勉強を教えるだけの学習塾なんてつまんない!
◆遊びは学び、学びは遊び
遊びと学びはどちらが先に生まれたのでしょうか。
なんて学術的な根拠は全く知らないのですが、僕の肌感覚だけを頼りに言えば、遊びではないでしょうかね。
遊びとは、ゆとりのことでもあります。
かつて狩猟や農耕をしている中で、そのスキマ時間、いわゆる遊び時間に試行錯誤や冒険を繰り返す中で、さまざまな疑問や発見が生まれていったのでしょう。それらの真理を探ろうとする人の好奇心が探究となり、そこから考察や法則が生まれた。そこからさらに新たな遊びが生まれ、その繰り返しが積もり積もって現代に結び付くのではないでしょうかね。
要するに、遊びが学びを生み、そして学びが遊びを生み出す。
このサイクルで我々は哲学、思想、数学、科学・・・という学問を生み出してきたのでしょう。
遊びって大事ですね。
◆塾は勉強を教えていればいい場所?
SNSを眺めていたら、とある学習塾の先生のコメントに
「塾は勉強だけ教えていればいいと言われた・・・」
というショッキングな体験が書かれていました。
勉強だけ教える・・・とはどういうことでしょうか。
そんなことできるのでしょうか。
学びを深めていくには、実生活で体験するエピソードとの結び付けが必要です。
天文を学ぶときには、空を眺める必要があります。
数式という抽象化された言語を学ぶには、それが具現化された事象も必要です。
化学も、物理も、政治も経済も・・・
今現実に目の前にある世界の成り立ちや現象を、さまざまな切り口で説明しているのがこれらの学問です。
すなわち学びには「背景知識」が必要なのです。
豊富な実体験が理解を助けます。
「勉強だけ教えればいい」なんてあり得ないのです。
◆子どもたちの創作体験サークルをつくる!
18年以上塾をやってきて、子どもたちの量感のなさ、実体験の薄さ、現実社会との接点の希薄さが年々顕著になってきていると感じています。
よく勉強する子たちが増えた一方で、机上の勉強しかしていないのではないかとも思い始めました。コロナ騒動による行動制限も、それに拍車をかけたかもしれません。
そこで、私の趣味趣向だけを前面に押し出した
「模型サークル」
を塾に作ります!
鉄道好きな小学生とともに、ひとまずNゲージのジオラマやるかな~と。
小学生はさっそく計画を始めています。メンバーの方が先に動き出しました。
直感を頼りに、思いついたら即行動!
私の行動原則でもあります。
10年以上前からロボット教室を運営していることもあり、環境を整えるのはそれほど困難ではありません。ロボット教室に通う生徒の中にも、プラモ好き、ラジコン好きはいます。
模型っていつの時代も子どもの創作欲を満たす最善の「学習ツール」なのです。
ということで、このnoteの記事でも、模型サークルの顛末を記録していこうと思っています。さぁどうなるかな?
模型サークルの名前、考えとかないと。
名学館 庄内通校 おや塾オンライン
家庭学習問題研究会(いえもん)
塾長 白藤 和成
TEL 052(521)5519
【名学館 庄内通校とは】
名古屋市西区の大学受験・高校受験専門 個別指導塾 名学館 庄内通校の塾長、白藤和成です。2005年9月に開校以来現在まで600名を超える若者たちと学習に励み、保護者の方からの学習・子育て相談を数えきれないくらい経験してきました。
そこから私が学んできた様々なノウハウ、知識などを皆様に還元できればと思っています。