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ずん流「損切り」


ずんやで🤓

今回は「損切り」についてのお話し。

このテーマってめちゃくちゃ大事だけど、書くのがめちゃくちゃ難しいからめんどくさくてあとまわしにしてたヤーツ。

あくまで「ずん流」としてのわいの見解だから、正解は知らないし刺さるひとにだけ刺さったらいいなって感じのことを書く。

長いから覚悟して読んでね🙄


1年以上前に「損切りはしない」という記事を書いたけど、あれは「安易な損切りは損切り貧乏になる」「常識を疑え」「わいは両建てで救う(こともある)」という記事だから初心者は参考にしないで💦




スポーツの秋!!(もう寒い?)
今回の挿絵は「マイナースポーツ」を題材にするよ。

まずはマイナースポーツの中でも有名な「モルック」
わいもやったことあるけど結構むずい

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大前提のお話し


まずは【損切りについての定義や認識を統一】する必要がある。

よく「損切りできなくて全損した」とか聞くけど、それは認識が間違っているケースが多い


「ずんのお悩み相談室」で登場した「あちゃもさん」や、最近相談を受けたいろんなひとが同様の認識間違いをしていた。


全損した最大の理由は本当に「損切りできなかったから」なのか。


これはあちゃもさんが実際に証拠金100万くらいの口座を全損させたときの履歴。

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証拠金100万円に対して0.5ロット(5万通貨)のエントリーは実効レバレッジ8倍くらいの低ロット

1本あたりの損失額は約6万円(約120pips)なんだから、もし1本しかエントリーしていなければ損切りできなかったとしても資金が6%減るだけ。(つまり損切りできないことが口座破壊の直接の原因ではない)

それくらいなら別に「120pips損切りできない」ことは全損した原因の内訳としては微々たる理由。

一番の問題はナンピンをしまくってあきらかなロットオーバーになったことだよね。この画像だけでも17本だから「8.5ロット」まで膨れ上がったことが原因(実効レバ100倍over)



だから、今回の全損の原因は「損切りできないこと」ではなくて、「資金管理(ロット管理)ができていなかったこと」になる。1本なら損切りしなくても致命傷にはなっていなかったから。

もちろん損切りできないことによってそれを助けようと思ってついナンピンしてしまっているから「間接的な要因」ではあるけど、それは自分のルールやメンタル・資金管理の問題だから混同したらいけない。

全損の原因の割合を見える化するなら、「資金管理できてない>メンタル弱い(ルールが守れていない)>損切りできない」になる。今回のnoteはそれも絡めた上で話すけど原因の究明はとても重要。

何かの問題を解決しようと思ったときにしっかりと原因を探るというのはとても大事なこと。とくに問題点が複数ある場合はひとつだけ改善しても他の問題があるならそれは解決しない。

損切りについて学んだとしても資金管理ができていなければ結局全損することに変わりないからしっかりとした分析が必要。





つぎはわいが思う「損切りの定義」について書く。



これも有名なマイナースポーツ
かっこいいよね「セパタクロー」

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損切りの定義とわいのマイルール


損切りってなに?

めちゃくちゃ簡単にいうと「損失を確定すること」これだけ。


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Wikiさんもこのように仰せ。

損切りは、含み損が生じている投資商品を見切り売りして損失額を確定すること

株式や先物取引、外国為替証拠金取引(FX)など相場や、不動産投資などの用語として用いられる。

投資の後に評価額が下落した場合、ナンピンや塩漬けするとさらに下落が続いて損害が拡大する可能性がある。

撤退するための明確な根拠を持って早めに損切りを行うことは、損失の拡大を防止し、資金を守る方法として重要といわれる。


基本的な損切りについては腐るほどブログとかYouTubeがあるから適当にググって。


あんまりグダグダ書きたくないから「ずん流損切り」としての結論をいうと、「自分が決めた最大損失額(金額)になったら強制的に切ること」と決めている。※具体的にいくらで損切りかは後で。


よく「〇〇pipsで損切り」とか「高値を更新したら損切り」とか「押し安値を下抜けたら損切り」とかあるけど、そんなの一切関係なくて「金額」がベースの考え方。

わいの損切りルールはいくつかあるけど、この「金額の損切り」がなによりも優先される絶対的なルール。条件を満たしたらなにがあろうとも秒で損切り。


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どういうことなのか詳しく説明していく。


そのまえに・・・。

投資(投機)でお金を増やすためには「割合(%)」という考え方がとても重要であると思っている。あとからも出てくるから覚えておいて。

ここでいう割合にもいろいろ定義や考え方があるんだけど、今回の場合は「原資(証拠金)に対する損失や儲けの割合」のこと。


残高5万円のときのロットや目標金額と、残高100万円のときのロットや目標金額って当然変わるよね。運用できる金額が増えればそれに比例して目標金額やロットが上がる。それが割合(%)。

※原資が増えたときに「同じロットで獲得pipsを増やせば」利益は増えるけど現実的ではない。「ロットを増やして獲得pipsは変えない」のが普通。


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月利〇%とか年利〇%とか、複利で増やすというのも同じ考え方。まあここでは細かいことはどうでも良いから割合(%)が大切だと覚えておいて。



さて本題。

「損切りとは損失を確定すること」って説明したけど、わいは自分の中で損切りの金額(割合)を決めている。

では「ずん流損切りの割合」とはどれくらいなのか。


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20%がわいの損失許容額であり絶対のルール

損失許容額とは1回のトレードで失ってもいい最大損失額。投資は2%ルールとか5%ルールとかいうよね。

1回あたりのトレードというのは、たとえナンピンやピラミで複数本エントリーの場合でも、最初のエントリーから全決済までのこと。
〇%の数値は自由に決めたらいいと思うけどわいの場合は【最大が20%】。※毎回20%で損切りするわけではない。その前に切ることの方がほとんど。


どうして20%なのかその理由を書く。


① 20%負けるということは確実に自分の読みが間違っているから、一旦強制的に損切りをして頭をリセット

② 20%負けまでなら冷静になったら再度やり直せる。それ以上の負けはキツい。


主にこの2点。

①については、原資の20%を失った時点で強制的に全決済するようにしている。そろそろ戻りそうとか全く関係なくて即損切り。証拠金が20万なら含み損4万で損切り、100万なら含み損20万で損切り。

1トレードで20%負けるということは投資家として異常。だって年利20%稼げたら天才だと言われている投資業界なのに1トレードで20%ってw そんな無謀なトレードを繰り返していたら絶対に安定しないしいつか負けるのは目に見えている。※全損覚悟のギャンブルならまあ良いけどこれは投資の話


20%以上負ける場合はまず間違いなく自分が決めたルールを破っており、ロットをあげたりナンピンをしているケースしかありえない。そんな状態で冷静な判断ができるわけがないから20%負けた時点で強制的に損切りをするというルールを作っている。

損切りラインがちょうど損失許容額の20%だとして、下図のように損切りをズラしてしまったらもう最悪。

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例え今回たまたま助かったとしても、次回以降も損切りラインをズラすことに抵抗がなくなり近い将来に高い確率で全損する。


20%負けたら一度強制的に損切りをして、ご飯を食べるとか冷たいシャワーを浴びるとかして一旦冷静になったあとに、もう一回客観的にみてチャンスならエントリーしなおせば良い話。

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② 20%負けまでなら冷静になったら再度やり直せる。それ以上の負けはキツい。

もうひとつの理由はこれ。わいの経験上の話だけど、20%までの損失なら比較的簡単に取り返すことができる。ただしそれ以上の損失だと取り戻す難易度が急激に跳ね上がる。

過去にnoteたくさん書きすぎてどこに書いたか分からなくなったけど、何度か似たようなことを説明したことがあると思う。


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負けたときは20万円(20%)失っているが、では元の100万円に戻すためにはどうすればいいか。もちろん金額としては失った20万円を取り戻せばいいだけなんだけど「失うときより取り戻すときの方が圧倒的にしんどい」ということ。

さっきの割合(%)の話。100万に対しての20万はもちろん20%。では減った状態の80万に対して20万を稼がなくてはいけないとなると、利率としては25%になる。(義務教育でやる算数問題)


20%と25%ってそんなに変わらないじゃんwって思うけど5%の差は致命的になりえる。さらにいうと証拠金が80万に減ったときには次回エントリー時のロットも減らすべきだから余計に20万を取り戻すためには厳しくなる。

ほな50%失った場合に取り戻すときはどうなるのか。


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80万→100万のときは1/4の25%を稼ぐだけだけど、50万→100万にするためには原資を2倍(利率100%)にしなきゃいけない。20%の損失なら80万を使って20万稼げばいいだけでも、50%の損失を巻き返そうと思ったら50万を使って50万を稼ぐ必要がある。

ただでさえ原資を2倍にするのは難しいのに、証拠金50万円のときのエントリーって100万円のときよりもロットを半分にするべきだからしんどさは2×2=4倍になる。

論理的に数値として見たときに、証拠金を50%まで減らしてしまったら元に戻すのがどれだけしんどいのかが分かると思う。



だからわい的には損失許容額50%での損切りは意味ないと思ってるよ。とくにゲムとかボーナスありの口座なら残高が消えてクレジットしか残ってない。

それならいっそ50%で損切りせずに全損するか元の位置に戻るかのお祈りトレードで放置したほうがまだ勝率が高いと思う。それだけ50%まで減った証拠金を元に戻すことは至難の業。


これがわいが20%で強制損切りをする最大の理由。20%くらいまでならたとえ損切りをしても数回のトレードや数日で元の位置まで戻すことができる。

しかし50%まで減らすともはや絶望しかない。比較的簡単に取り戻せるギリギリのラインが20%。まあわいは基本的に5~10%で切るけどね。【最大で20%】の損切りをするのは年間2~3回とか。(フラクラに巻き込まれたときとか)


今はまだまだ分からないかもしれないけど、そうやって「20%くらいなら損切りしても数日で取り返せる」って真の意味で理解できたらストーンと腹落ちして損切りすることが全く苦じゃなくなる。焦りが消えて余裕がでてくるんだよね。

【適切な損切りをすることが利益をだすための一番の近道】だということが分かる日がいつかやってきますように🙏





良い話だったなぁって終わったと思うじゃん?まだ書きたいこと20%も書いてないんだよね頑張れる?とりあえずマイナースポーツみて落ち着いて。


こっちが「カローリング」

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こっちは「ユニカール」 似てるけど違うみたい

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具体的な「ずん流損切り」


さっきの章では「資金の20%が溶けたらどんな状況でも損切りをする」と書いたけどこれは「最悪の事態を防ぐためのルール」という感じ。※あくまでメイン口座の話ね。

できる自信ある?証拠金50万持ってれば損益がマイナス10万になった時点で×ボタン連打するだけだからいけるいける!!


でもそれは最悪のケースを想定した最終防衛ラインであって、リアルトレードの場合はそうなる前に損切りしなければいけないことの方が多い。常に20%で損切りするクセがついてもマズいし💦

20%ルール以外の損切りについてもいくつかのパターンやルールを作ったほうがいい。ちなみにわいの中では損切りのルールはスキャルピングorデイスイングで変わってくる。



🔷デイスイングの基本的な損切り


まずはデイスイングだけど、一番オーソドックスなのはさっきのように「許容損失額(〇%)で損切り」をするということ。

そのためには自分の証拠金に対して1トレードごとにロットを変更するやり方がベスト。これをきちんとやってるひとってそんなにいないよね。慣れるまではめんどくさいけど勝ちたいなら絶対にやったほうがいい。


ちなみにエントリーするときって普通は損切りの位置を決めることから始めるよね? まさかどこで損切りするか決めてないのになんとなくエントリーしてないよね?

エントリ―するときに必ず損切り位置を想定しておかないとリスクリワードもクソもない。実際に損切りできるかどうかは別にしても、だいたいの損切りと利確の位置は考えてからポジるようにしよう。


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もしデイスイングでエントリーするときに「明確な損切り位置を決めていないのにエントリーしちゃってるひと」はお話しにならないからまずはそこの勉強をしてきて。今回は想定の損切り位置を決めてエントリーしているデイスインガーを対象に書く。


そのためにはさっきも言ったけど、自分の証拠金と損失許容額と損切りまでの値幅(pips)に応じて毎回ロットを計算してエントリーするというのが効果的。1トレードごとにロット数を変更するのはダルいけどこれってどちゃくそ大事なこと。


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損切りまでの距離に応じてロットを変えるのは当たり前。前回のトレードは損切りまで20pipsだったのに今回のトレードは損切りまで40pipsの場合、同じロットでエントリーなんてヤバいよね?

じゃあもし次は損切りまで100pipsならどうするの?それもまた同じロットだとしたらとんでもないことがおこるよね。


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例えばいま100万円持っていて損失許容額が10%(10万円)の場合、ドル円で損切りまでの値幅が20pipsなら5ロット、50pipsなら2ロット、100pipsなら1ロットというように変更する。

そうやって損切りまでの距離に応じてロットを変更すればどんなトレードでも、「損切り=資産の〇〇%の損失」となるから心の負担がすごく減って機械的にトレードや損切りができる。

ロットの計算方法はそんなに難しくない。「ロット 計算 ツール」とかで調べたらいくらでもでてくる。

ちなみにわいは昔はココ使ってたよ。めちゃくちゃ簡単。いまは慣れたから暗算してるけど。


多くのひとがエントリー時に損切りの位置を決めているはず。でもなぜかロットはトレードごとに変更しないひとの方が圧倒的に多いんだよなぁ。

それだと損切りまでの距離が毎回違うハズだから損失額も不安定になる。だから損失許容額や損切りに対しての意識が低下して、SL位置をズラしたりすることにもつながる。

損切り時の損失額を「証拠金の〇〇%」というように常に一定にするだけでいい。オススメは3~5%、最大で10%で損失を確定させておいて利益は好きなところまで伸ばせばいい。

デイスインガーはデモでいいからぜひ試してみて。損失許容額と損切り幅を決めてロット計算してエントリー。価値観かわるよ。



~ずんのひとこと~

わいらにできることは損切り位置を決めること、損失額を決めること、そこまで来たら機械的に損切りをすること。ただそれだけ。

確かに利益も自分で決めることはできるけど、どこまで伸びるかというのは神のみぞ知る。運が良ければひたすら伸びるかもしれないしそのあとすぐに戻ってくるかもしれない。

利確位置は神の気まぐれで決まるけど、自分で確実に決めることができるのは損切りの位置だけ

もう一度言うけど「わいらが自分で判断して決めることができるのは損切りの位置」であり、それ以降は「伸びたらラッキー」というお祈りみたいなもの。きちんと根拠と意思をもって損切りすることがトレードをする上での唯一の武器なのかもしれない。


ずんを。







いやいやまだまだまだ終わらないよ???

すでに6000字をこえてるけどこれで半分🙄

頑張って読むのだ!!



こちら「ポロ」という競技
ラルフローレンで有名なロゴマーク「POLO」のアレ
なお「ポロシャツ」というのもこの競技のユニフォームからきてる(トリビア)

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🔷その他の損切り例(デイスイング


デイスイングで上記のようなトレードごとでのロット管理ができるようになったら多分損切りには困らない。しかもその損失許容額を3%以下に設定できているならすでにセミプロレベルだと思う。知らんけど。

でも毎回ロットを変更するのってダルいからつい同じロットでやっちゃうよね。そこは好みの問題だから別にそれでもいいとは思うけど、それなら損切りの基準はもっとシビアにしなければいけない。

シビアというのは「根拠が崩れたら絶対に損切りする」ということ。アホみたいなロットでやるのは問題外として、適正ロット(損失許容額20%以下)の場合にはこれを絶対に意識してほしい。


エントリーって自分なりの根拠(ダウ理論、トレンドライン、水平線、MA、フィボナッチ、MACD、RCI、ストキャス、三尊、プライスアクションなど)があるからするもの。

上がると思ったらロングをするし下がると思ったらショートをするんだから、その根拠が崩れたら絶対に損切りをするべき

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そもそも損切りできないひというのは「エントリー時の根拠が曖昧なひと」「自分のエントリーに自信を持っていないひと」が多いイメージ。エントリー根拠をしっかり言語化できていて自信あるエントリーをしているなら、根拠が崩れたら自信を持って損切りできるハズ。

自分のなかで明確なエントリ―の根拠があるならその根拠が続く限りは決済する訳がないし、その根拠が否定されたらポジションを保有する理由がなくなる。

エントリ―時にしっかりとした根拠を持つことで損切りできるようになるよ。根拠が崩れたらくだらないプライドはすぐに捨てて負けを認めよう。またすぐに次のチャンスがくるから。




次はスキャルピングの損切りについて。

目が疲れるから休憩しながら読んでね。


「ペタンク」 ちょっと興味ある

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🔷スキャルピングの基本的な損切り


ちなみにスキャルピングの場合はデイスイングみたいにトレードごとにロットを変更しない。いちいち損切りまでの幅を計算する時間がもったいないから、わいの場合はロットを固定して低ロットで分割エントリーをする感じ。

根拠が強いと思ったら複数本いれることもあるけど、ここで大事なのはやっぱりロット管理ね。あくまで資金に対して損失許容額を考えなきゃいけないし、本数もあらかじめ決めておかなければいけない。

このnoteは損切りのことだからちょっと話しは逸れるけど、わいのメイン口座の場合は最大でも実効レバ20倍くらいで抑えることが多いかな🤔

例:証拠金100万円の場合は複数本の合計が2ロット(20万通貨)くらい。だから0.2ロットを10本とか、0.5ロットを4本とか自分なりにルールを決めている。

わいは慎重派だからこれくらいだけどもっとリスク取ってもいいと思うよ。でもレバ100倍をこえてしまうと数十pipsの損切りで全損してしまうから注意。

例:10万円で3ロットだと実効レバ300倍となり、約30pipsの負けで口座全損となってしまう。もし20%ルールを適用するならスプ込7pipsで強制損切りだねw


スキャルピングの損切りは基本的には上記で書いた「根拠が崩れたら損切り」というケースが多い。ただしデイスイングよりも素早い判断が必要になるから難易度はあがる。

とくにスキャルピングの場合は損切りを積極的にしていくべきなのになかなかできないひとも多い。スキャルピングのメリットは試行回数を増やせるということ。根拠が崩れたのに損切りせずに含み損を持つということは時間効率の観点からみてもよろしくない。

素早くスパッと損切りをしてつぎのチャンスを待ったほうが絶対にいい。
※とかいいながらわいもなかなか切れないこと多いんだけどねw



あとスキャルピングは逆張りをするひとが圧倒的に多い。フィボやトレンドラインやMAでの反発を狙う(落ちてるナイフを拾う)。

逆張りでも「トレンド方向に沿った逆張り」「トレンド方向とは反対の逆張り」があるんだけど後者は特に危険だから早めの損切りが必要。いま自分がどっちなのかをきちんと把握していたらそれも損切りの要素にできる。


人間は意思が弱いからルールを破ってナンピンしちゃうこともあるし、急なファンダやフラクラに巻き込まれることもある。もし捕まってしまった場合は根拠はどうでもいいから一番最初にいった「証拠金が20%減ったら強制的に損切り」を徹底すること!!それがなによりも優先されるルール。

スキャルピングはとくにコツコツドカンになりやすいから、ドカンを回避できさえすればコツコツと増え続けるんだよね。やりなおせる資金さえ残っていれば大丈夫!!




🔷その他の損切り例(スキャルピング


スキャルピングの場合、わいが実際にしている損切りとしては「タイムカット」という時間経過による損切りがある。(こんな言葉あったっけ?自分で勝手に作ったのかすら忘れた)

具体的には「狙っている時間足のロウソク足5本が過ぎても狙い通りに動いていなかったら損切りを検討するということ。1分足なら5分後、5分足なら25分後、15分足なら75分後。

まあこれは狙う波や個人の考えによるんだろうけど「わいがスキャルではロウソク足5本くらいの波を狙っている」のは「ずん流波理論」でも言っていること。


つまり「ロウソク足5本が経過しても自分が思った方向に伸びていなければそれは波を読み間違えている」ということなんだよね。だから一旦リセットするためにも建値付近だろうが少しマイナスだろうが損切りをすることも多い。

もちろん絶対に損切りする訳ではなくて、そのときのロウソク足の状況次第でもあるんだけど「足が5本経過して利益がでていなかったら必ず疑問に思う」ようにしている。

自分が「5本以内に上がる」と思ったからエントリーしたのに5本経過してもあがっていないなら「あれれーおかしいぞー?」と思わなきゃね👓🎀



とくにオシレーターを使っているひとはこのタイムカットを参考にしてほしい。ロウソク足が5本進んだらオシレーターのカタチも時間経過と共に変わっていく。

オシレーターを見ながらエントリーしていて、5本たっても思った通りの動きをしなかったらそれはもう負けトレードの可能性が高くなる。(中期や長期レベルのオシレーターなら別)

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確実に1万字こえることが確定したからもうひらきなおったよ。




「インディアカ」
小学生のときにこれやったことあるぞ!?

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ここでいきなりクイズ


文字数多すぎてバグったずんがクイズをだすよ。

有名なプロスペクト理論のお話し。


問1
A 100%の確率でもらえる1万円
B 25%で5万円もらえて75%で0円

問2
C 100%の確率で払わないといけない1万円
D 25%で5万円払って75%で払わなくていい


投資家としてはどの組み合わせを選ぶべきかって分かっているよね?基本的な問題だから大丈夫だとは思うけど期待値を考えながら選んでみて。



一応ちゃんと考えるんだよ!!



投資家として選ぶべき答えは決まった?

もちろんBとCの組み合わせを選んだよね。AとCは期待値が1.0に対して、BとDは期待値が1.25(+25%)になるから。

100回やった場合は問1はAが100万円もらってBは125万円もらえる。問2はCは100万円しか払わなくていいけどDは125万円払わないといけない。だから期待値的にはBとCの組み合わせが最強。




まあここまでは普通なんだけどわいがそんな面白くないクイズするわけないよね。

問3 1ヶ月に1回くじを引く
A 100%の確率で毎月50万円の給料をもらえる
B 25%で250万円もらえて75%で給料なし

問4 チャンスが1回きりだとしたら?
C 100%の確率で50万円を支払う
D 25%で250万円払って75%で支払いなし


これだとどう?

ほぼ間違いなくAとDの組み合わせを選ぶひとの割合が増えたハズ。期待値としての割合はさっきの問いと変わっていないから1:1.25。

問3だとAは600万円貰えるに対してBの期待値は750万円となり1.25倍も高い。問4についても期待値としてはCが50万円に対してDは75万円となるから変わらずにBとCの組み合わせが最強のハズなのに。

なかにはAではなくBを選ぶギャンブラーだったり、DではなくCを選ぶ安定志向のひともいるとは思うけど、確実に問1問2よりは答えが偏っているのはなぜだろう。



このクイズで言いたいことは2つ。

①リアルな金額によるリアルな思考

問1や問2はリアル感がなく単なる例題だったから機械的な思考をすることができたけど、現実で起こり得そうな例題の場合は期待値の思考がにぶくなる。問3では75%の確率でその月の給料が0円だというのは死活問題だから安定を選ぶし、問4では75%で支払いをしなくていいからチャンスだと思うハズ。


②試行回数が少ないことによるリアルな思考

期待値の計算はあくまで試行回数がたくさんある場合に確率が収束する話。毎月1回で年12回くらいなら問3だと、確率が偏った場合はBは1年間の給料が0円の可能性もあり得る。問4は1回きりのチャンスなんだから期待値がどうという計算ではなくなり、素直に50万を払うか75%の運に賭けて支払い0円を勝ち取るかどうかという問題になる。



加えて言いたいのは「これと同じことが実際のトレードでも起きている」ということ。頭では期待値が高い方を選びたいけどリアル感がでればでるほどプロスペクト理論にハマってる。

これって損切りも同じなんだよね。

損切りできないひとというのはトレードを「単発」としてとらえすぎ。あちゃもさんや他のひともそうだけど、1回のトレードで勝ち負けにこだわりすぎ。それだとプロスペクト君の思うツボ。

さっきの例題でいうと試行回数が少ない場合には実際に期待値が少ない方を選んでしまうことも多い。それがトレードを「単発」でしか考えられないひとの特徴。もっと何百回何千回という「トータル」として考えることが必要

試行回数がたくさんあればあるほど確率は収束するから期待値に近づくしプロスペクト理論にハマらず正しい判断(正しい損切り)ができる。

そしたらトレード1回あたりの損切りなんて別になんの苦でもなくなる。むしろ1回のトレードで一喜一憂していることがアホらしくすらなる。それが機械的なトレードへの第一歩。

まあだからこそわいは試行回数を増やせるスキャルピングをしてるんだけどね。スイングだとある一定期間内で確率が収束しなさそうで怖い🙄



こういった考え方も「ずん流損切り」の一部だから、「トレードを単発として見ずに複数回のトータルとして意識」してみて。連続3~4回負けたくらいで萎える必要なんて全くない。そのあと連勝すればいいだけじゃん。



さすがにあと少し書いたら終わるよ。もうしんどいw



「キンボール」 なんだか楽しそう👀

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損切り=口座全損という資金管理


このnoteを見ていて気付いたひともいるかもしれない。少額しかいれずに「損切り=口座全損」の資金管理法というのはそういうことなのか!と。

口座に少額しか入れないひとというのは、「どうしても損切りができなくて苦労してたどり着いた資金管理法」なんだと思う。


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AもBも損失許容額10%のトレードをしていることは一緒。Bの場合は10%の損切り=口座全損。なくなったらつぎにまた10万の少額口座を用意するだけ。

もし口座に100万満額いれていて、決めていたルールを守れずに10%(10万)で損切りできなかったらずるずると全損へまっしぐら。初めから10万しか口座に入れてなかったら損切りできなくて全損しても損失が10%で済む。

きちんと損失許容額10%ルールを守れているなら結局どちらも同じことだけど、どうしても損切りができないというひとはBさんみたいにすると資金を守ることができる。


ゲムボを使った5口座に分ける資金管理法も同じような感じだよね。原資を5つに分けることによって最大損失許容額を20%に固定して、うまくボーナスを利用して高確率で勝つという手法。まあルールが変わって少しめんどくさくなったからわいは最近分割してないけどw

どうしてもどうしても損切りができないひとはこうやって無理やりにでも全損する可能性をつぶしていかないと成長しないよ。



あと、Twitterとかでそうやって分割してるひとをみて勘違いしないようにね。口座に50万くらい入れて10ロットとかぶっこむひとがいるけど、それは「50万なんてなくなっても全然平気という資金管理法」を使っているだけだから参考にしたらダメ。

最低でも500万以上は投資に使えるお金があって、50万円の口座で「全損ありきのトレードを計画的にしているだけ」だから決してギャンブルというわけではない。そういうひとたちは自分が使える資金からみた損失許容額(5%とか10%とか)をきちんと計算している。

それを原資が50万しかないひとがマネをしたらいけない。同じことをしてるつもりでもそれはギャンブルになるから絶対に勘違いしないでね。







全損しないための資金管理


なんかもう損切りというテーマじゃないけど「全損」に関係することだからついでにちょっと。

順調に資金が増えていったら人間ってつい調子に乗っちゃう生き物。だからとくに損切りできないひとは「謙虚にコツコツと出金」することで全損を防ぐこともできる。これも工夫だよねー。

出金についても曖昧にせずに自分のルールを作ればいいと思うよ。


例えば毎日一定額しか口座に入れないとか。10万なら10万だけ入れて儲けたらその日の利益を別口座に資金移動して翌日はまた10万からスタート。

5万円負けたらその日の終わりに別口座から5万円を補填する。もし10万円全損したらその日は絶対に終了。とかね。


どうしても損切りができないひとって無理やりでもなにかしらのルールを作らないと一生同じことを繰り返すだけ。

どうしてもできないならいっそFXなんてやめたほうがいいと思うよ。だって絶対に負けるんだからそれならやらないほうがよくない?いじわるとかではなくてガチでそう思ってる🤔






「コーフボール」 ポートボールなら知ってる!

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さいごに


めちゃくちゃ長くなってしまったw

なにか少しでも参考になればいいけど、損切りの概念とかが多くなってしまった印象。本当ならもっとチャートパターンとかを書きたかったんだけど細かいことを書いてたらマジで3万字とかいってしまうw


とくに「証拠金が20%なくなったら強制的に損切り」はガチなトレーダーになりたいなら絶対にやってほしい。20%はリスク取りすぎだから5~10%にしてほしいけどねw

まあそのトレードをしようと思ったら低ロットになるし増えるスピードも遅くなるから海外ハイレバ勢には難しいかもだけど🤔

ハイリターンを狙うならハイリスクをとる必要があるのは当然だからわいもそうするときはあるけど、なんにせよ資金を増やすためには「損切り」や「資金管理」が重要になってくる。


読むのしんどかったと思うけど多分10分くらいあれば読めるよね?

わいはこれ書くのに15時間以上かかってるから、お疲れって意味で「スキ」しといてくれると嬉しいな🙄

ほなそゆことで。



おわり


ずん

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