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税金
ずんやで🤓
いまいちモチベーションがあがらない毎日。今回は税金について。
確定申告も近いし税金について知っておくことは大切。去年は負けていたとしても「今年はたくさん税金を払うほど稼ぐぞ!」という気持ちが大事。
特に海外FXの税金について勘違いしてるひとが結構多いみたいだから、なにか少しでもタメになればと思ってる。🥺
※わいは税理士でもなんでもないパンピーだから今回の記事はあくまで参考程度に!たくさん稼いで税理士に任せるのがベスト!!
Q、海外FXで年間1000万円稼いだ場合の税金は何万円くらいでしょう?(所得税+住民税)
だいたいでいいよ。イメージしといて。答えは後半で。
国内FXと海外FXの違い
よく海外FXは税金高いとか言われるけど実際どんな感じなのか。
これはXMからパクった画像。
国内FXは申告分離課税。利益額に関係なく一律20.315%。内訳は、所得税が15%、住民税が5%、復興特別税が0.315%。
海外FXは総合課税。利益額に応じて17.1%~57.1%になる。内訳は、所得税が5%~45%、住民税が10%、復興特別税が2.1%。
※所得税は確定申告のときに払うけど、住民税は6月くらいに支払い用紙がくる。安易に使っちゃダメ!
これだけみたら「最大50%以上!?海外FXってめちゃくちゃ高いやん!!」って思うよね。でもそれは別におかしくなくて、たくさんお金を稼いでる人はたくさん税金を納めなさいってのが日本の税制である累進課税。
海外FXの税金を説明するときにこの画像は見たことあると思う。でもこれって海外FX(雑所得)だけではなくて累進課税の説明なんだから、FXに限らず累進課税が適用されるひとにとってはこれが普通。
ちなみにこれは所得税のみだから、実際はここに住民税10%と復興特別税が2.1%が加わる感じ。
日本でお金儲けをする限りは基本的にはこの累進課税になる。プロ野球選手だって1億円稼いだら約半分が税金で持っていかれる。
サラリーマンで5000万円稼ぐひとは所得税と住民税を合わせて2000万円(約40%)くらい持っていかれる。実際にはいろんな控除とかあるけどね!
ようするにたくさん稼いだひとはたくさん税金払えよってのが普通。※法人税の場合は比例税率だからまた別だけど、役員報酬は累進課税。
でも国内の投資系はどれだけたくさん稼いでも一律20.315%でいいよって感じだから、海外FXが高いんじゃなくて国内FXが安いだけなんだよね。最大57.1%というのは海外FXだけではなくてごく一般的なこと。
ほな具体的に国内FXと海外FXの税金を比べてみる。ここで勘違いしてるひとが多いこともあるからちょっと詳しめに書く。
実際の税金額(超過累進課税)
※今回はいろんな控除や本業の給料は一旦無視。実際の税金は本業の給料とFXでの収益を合算して税率が決まる。
さっき言ったように国内FXの税金は所得税15%+住民税5%の一律20%が税金(復興特別税は一旦無視)。300万円稼いだら60万円が税金だし、1000万円稼いだら200万円。
じゃあ海外FXの税金はいくらなのかを下の表を見ながら計算してみる。300万円なら②のゾーンだから60万円(所得税10%+住民税10%)、1000万円なら⑤のゾーンだから430万円(所得税33%+住民税10%)が税金なのかというとそれは違う。ここの勘違いが多いんだよね。
■注目ポイントは超過累進課税と控除額
100万円に対する税金は所得税5%の5万円。195万円の場合も所得税5%の9.75万円。じゃあ200万円の場合はいきなり10%に跳ね上がって、「税金を20万円払わなきゃいけない」とはならない。
195万円の状態から5万円所得が増えたくらいで税金が10万円以上増えたら、わざと負けて195万円に抑えた方がトータルで得することになってしまうからね。
結論を言うと、所得税率が変わるタイミングで「このボーダーを越えると税率が上がっちゃうから損する」とかは考える必要がない。だから稼げるだけ稼いだほうがお得になるから安心してほしい。
これを少し詳しく説明すると、「超過累進課税」という考え方だから、200万円稼いだ場合は195万円に対して5%、超えた分の5万円に対してのみ10%がかかる感じ。だから9.75万円(195万円×5%)+0.5万円(5万円×10%)=10.25万円になる。195万円を超えたからといって【200万円全体に対して10%の税率がかかるわけではない】。
ここで計算を分かりやすくするためのものが一覧表にある控除額。200万円稼いだ場合に上記のような超過累進課税を段階ごとにいちいち計算をするのはめんどくさいから、200万円×10%-9.75万円(控除額)をすると10.25万円になる。
ほな500万円の場合を考えてみる。超過累進課税だから、①195万円×5%+ ②135万円(330-195)×10%+ ③170万円(500-330)×20%=9.75万円+13.5万円+34万円=57.25万円。下図を見てもらうと分かりやすいかな。
5%の税率が適用されるのは195万円分、それを越えた10%の税率が適用されるのは135万円分、20%の税率が適用されるのは170万円分。
合計では500万円なんだけどゾーンごとに税率が決まっていて、超えた分に対して一段階高い税金がかかるイメージ。
これもいちいち税率ごとに計算をするのがめんどくさいから控除額を使って簡単に計算すると、500万円×20%-42.75万円(控除額)=57.25万円。
どっちの計算を使っても同じ税金額になるんだけど、控除額を使った方が圧倒的にラク。
例えば4000万円稼いだ場合には、4000万円に対して45%の1800万円を払わなければいけないワケではなく、その金額に控除額の479.6万円を引いて1320.4万円になる。
だから実際の税率は33%くらい。まあここに住民税10%あるから43%になるんだけどね。もっと詳しく知りたいひとは「超過累進課税」で調べてね。
勘違いしてるひとが多かったけど、下記の表で、「あと〇〇万円稼いでしまったら税率が一段階あがるから困る」とかは考える必要がない。900万円と901万円では支払う税金はほぼ同じ。前者は233.4万円で後者は233.73万円。
国内と海外では実際にどれくらい違うのか
ではここでもう一度国内FXとの税金の比較をしてみる。国内FXは300万円稼いだら60万円が税金だし、1000万円稼いだら200万円。※控除や復興特別税は無視。
海外FXは300万円の場合は所得税20.25万円+住民税30万円(10%)=50.25万円だから海外FXの方が安い。1000万円の場合は276.4万円(所得税176.4万円+住民税10%100万円)になる。
冒頭の問いの答えがこれ。1000万円稼いだときに276.4万円の税金って意外と安くない? 40%くらい持っていかれるイメージあったりしない?
■海外FXの税金早見表
・400万円までは海外FXの方が税金安い
・1000万円では国内FXと海外FXの差は7.6%
・税金で1億持っていかれるくらい稼いでみたいものだ
1000万円稼いだ場合、国内FXだと200万円(20%)で、海外FXでは276万円(27.6%)だからたった7.6%だし【誤差みたいなもん】だとわいは思ってる。
さすがにそれ以上稼ぐならだんだん税率が離れてきてしんどくなるけど、思ったより国内FXとの差はないよっていうお話し。
さいごに
もう一回いうけどわいはあくまで素人。今回は税金の知識が全くないひと向けに「超過累進課税の仕組み」を中心に書いた記事。そんな専門的なことは書いていないからおおまかな枠組みを知ってもらえたらいいなと思ってるよ!
実際にはサラリーマン投資家がほとんどだから、本業の給料と合算して税率が決まるし。あとはこんな単純な計算ではなくいろんな控除があったりもするから税金ってめちゃくちゃややこしい😰
まあとりあえず今年ももう一ヶ月が終わる。今年はたくさん税金を納めることができるように頑張ろうね!!それで税理士に丸投げするのがベストw
疲れたから詳しくは書かないけど、法人口座だからってめちゃくちゃ有利だというわけではない。いろいろあるんだよね。役員報酬は累進課税だから高額の報酬を払うときには結局税金払わなきゃいけないし💦
ま、いろいろあるからいろいろ考えて頑張ろう!!
おわり
ずん