公立高校受験を終えた中3生が、来週から始めるべきこと
◆高校受験は”終わり”ではなく”始まり”
いやホントに高校受験ってものに関して甘い考えの方が多くて困ります。
高校に合格した、たったそれだけのことで「はい勉強終わり、もうハレバレと自由気ままに」と今まで積み上げてきた勉強の習慣を全部捨ててしまう。それを親が誘引しているケースもあります。
ちょっと待ってくださいよ!・・・と声を大にして申します。
高校受験は勉強の終わりではなく、始まりなんだということを!
ここからが本番ですよ。
◆中学の勉強は初心者コースの緩斜面
中学校の成績がとても優れていた子
いまいち平均点くらいだった子
まったくもって理解できなかった子
いろんな高校受験生がいるでしょうし、そこに大きな格差を感じた方もいらっしゃるでしょう。
しかし、高校受験時の成績格差なんてものは、高校に入ってからいくらでも逆転可能です。なぜなら、中学時代の成績の格差とは、スキーの初心者の斜面の角度のようなものだから。
そりゃ中にはめちゃくちゃ滑れる人もいれば、スキーの板を履くのすら躊躇する人もいるでしょう。そういう上下に尖ったレベルの人は別のケアが必要ですが、いわゆるボリュームゾーンと呼ばれる中堅クラスの人ならば、平坦な斜面でちょっと上手いか、ちょっとヘタかの差でしかありません。
高校はそこから急斜面コースへとレベルアップします。
いままで自分は上手い!と自信を持っていた子も、基礎が盤石じゃないとここで脱落し始めます。
一方、自分のヘタさを自覚し、コツコツ練習を続けている子は、大コケして怪我することなく、少しずつ進歩したりします。
そのちょっとした差が逆転を生むこともザラではありません。
いままで身に付けてきた学習習慣を、なぜリフトに捨て置いて上級コースに移ってしまうのでしょうか?
それこそ、かけた努力と時間とお金の無駄ではないですか?
◆中学卒業を控えて真っ先にやること
では受験が終わった今、何をすべきか?
答えは「計算力」「読解力」のトレーニング。
計算力は文字通り数学の基礎トレ。
高校の数学は証明が多くて記述解答が多いのですが、だからこそ計算でモタモタしている場合じゃないのです。要するに計算力がなければ記述もへったくれもないということ。
もうひとつは読解力。とにかく文章を読める人になるということです。
高校受験でも散々練習したでしょうが、さらにそのスキルを磨いてほしい。
国語も英語もです。
私の教室では、国語は現代文読解を3月から始めます。現代文こそ、学習法が分からないと多くの生徒が困り果てる科目のひとつ。だからこそ、準備段階で本物を使って学習法を自分なりに考えさせてみようと思っています。
英語については、読解の基礎となる英文法の学習を始めます。すでに英検準二級の学習から始めている生徒もいます。
すべては準備が大事。
その重要な時期がこの卒業式あたりからの1か月。
合格に浮かれてるヤツ
不合格に落ち込んでるヤツ
どちらもやるべきことは先へ進むこと!
名学館 庄内通校 おや塾オンライン
家庭学習問題研究会(いえもん)
塾長 白藤 和成
TEL 052(521)5519
【名学館 庄内通校とは】
名古屋市西区の大学受験・高校受験専門 個別指導塾 名学館 庄内通校の塾長、白藤和成です。2005年9月に開校以来現在まで600名を超える若者たちと学習に励み、保護者の方からの学習・子育て相談を数えきれないくらい経験してきました。
そこから私が学んできた様々なノウハウ、知識などを皆様に還元できればと思っています。