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pips(ピップス)
ずんやで🤓
今回はちょっと初心者さん向けに。
FXをやるうえではpipsは必ずつかう単語だけど、pipsがよく分からんって意見もあったから。
そもそもpipsがよく分からないのに「リスクリワードが~」とか「損切りを〇〇pipsに~」とか理解できるわけがなかったよね🤔
何度か記事で書いてるけど、わいは【pips至上主義】。
「今月は5万円稼いだ」という「金額」でも別にいいんだけど、どうやってその金額を稼いだのかをもっと細かく分解したいという考え方。
「5万円稼いだ」という結果だけではあまりにも漠然としていて、手段であるロット数と獲得pipsの組み合わせが無限大にある。何ロットエントリーして何pips獲得して5万円を稼いだのかを言語化することで次回以降も同じように再現できる。
50ロットで1pips、1ロットで50pips、0.25ロットで200pips、0.01ロットで5000pips、など、これらは全て5万円稼いでる。どの方法で5万円を稼いだのかはとても重要になってくる。(1ロット=10万通貨)
自分の実力を測るため、再現性のある手法を確立するため、プロスペクト理論に負けずに機械的にエントリーするためには「金額を稼ぐ」のではなく「pipsを稼ぐ」という意識をすればいいと思うよ。ロットはあとから自然にあがっていくだけだし。知らんけど。
ほないくでー。
※これは一部わい独自の考え方も入ってるからいろいろ間違ってたらスマソ
pipsとは
pipは「percentage in point(パーセンテージ イン ポイント)」の頭文字をとったもの。
pipsはそのpipの複数形。だから1の場合は1pip(ピップ)が正しく、2以上がpips(ピップス)ということっぽい。知らんかった🤔
てか「percentage in point(パーセンテージ イン ポイント)」ってなんやねん。いろんなサイトを見てみたけどそこの説明があんまりないのに当たり前に使っててワロタ。
percentage in pointを直訳すると「ポイント単位の割合」。
pointは「その通貨の最小単位」、percentageってのは「百分率」って意味。
あとからもう少し詳しく説明するけど、【ポイント】ってのが重要になるから覚えといて。
なぜpipsをつかうのか
FXとは外国為替証拠金取引。さまざまな国の通貨ペアがあって、売買したときの差益やスワップポイントで損益が決まる。ドル円やユーロドルやポンドオージーなどなどたくさんの通貨ペアがある。
たくさんの通貨ペアがあるからこそ、単位を統一しないとカオスになってしまうからpipsというものがうまれたみたい。
本来であれば各通貨ペアの現在の価格は後ろ側の通貨で表現する。ドル円なら「円」、ユーロドルなら「ドル」、ポンドオージーなら「オージー」。
現在のドル円の価格はBid値が119.154となっているから【1ドルが119.154円だよ】という意味。ポンドオージーの価格が1.77742なら【1ポンドが1.77742オージードルだよ】という意味。
現在ドル円が119.154円で、今後ドル円が119.254円になると「0.1円上がった」ということになる。ほかの通貨はどうなるのかというと、ユーロドルだと「ドル」で表現するから「0.001ドル下がった」、ポンドオージーなら「0.001オージードル上がった」とかになって、通貨ペアごとに円やらドルやらポンドやらフランやらいろんな通貨単位でゴチャゴチャになっちゃう。
だからこそ「pips」の登場なんですわ。
円やらドルやらいろんな通貨ペアがあるなかで単位を「pips」に統一することでめちゃくちゃ分かりやすくなる。
「ドル円で10pips上がった」「ユーロドルで10pips下がった」「ポンドオージーで10pips上がった」などなど。
たくさんの通貨ペアがあるからこそ、共通の単位が必要だったってこと。
※ちなみにGOLD(XAU/USD)や暗号資産(BTCなど)や株価指数(日経、ナスダック、S&P500など)はFXではない。
だからpipsの概念はあまりなく「〇ドル上がった、日経〇円下がった」などと表現することも多い。※後述
リア充爆発しろ💣🔥
どこの数字が1pipsなのか分からない
初心者さんは最初にここでつまずくと思う。さっきのドル円の場合だと119.154という数字があるけど、どこが1pipsの桁なのかパッと判断できないよね。9なのか1なのか5なのか4なのか🤔
ドル円の場合は119.154の「5」の部分(小数点第二位)が1pipsになるというのが現在の通例。
もう少し詳しく説明すると、このpipsというのは各証券会社が決めているものだから完全なる正解は存在しない。
どういうことなのか?
「pipsとは」の章で説明したとおり、「percentage in point(パーセンテージ イン ポイント)」の頭文字をとったもの。
【ポイント(point)】というものは、その通貨の最小単位のことで、各証券会社が自分で決めているものなんだよね。だから最小単位はそれぞれ違うこともある。A社は119.15、B社は119.154、C社は119.1542、など。
昔はドル円の場合は119.15だったから小数点第二位(1銭)までしか表示されなかったし、それが取引するときの最小単位だった。だから当時は最小単位である小数点第二位(1銭)が1pipsとして認識されたし基準になった。現在の1pipsの位置はそのなごりが残ってるだけ。
でもいまでは小数点第三位まで表示する業者がほとんどだから、本来の意味でのpipsだと119.154の「4」の部分が1pipsになるし、実際に国内FX業者とはではそういった表現をしているところもある。
MT5(Titanチャート)でもドラッグしてpipsを測ろうとすると、表示されるポイントとpipsは違うことに注意。小数点第三位が最小単位のpointだけど、pipsは小数点第二位だから。
「わけわからん!!!」と思ったひとはそこまで深く考えなくていいよ。
ほなどうやって1pipsを見分けたらいいのかというと、パッと見ですぐにわかる。
気配値とかのでかい文字の一番最後をみたらいいんやで。ドル円なら「5」、ポンド円なら「9」、ポンドドルなら「6」。この桁が1pips。めちゃ簡単。
あんまりメジャーではない通貨もこれでいい。でっかい数字の最後の桁が1pips。
ドル円やポンド円などの「円絡みしか触らない」ってひとも結構いると思うけど、その場合は「1円が100pips」「1円の1/100(1%)が1pips」って覚えるといいかも。ドル円で119円から120円まで動いたら100pips。
これとセットで覚えるといいのが、「1ロット=10万通貨=約1000万円」と「1ロットで100pips稼ぐと約10万円の儲け」。このくらいは公式として丸暗記して、あとは応用で「0.5ロットの場合は~」とか「200pips稼いだ場合は~」とか計算する感じ。
余談
ドル円で10万通貨ということは10万ドル必要。いまは1ドルが約120円だから1ロットエントリーするのに1200万円分の取引をしているということ。
まあFXは証拠金取引だから実際に1200万円を用意する必要はなくレバレッジをかけることができる。現在ドル円で1ロットエントリーするには、レバ1倍の場合は1200万円必要だけど、レバ100倍なら12万円、レバ2000倍の会社なら6,000円でトレードができちゃうんだよね。
大事なことだからもう一度言うけど、株みたいにレバレッジ1倍の現物取引なら1ロットエントリーするのに証拠金は1200万円必要。ちなみに株の信用取引をしてしまって退場したひとがいるって聞いたことある?信用取引だと最大レバレッジは3.3倍。
レバ3.3倍でも退場者続出のハイレバなのに、レバレッジ10倍以上(最大1000倍以上)かけて素人が勝てるわけないよねー。
どうやろか?
とりあえず日本円関係の通貨ペアなら小数点第二位(1銭)が1pips(1円が100pips)、それ以外の通貨だとだいたい小数点第四位が1pipsって覚えておけばいいかも。
さあいままでのところでなにか疑問に思ったことはある?
普段GOLDトレードしてるひとはめちゃくちゃ違和感あるはずなんだけどね。
これ。
GOLDの場合は1pipsってどこ?
違和感に気づけたひとはちゃんと読んでるってこと。
でかい数字が1pipsならGOLDの場合1920.83の「3」が1pipsになるのかというと、わいの場合は「8」の部分が1pipsと考えている。ぶっちゃけ正解はないから考え方は自由。
まあそもそもさっきまでのpipsの話はあくまでFXの話であって、GOLDや暗号資産や株価指数の場合はまた違う。
これらは基本的にたくさんの通貨ペアと比べる必要がないからpipsの概念があまりないし、「ビットコインが〇〇ドル上がった」や「日経が〇〇円下がった」って使うからpipsはほとんど使わない。
だからGOLDの場合も「〇〇ドルの利益がでた」って言ってもいいんだけど、わいはpipsで表現するんだよね。なんてったってpips至上主義だから🤣
ほななぜ1920.83の「8」が1pipsなのかを説明する。
これはFXのpipsの概念を逆算した感じ。興味ないひとは読み飛ばしていいよw
FXでは「1ロット=10万通貨=約1000万円」と「1ロットで100pips稼ぐと約10万円の儲け」というのが基本的な考え方だと思っている。わいだけかもしれないけど。
ただしこれは1ドル=100円=1ユーロ=1ポンドを基準にしている。だからいま現在ドルが120円だったりポンドが150円だったりするから多少誤差はあるけどね。
まあ「1ロットで100pips稼いで約10万円の儲け」ってのがひとつの基準だから、それをGOLDに当てはめると1920.83の「8」が1pipsになる。
詳しい計算式を書いても興味ないだろうから省くけど、1ドルが10pipsで10ドルが100pipsって感じだから1920から1900まで動いたら200pips動いたことになる。
「GOLDは0.1ドル(小数点第一位)が1pips」と頭に叩きこむんだ!!
おまけ
さいきん界隈ではナスダックや原油が流行っている。
わいはまだ手を出せないんだけどナスはボラがめっちゃあって面白い!!
って思ってるひと多いかもだけど、さっきの理論でpipsをあてはめると値動きは全然しないんだよね🤔
ナスダックは10ドルの桁が1pips、1000ドル動いたら100pips獲得って感じ。
実際にトレードしてみればわかるけど、ナスダックは1ロットエントリーすると「1000ドル動いたら約10万円増減」する。だから1000ドルが100pipsであり10ドルが1pips。
pipsの概念をナスダックに当てはめてGOLDとのボラを比較すると約10倍違う。めっちゃ動いているように見えるんだけど実際はそうでもない。ナスダックは10ドルで1pipsだけどGOLDは0.1ドルで1pipsだから。
ちなみにドル円も同じ縮尺にすると、この半年で最大値幅は約800pipsくらい。つまりナスダックのボラはGOLDの1/10でドル円の1/2くらい。
ほななぜナスダックがトレードしやすいように感じるのか。それはGOLDよりも証拠金が少なくて済むからたくさんロットをもてちゃうんだよね。
値幅はGOLDの1/10だけど、GOLDの10倍以上のロットでエントリーすればたくさん動くように見えちゃうだけ。その辺を理解してやってるならいいんだけど、知らずにやってるならめちゃくちゃ危険。
わいとしては「どうせGOLDの10倍のロットを張るならドル円で30ロットとかのほうがテクニカル効く」と思っちゃうからまだ手を出せないんだよね💦
他に良いところとしては「値幅に対するスプレッドの狭さが抜群」だからスキャならありかな!
まあ、指数はFXやCFD以上にファンダに影響受けまくるし、過去をみるとレンジではなく右肩上がりトレンドだという実績があって「ポジション保有率が極端にロングに偏る」とかの特徴があるからその辺を理解して楽しんで!!
さいごに
てなわけでpipsのことが少しでも分かってくれたかな🤔
わいは【利益は金額ではなく「獲得pipsとロット数」で考える】というちょっと異端な考え方だから、うまく伝わらなかったらごめんよ💦
初心者さんはまずは自分がよくさわっている通貨でどれくらい動いたら1pipsなのかを把握すること!
それで「〇ロットで〇〇pips動くと〇〇円の増減がある」ということを理解するのが大事だと思うよ。
そうすればリスクリワードの計算もすぐにできるようになるし、うまいひとがよくいってる「損失許容額を〇%に抑える」という技術を身につけることができる。
10万円で損失許容額が5%の場合は5000円まで負けることができる。リスクリワードを考えて損切りの位置を事前に設定し、損切りまでの値幅が50pipsなら0.1ロット、10pipsなら0.5ロットというように「損切りまでのpips数でロットを決める」ことができれば上級者の仲間入り。
個人的には「金額を意識するよりはpipsを意識したほうがいい」と思うんだよね。そのほうがいろんなメンタルの罠にかからずに機械的にトレードができると思ってる。
まあいろんな考え方があるから自分に合った方法を試してみてね!
おわり
ずん