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【読書案内】お腹が空く!食べ物小説【時代小説編】

こんにちは!読書大好きずんだです。
夜中の読書に注意!料理の描写でお腹が空く?
おすすめの食べ物小説について語ります。


高田郁さん「みをつくし料理帖」シリーズ


【あらすじ】
大阪出身の料理人・澪が料理店「天満一兆庵」を再建する夢をかなえるべく様々な苦労をする成長ストーリー。
料理店の火事やライバル店の嫌がらせ、幼馴染・野江ちゃん行方、侍との身分違いの恋など
ハラハラさせつつ、おいしそうな工夫がいっぱいの江戸と上方の料理を楽しめる。

【おすすめポイント】
2度のドラマ化・漫画化・映画化されている大人気作品。
読書後はどれがハマり役か見比べるのもよし。
一番のお気に入りは黒木華さんと森山未來さんのNHK版です!
ドラマ・映画だとシリーズ序盤~中盤ぐらいまでだけど、本当はその後ももりだくさん。
野江ちゃんとの再会や料理番付に翻弄されたり、恋の結末もわかります。
シリーズ完結4年後に刊行した短編集「花だより」も要チェックです!


坂井希久子さん「居酒屋ぜんや」シリーズ


【あらすじ】
家を継げない武家の次男坊、只次郎。
家禄も大きくないのに武家の面子がある両親と堅物の兄に挟まれて肩身の狭い思いをしているが、
美声のウグイスを育てることで家計を助けている。
預かったウグイスが逃げてしまい探しているうちに美人の女将がいる居酒屋へ迷い込み……。

【おすすめポイント】
酒が進みそうな季節に合わせたお菜がたくさん。
こんなお店があったら、仕事帰りに毎日通いたい!
謎が多い女将と只次郎の恋の行方と、江戸の出来事がからみます。


西條奈加さん「南星屋シリーズ」シリーズ


【あらすじ】
武家の身分を捨てて職人となった治兵衛・出戻り娘のお永・孫のお君の親子三代で切り盛りする菓子店「南星屋」。
諸国を旅したことのある治兵衛が作るお菓子は売り切れ必至。
繁盛店だが、治兵衛には秘密があって……。

【おすすめポイント】
この時代、甘味がものすごく貴重で大事に楽しみにされていたんだろうな~というのが分かる。
ほかほか餡子作りの様子とか、和菓子が食べたくなる~!
家族お互い思いやるからこその気持ちの行き違いが描かれるじんわり人情話です。

今度、おいしい現代小説についても書きたいと思います!

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