なぜ推せるのか考える「宝鐘マリン」
昨日書いた限界オタクの駄文にスキしてくれる方がいらっしゃることに驚いています。ありがとうございます。そして調子に乗って2本目を書きました。限界オタクを極めていきます。
さて、今回は個人的にも推しのタレントから、”なぜ彼女が推せる”のか頑張って言語化していきたいと思います。基本、”推せる”とか、”○○しか勝たん”というモチベーションは感情的なものであって、あえて言語化するようなものではないので、すでにこの記事が難産になる気がするんですが、頑張って出産して認知してもらえるように頑張りたいと思います。
基本的には純然たるファンであり、これを期に1人でもファンが増えれば嬉しいのですが、間違っているところや、言葉選びや表現方法があけすけでファンの方には配慮が足らない部分もあるかもしれません、読まれる方はお気をつけください。
「宝鐘マリン」とは
「宝鐘マリン(ほうしょう・まりん)」はホロライブに所属するVtuberです。2019年8月に同事務所から3期生としてデビュー、昨日1月18日にYoutubeのチャンネル登録者数100万人を突破した、指折りの大御所VTuberです。今回は彼女の魅力について考えていきたいと思います。
基本的にVtuberの属性を説明しようとすると情報量が多くなりがちなので、なるべく簡潔に説明すると、宝鐘マリンは、自称17歳のアラサー海賊コスプレオタクVtuberとなります。”海賊船を買うために陸でVtuberをしている海賊に憧れる女の子”であるため、自身を”船長”と呼び、リスナー・ファンの愛称は”一味”となっています(船長がリスナーに呼びかける際の呼称は”キミたち”)。※ここでも以下”船長”と記載します。
魅力①垣間見える根の真面目さ
彼女の魅力の一つに”すごく周りに気を使っている様子”、つまり、”地の人の良さ”が配信の要所要所でにじみ出ていることが挙げられます。複数人でのコラボ配信などではムードメーカーとして道化を演じつつも、会話を挟むタイミングを伺う様子や、配信の前後に丁寧にケアを入れる様子に「あ、この子いい子なんだな」と感じずにはいられません。
最近では、「ホロお正月CUP」という、ホロライブに所属するタレント同士でマリオカートの腕前を競う配信がありました。優勝候補であり、熱心に練習していたタレントの湊あくあが残念ながら2位になってしまい、悔しさから配信内で号泣するということがありました。この事態を聞きつけた船長は配信中にすかさず彼女のこれまでの努力や頑張りを語り始めてフォローを入れるというシーンがあり、改めて彼女の真面目さや、気配り力を垣間見ました。
また、この人の良さという説得力に厚みをもたせているのが、彼女の”ブラック企業の正社員”時代のエピソードです。ボーナスがみかんだったとか、お局さんの嫌われていただとか、時代錯誤な接待に出させられたとか、社会の荒波に揉まれてきた片鱗が、同じく社会の荒波に揉まれながら暮らしているリスナーに親近感を抱かせています。
さらに突っ込んで言えば、現実として推しているのは17歳の海賊に憧れる女の子ではなく、20代後半で社会人経験のある、明るく根の真面目なオタクの女の子ということがリスナーに圧倒的なリアリティを与えているのです。
魅力②莫大な引き出しを持つ生粋のエンターテイナー
更に彼女の魅力は、そうした人の良さに加えて、持っている”引き出し”の多さでしょう。プロ並みの画力、オタク文化への圧倒的な造詣の深さ(特に当方project、サクラ大戦をはじめ、現在20代後半に刺さるネタが多いのも特徴です)、テンポよくクイックなトーク力、安定した歌唱力と声真似能力、トークテーマの幅広さとジャンルの選ばなさ、リスナーからの無茶フリを受け止める懐の広さ、…と、上げはじめると枚挙にいとまがない多くのスキルを持ち合わせる彼女は、フリートークをコンテンツの中心としているVtuberという世界において天賦の才能と言えるでしょう。
魅力③自己肯定感の低さに掻き立てられる庇護欲
こうした、配信者としての技術的な才能に加えて、リスナーの心を掴んで離さなくなるのが彼女が時たま表に出す人間的な弱さでしょう。卓越したマルチスキルの持ち主である彼女ですが、これまで成功体験に恵まれなかったのか、自己肯定感が異常に低く、時折自分の失敗などに対して深く落ち込んでいます。
普段の明るく元気な配信からは想像できない、時たま垣間見せる人間的な弱さが、前述の根の真面目さと相乗効果的に彼女に対する庇護欲を掻き立て、ファン心理を高めています(メンバーシップ配信にしているケースが多いですが)。
魅力④ギャップ
魅力③もこの一種ですが、彼女は”ギャップ”の多彩さも大きな魅力の一つです。下ネタもOKで恥じらいなくセンシティティブなトークを突っ込んでいきますが、いざ迫れれれたりすると照れる様子や、普段は強気でハツラツなクセにホラーゲームをやると可愛らしい悲鳴を上げる様子、酔っ払うとふにゃふにゃになってしまう様子などコロコロと変わる彼女の声や仕草のギャップに我々ファンは魅了されてしまうわけです。
不安もある
とにかく、可愛くて面白くて推せる彼女ですが、登録者数100万という大台を突破し、名実ともに大御所Vtuberとなった彼女が突然燃えないことを祈るのが”ワードチョイス”。
冒頭で書いた
すでにこの記事が難産になる気がするんですが、頑張って出産して認知してもらえるように頑張りたいと思います
船長を知らない人であれば意味がわからない文章ですよね。
彼女の持ちネタの一つになりつつある”認知”というワードがあります。言葉の使用意図としては、いわゆる法的に使われる婚姻していない父親における子どもの”認知”という意味で使用しています。
当然配信では、そんな重たい意味で使っているわけではないのですが、過去Vtuber界隈が遭遇してきた炎上案件を見ていると、時々ドキリとする言葉選びをする彼女を見て、何事もなく過ぎてくれ…と思ってしまうときがあります。
とはいえ、こんな船長なので、きっと「あ、ミスった」と思ったときには配信の外でぐるぐるぐる一人反省会していてヘラっていて、以降の配信にそうした努力が垣間見えるのがまた彼女を推せる魅力でもあったりもします。
総括 推せる
要は、無理やりまとめると「宝鐘マリン」という存在は、オタクの理想的な嫁・彼女像でもあるんですよね。気が利いて、優しくて、オタク趣味に理解があって、普段は女友達みたいなのに、時々ふにゃふにゃ可愛くなる。
しかもそれも、彼女の卓越したトークスキルや引き出しの多彩さで飽きさせずに常に新しいカタチで見せ続けるというのは、さすがトップランナーです。
100万人を突破して、これからもどんどん魅力になっていってほしいですね。
見たことないキミは、まぁとにかく可愛いので一回見て、そして推そう。
…前回にも増して気持ち悪い文章になったな…