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友達の話

オッス。元気してっか。こんにちは、ShoEです。
突然ですが、わたくしには大大大好きな大大大親友がいます。
かれこれもう10年以上の付き合いで、あと数年で20年経つことになります。
私がメロスなら彼女はセリヌンティウス、私が阿なら彼女は吽、ツーといえばカー。そのくらい大好きです。

今日は、その親友についてのお話です。
以下、彼女のことをAちゃんとします。

出会い

Aちゃんと出会ったのは幼稚園の年中の時。
まん丸でふっくらとしたりんごのような頬っぺたが可愛くて、「この子とお友達になりたい!」と強く思ったことを覚えています。

特に何をして遊んだとかはあまり覚えていないのですが、私からの遊びの提案によく付き合ってもらっていた気がします。
今思うとめっちゃ振り回してたかも。本当にごめん。ありがとう。

小学校時代

私は幼稚園から小学校二年生くらいまでいわゆるお調子者ないじられキャラだったのですが、何らかの拍子で心に大ダメージをくらい(家庭環境が荒れ気味なので多分学校だけが要因ではないですが)、三年生から人が変わったように陰気な性格になってしまいました。
当然、同級生からは揶揄われてしまい、わかりやすく「いじめの対象」になっていきました。暗い話ばっかでごめん。
そんな時、変わらず私に接してくれたのがAちゃんでした。

私がクラスの男子に揶揄われているのを見ると、すかさず「やめろよ!」と追っ払って怒ってくれました。
Aちゃんは頭もよくて勉強もできるので、よく宿題のわからないところを教えてもらったりもしました。

Aちゃんはサスペンスドラマが好きで、家に遊びに来た時はずっとうちのテレビで17時までドラマを見て、自転車で帰るのがいつものことでした。
一緒に遊ばないの?と思うかもしれませんが、私とAちゃんにとってはこれが「遊び」だったのです。

中学校時代

中学生になっても、変わらずAちゃんとは家でテレビを一緒に見たり、しょうもないことを駄弁って家路につくのがいつものことでした。
でも、Aちゃんは元々賢かったけれど、中学に上がってからどんどん成績が伸びていき、部活動では部長を任されるくらい立派な立場につくようになりました。
かたや、私は学校生活がうまくいかず、保健室登校になってしまった時期があったりなど、必死にもがいて生きるのが精一杯でした。
けれど、私なりに目指す高校があったり、Aちゃんの存在があったからこそ、辛かった中学校三年間をやりきることができました。

高校時代

Aちゃんと高校が別れ、話す頻度も距離感も変わってしまうのかな……というのは杞憂に過ぎず、遊ぶ頻度は半減したものの、それでもAちゃんは家に来て何年も前のサスペンスドラマの再放送を見ては帰るという、そんな「いつもの」がそこにはあったのです。
お互いにスマホを持ち、お小遣いが増えたことによって、街へ出て遊ぶことも増えました。(高校はバイト禁止だったのでお互いにバイトはしてなかったけども)
通話しながらゲームをしたり、学校であったことを話したり、将来のことや悩みを打ち明けたりなど、私の思い出にはずっとAちゃんがいます。

そして今

Aちゃんは大学進学と同時に地元を離れ、今は一人で頑張っています。
それでも年に数回会ってどこかへ出かけたり、Aちゃんの家に遊びに行くこともあります。Aちゃんが帰省した時にはうちに来て、またテレビを一緒に見ます。

Aちゃんは賢くて、芯の強さがあって、優しくて、ここには書ききれないほど色んな姿を見せてくれるあなたは、私の一番の親友です。

そんなAちゃんのことを想うたびに、心の中の幼い私が照れくさそうに笑うのです。

いつかこれを見るかもしれないAちゃんへ
これから先、お互いに大変なことがたくさんあると思うけれど、なんかあっても絶対にうちでまたドラマ見よな。


おわり


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