有給消化中に専業主婦やってみた

契約社員で働いていたが、次回は更新しないと伝えられた。なんとなくそんな気がしていたし、有期雇用者だからいつ切られてもおかしくないだろうと心構えはしていた。

けれども、私の心の中はいろんな感情でぐちゃぐちゃだった。

職を失ってしまう
転職活動しなくちゃいけない〜
面接嫌だ〜
そろそろ妊活しようと思っていたのに

というネガティブな一面と、

なかなか転職活動をめんどくさがって、行動に移していない自分にはこういう流れになってよかったかも

とポジティブに考えたりもしている。

今後の私についての家族会議

私はなかなかやりたい仕事を見つけられなかったり、人間関係に悩まされたりで仕事があまり続いていなかった。もちろん、旦那もこのことを熟知している。というわけで同じことを繰り返さないために、「急いで次の職を探すのではなく、ちゃんと自分が満足するような仕事を探したら？それまで自分が生活支えていくから。」とありがたいお言葉をいただけた。

自分の「やりたいこと」探し

1ヶ月有給があったので、八木仁平さんの『世界一「やりたいこと」の見つけ方』を読んで、自己分析を始めることにした。

就活のときもだが、私は自己分析が大の苦手。自分なのに自分が何者なのかわからないみたいな感覚があるのだ。自分について振り返るワークショップをすると何も思い浮かばなかったり、自分の本音とは違うそれっぽい正解に寄せにいったりしてしまう。

でもこの本でひたすらワークショップを繰り返したり、私は言語化するのが苦手なのでそこを旦那に手伝ってもらうことでなんとなく自分の『やりたいこと』は見つかった気がする。

【大事なこと(価値観)×好きなこと×得意なこと＝やりたいこと】という方程式だが、まだ価値観のところでもやっとしている。けれども、好きなことや得意なことをしっかりと認識できただけでも、自分にとっては大きな変化だと思っている。

専業主婦生活スタート

有給消化中は、[自己分析／家事／求人探し／いろんなことに挑戦]をやっていた。
専業主婦がどんな感じなのか興味があったので、普段、家事は旦那と協力しながらやっていたが、ほとんど自分がやることにした。

結論からいうと、
専業主婦はめちゃくちゃ大変。あたしンちのお母さん、まじリスペクト。

朝起きて家事をして、本を読んだら、お昼ご飯。
買い物して、やりたいことやって、夜ご飯食べて、ジムに行く。
1日の流れはざっとこんな感じ。

家事や買い物するだけで疲れて何もする気が起きなくなったり、家事が一通り終わってやっと自分の時間と思うと、すぐご飯の時間がやってくる。

ご飯作りの手を抜けばよいのだが、料理が好き＆旦那に仕事を頑張ってもらっているからおいしいご飯作ろうと気合を入れてしまうのである。

私たちにはまだ子供がいないが、ここに子供がいたらもっと大変なんだろうなと思うと、世のお母さんたちを本当に尊敬します。

専業主婦生活で気がついたこと

家事に追われてはいたが、自分の時間を確保することができたので、「やりたいこと」探しで見つけた好きなことを再確認することできた。

働いていた頃は週5で働いて疲れ切っているため、休日もだらだら過ごしていた。こんな日々でいいのかなと思いつつ。

せっかく時間があるので、「やりたいこと」探しで見つけた自分の好きなことをやることにしてみた。

▼私が好きなこと・興味があること
お菓子作り　料理　ダイエット　ゲーム　サウナ　筋トレ
何かつくること　新しい知識を吸収すること　　

社会人になるまでよくお菓子作りをしていた。出来上がるまでの過程がおもしろいのと、作ったお菓子をおいしそうに食べてもらえるのが嬉しい。パン作りをしたことがないので、次はパン作りにも挑戦してみたい。

料理はレパートリーを増やすことを意識した。
ジャーマンポテトを初めて作ってみて気づいたのだが、じゃがいも・ベーコン・玉ねぎだけで作れるのだ。調理方法は簡単なのにめちゃくちゃおいしい。
今までは《じゃがいも・ベーコン・玉ねぎ》という材料が冷蔵庫にあったら、ミネストローネでも作ろうかなっと思っていたが、これからは"ジャーマンポテト"という選択肢が増えた。こうやって作れる料理のレパートリーって
増えていくんだなというのを実感した。

新しい知識を吸収することは、ファイナンシャルプランナーの資格勉強とProgateでプログラミングを勉強し始めた。
お金の知識を身につけたいことや何かを達成したいという気持ちが芽生えて、ファイナンシャルプランナーの資格を取ろうと思った。
Progateでプログラミングの勉強は「やりたいこと」を考えたときに、エンジニアやwebデザイナーに興味を持ったので、実際どんな感じなのか知ろうと思って始めてみた。

いろんなことに挑戦することができたのは、"仕事"から一旦開放され、自分と向き合うことができたからだと思う。

一方、自分の収入が0なので、もしも旦那に捨てられたらどうしようという不安に駆られた。今は旦那の稼ぎで生活しているけど、一人になった場合
、自分は社会に対して何ができるんだろうとか、自分を雇ってくれるところはあるのだろうかとか。この体験から"何かスキルを身につけて、自信を持ちたい"、"自分で稼いだ収入は心の安定剤"ということがわかった。

私はこれから先、「専業主婦になりたい！」なんて簡単に言わないと思う。

この1ヶ月で一番わかったこと。
家事の分担は大事。