見出し画像

夢の免許への挑戦③

さて、これまでは自動車学校での仮免許取得までを書いてきました、ずんばです。

今回の記事でいよいよ最終章です。

前置きはそこそこに、本題へ行きましょう。
(と言ってもずっと更新出来ていないうちに会社での教習も1ヶ月経過しているわけで、記憶は定かでなかったり……)

路上初日、渋滞をつくる

たぶん、路上にバスで出た多くの人がやってるんじゃないでしょうか。
時速40km制限の道路で時速20kmくらいしか出せない。

本当に、そこそこ広めの道路でもビビっちゃいますね。
ちょっとしたカーブでも車両のお尻が出てしまうんじゃないかと過剰に気になったり。

初めて普通車で路上教習に出た時も同じだったなと思い出します。
教習所内で出すのは時速30kmくらいで、教習コースの規模からしてそれがすごく早いスピードに感じていた中では、時速40kmを出すのも一大事。
アクセルをある程度しっかり踏み込むことにも慣れていないですし、周囲の車のスピードの中で走っていくのにも慣れていない。

それを思い出すと、つまりバスでも、走れる道を走っているんだからそれなりの速度を出せばいいんだと思いました。バスだと路面の振動も大きく伝わり、制限速度ほど出せない場面も多々ありますが。

仮免許を取得した日の午後から、1日で2,3時間ほど路上に出て、3日目には大体後ろに渋滞を作らないようなスピードが出せるようになったかなという感じでした。

慣れるものですね。

なぜいきなり難所を走った?

路上教習を3日ほど行った後、仮免許を取得する際の修了検定で仲良くなった仲間たちと話していて気づいたことです。

路上教習初日の2時間について仲間たちは
「路上初日はひたすら直線の道を走ってたもんな〜」
「そうそう、右左折もほとんどなく行って帰ってくるってやってたよね〜」
と語っていました。

あれ?話が噛み合わないぞと思って言いました。
「私、初日の2時間目にもう1番難しい検定コース走らされましたよ……??」

そう、実は私だけ、初日から検定コースを走らされていたようなのです。
あとから全コース走ってみても、最も難しいコースでした。

仲間たちは大笑い。
「うそでしょ!?それ多分、運転上手だったからだよ!」

なぜ走らされたのか、真相はわかりません。
上手いと見込まれていたのかもしれないし、たまたまその時間にあたった指導員さんが先に難しいコースを見せておく方針の人だったのかもしれないし。

何にせよ、初回からいきなり難しいコースを走らされた私。
道路に張り出す木の枝を避けきれず「木をなんとかしなさいぃぃっ!」と補助ブレーキを踏まれたのは良い思い出です。

おかげさまでそれ以降は木の枝に追突することも無く、むしろ木の枝との距離の取り方を褒められるほどになりました。
普通車じゃ気にもとめないような位置に飛び出す枝に困らされるのが大型車です。

屈辱の卒業検定

卒業検定、あれほど悔しかったことはなかったです。

路上に出ていきなり、見通しの悪い上り坂の左急カーブで加速しすぎてしまい、対向車が内側寄りを下ってきてあわや!

終盤で上り坂の「止まれ」からの右折、見通しが悪いので少し前に出て確認しようとしたらクラッチが上手く噛み合わず、勢いよく出たり、慌ててクラッチを切ってまた少し下がったりという不穏な動きを繰り返す。
そんな時に限って車はちょろちょろと来続ける。

卒検に落ちるとも思いましたが、落ちようが受かろうがまず、そのような運転しか出来ない自分に腹が立ち悔しさを覚えました。

それでも何とか無事に中止されることなく検定が終わりました。
降りた後もとにかく「悔しい」感情しかなかったです。

結果、合格を頂きましたが、検定員さんからはもちろんしっかりと灸を据えられ、灸を据えられるまでもなく自分の不甲斐なさに堪えきれずに悔し泣き。

この姿を見て「泣いたってしょうがない、これからの仕事があるから言ってるんだ」と言った検定員さんはおそらく、悔し泣く姿を、怒られたから泣いてるんだと勘違いしていたのでしょう。

でもこの検定員さん、1番はっきりと物を言ってくれる人だったのでよかったです。傷つけまいとして穏やかにオブラートに包みながら講評してくれる方だったらますます耐えられなかったでしょうね。

こんなに嬉しくない“合格”は初めてだ。
そう思いながら帰路に就きました。

いざ試験場へ

自動車学校を卒業した翌日の朝、早速試験場へと向かいました。

自動車学校を卒業していて、元の免許が普通一種(厳密には準中型5t限定の一種)である私は、二種免許の学科試験を受ける必要があります。

なるべく早い時間に試験を受けたいなーと思いとても早い時間に試験場に着いたものの、収入証紙を買うのやら事前の検査やらでスムーズに済ませても時間がかかり、1日3回のうちの2回目の時間に受験。

試験を受けるだけでもお金はかかるので、学科試験は絶対に落とすまいと思っていました。

そして迎えた試験の時間。

○×問題だというのに、回答にすごく迷う問題がいくつかありました。
回答が分からないという意味ではなくてですね……

例えば、「○○ということをすることになり、××をした」という形の問題が出たとき、その問題に対しての考え方が
①そもそも前提の○○をすることになるのがおかしい(答えは×か?)
②○○をすることになってしまった場合は、××をするのが最善の策と思える(答えは〇か?)
と、なっていくんです。

とりあえず迷いに迷った末にどちらかをマークしてはおいたのですが、こうした問題がいくつか出てきたことに面食らいました。

そしてそのような問題を全部外したとしてもまともな問題が解けていれば合格できることを確認し、ひとまず試験終了。

結果、一発合格。

なんでしょうね。
とりあえずあっさりと免許をいただきました。

めでたしめでたし。

大型二種免許、取ってみてどうだった?

この段階では「教習所での運転」しか身についていないことは自覚しているので何とも言えないですが、やってみたら出来るもんだなというのが正直な印象です。

あと教習では、一種免許だとわりと“操作できるようになること”に重点が置かれがちですが、二種免許になるとお客さんを乗せて安全に運転するということで“乗り心地”の部分も教習のうちから気にしていくことになります。

個人的には元々自家用車でもそういうのを気にしながら運転しているタイプだったので、教習でそこまで踏み込んで突き詰めていけるのは楽しかったです。

取得費用はなかなかかかるものなので軽くおすすめするわけにもいかないのですが、自家用車に乗っている時にも生かされる免許だなとは思います。

自分が走っている道に大型車が左折で入ってこようとしているとき、自分はどのくらい手前で停まっていたらいいか。

とか、わかるようになります。
(普通免許しかなくてもわかるひとにはわかるものですが)

大型車視点での先読みができるということは周りの交通が円滑になるように自分も動けるということで、そうなれば道をスムーズに走れてストレスも減りそうですね。

資格としても一生モノの免許ですし(教員免許は持っているけど10年で更新が必要になってしまったので一生モノとは言えませんもんね)、運転が苦にならないタイプの人であれば持っておいて損はない免許だなと思いました。

そして、ここからがようやく
仕事のスタートラインです。


現状、自分の生き様や思考を晒しているだけなので全記事無料です。生き様や思考に自ら価値はつけないという意志の表れ。 でも、もし記事に価値を感じていただけたなら、スキかサポートをいただけるとモチベーションがめちゃくちゃアップします。体か心か頭の栄養にしますヾ(*´∀`*)ノ