薬を飲むことはいいことか悪いことか
EAPメンタルヘルスカウンセラーを目指す づめさん です。
今日は、グループディスカッションの中で「メンタル不調を安易に病院につなげて、服薬させるのはいいことなのか?」という意見がありました。
先生からのご意見は聞けていなくて、あくまで生徒内で話し合ったことですが、
まずは医療の介入が必要なケースかを見極めるのが難しいという意見が出ました。
病気というのは、0か1かではなく、スペクトラムといってグラデーションのようになっています。
真白だったら健康でしょうし、真黒だったら病院に行くべきですが、グレーが難しいです。
そこを安易に病院を紹介してしまっていいのか?不用意にクライエントを薬漬けにしてしまうリスクはないのか?
という意見がありました。
わたしの個人的な意見は、疑わしきは病院にいってもらうほうがいいのではないかと考えています。
そこで服薬が必要なのかはお医者さんの判断になりますが、もし症状が重い場合は、服薬無しではそもそもカウンセリングを受け続けること自体が難しくなると考えるからです。
わたしは以前、パニック障害と診断されました。2度繰り返していて、1度目ははっきりと診断され、2度目はパニックの傾向があるというような軽いものでしたが、症状は辛いものでした。
まず、眠りが浅いので休息が十分にとれなくて正常な判断ができなくなっていきました。食欲がなくなり、ガリガリにやせてしまって免疫もさがり、日和見感染にかかったり、ちょっとした風邪が肺炎など重症化してしまいました。
ただでさえメンタル不調があって辛いのに、身体もボロボロでどうすれば心身ともに健康になれるのか検討がつきませんでした。
こうなると、口から出てくる言葉、頭で考えることは「もう、やだ。」だけでした。
この状態でもしカウンセリングだけ受けていたら?
カウンセラーに相談することで多少は楽になったかもしれませんが、心身ともに不調を繰り返す中ではよくなるための行動はなかなか取れなかったと思います。
わたしは、薬を飲んで不安な気持ちを落ち着けたりしたことで起きている時間に本を読んだり、のんびり料理を作ったりできるようになりました。
人と会って建設的な話もできるようになって、少しずつ元気を取り戻しました。
このときカウンセリングは受けていませんでしたが、産業医のアドバイスを余裕を持って聞けるようになり、生活リズムの改善にきちんと取り組むことができました。
ですので、個人的な体験ではありますが、服薬治療を受けてよかったと思っています。
服薬が元気を取り戻すための大きな助けになりました。
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