずるい考え方”とは、「ラテラルシンキング」とも呼ばれ、日本では古くから一休さんのトンチ話で知られている考え方です。ある意味では、日本人に馴染みの深い考え方ともいえるでしょう。
 この“ずるい考え方”を活用することで、最小の力で最高の結果を導き出すことができるようになります。

ネズミのような小さな動物が勝つには“ずるい”が必要

十二支は12の動物で表されます。
 この動物を決めるにあたってお釈迦様が出したお題は、到着した順番は問うが、訪れる方法は問わない、つまり、それぞれの能力を使えというものでした。
 単純に考えると、ネズミのような小動物は、チカラ勝負になるとトラのように強い動物には勝てませんし、どんなに速く走ったとしても馬のような大きくて足の速い動物にはかなわないでしょう。辰(龍)にいたっては空を飛びますから、競争にすらなりません。
「小さいから負けるに決まっている」のは大前提。ネズミはこのことをわかっていたため、発想を逆転させ、どうやって戦ったら勝てるかを考え、「小さい」を活かせる方法を探しました。
 そして、「小さい」ことによって、どこにでも忍び込めることに気づき、「足が遅いから」と、誰よりも先に出発したウシを見つけ、ちゃっかりその背中に乗っかったことで、1番になれたのです。
 与えられた条件の中、ネズミが知恵をしぼり、身体的特徴を十分に有利に使ったことで、勝ち得ることができたといえるでしょう。

 ちなみに、この競争にはネコも参加していたのですが、ネズミにゴールの日を1日遅く教えられていたため、大遅刻。十二支に入ることはできませんでした。

中編に続く…

ずるい考え方立体カバー

『まんがで身につく ずるい考え方』
刊行日:2021年1月10日(日) 価格:1,430円(税込)
著者名:木村 尚義 (著), 星井 博文(シナリオ),たかうま創(作画) 
ページ数:184ページ ISBN:978-4-86667-257-1

http://www.asa21.com/book/b552213.html



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