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手取り13万だった僕がどう生きたか
先日Twitterで「手取り13万円」がトレンドになっていました。
トレンドの「手取り13万」に対して、いつものように「転職しろ」という笑止ツイートが溢れているが、40代後半の俺がハローワークや就職サイトで職探しするとなると
— 小松立騎 (@9DUTZwxTUPq0UKF) October 13, 2022
①軽作業残業なし=手取り12万
②重労働みなし残業20時間=手取り15万
③人の命を預かる職業残業夜勤あり=手取り17万
しかないからな。
この低賃金問題はたびたび話題になりますよね。こういった話題が出るたびに、
だったら転職しろ!
その仕事についた自分が悪い!
という意見が出てきます。ごもっともでございます。
しかし、僕自身も手取り13万円を体験していた身なので、すごく耳が痛い。現在はフリーランスになって、当時の5倍以上もらえるようになりました。
あの辛い時代に僕が考えていたことや、実際に行動したことをまとめてみました。ぜひ参考にしてみてください。
手取り13万円の現状
都会の人は気づきにくいかもしれませんが、田舎でも当たり前に手取り13万円が万円しています。むしろ、総支給13万という神の領域も。
![](https://assets.st-note.com/img/1665885703352-7ZqOHAzEg1.jpg)
僕の地元は宮崎県ですが、宮崎を離れて5年ほど経ちますが給料は変わっていないように感じます。不景気なので宮崎に限ったことではないですけどね。
今は物価が高騰していて、僕の時代の手取り13万よりも苦しくなっていると思います。ガソリン代も馬鹿高くなっています。
不動産を見てみると昔ほど安くないなと感じました。一軒家を買った友人に聞いても、神奈川県の平均と同じくらいの価格。
もはや、「田舎は物価が安い」は消えつつあるのかもしれません。
ただ、道の駅の野菜や、300円台で食べられるうどんは最高にコスパがいいです。味も最高。これは宮崎の魅力。
実体験
僕が手取り13万円だった時代の話をします。僕はブラック企業ばかり渡り歩いているので、手取り13万は3社くらいあるのですが…代表的な1社を例にあげます。
①給料日には残高が9万以下になる。
僕は当時家賃4.5万のところに住んでました。給料日と家賃の振り込み日が同じなので、いきなり残高が9万以下になります。
給料日だ!嬉しい!飲みに行こう!なんてなったことが一度もありませんでした。
②県外の出張に1000円の現金も持たずいく
当時の仕事が県外に出ることが多い仕事でした。現金がないため、財布に1000円もない状態で他県へレッツゴー。
車は自前、ガソリン代は経費でしたがクレカで出し変えるという方式。飲み物はペットボトルを持ち歩き、店で水を補給するというスタイルでした。
③社長に相談するも「共働きだよね?^^」で終わる
さすがに生活がキツかったので社長に相談したところ。
「でも、キミのところ…共働きだよね?」
という謎理論のため、給料変わらず。さらには副業禁止というルールまで加算されました。
当時の上司には何度も相談していましたが、全く役に立たないゴミでした…。ペコペコするだけのいじめられっ子タイプの上司には期待しないほうが良いでしょう。
④身の回りのものをできる限り売る
大切にしていたギター、ゲーム、などなど売れるものはドンドン売りました。最終的には毎日使ってるPCまで売り飛ばしてなんとか生活していました。
当時、ものすごく部屋が片付いたのを覚えています。あと、あのギター売らなければよかったなと後悔もずっと残っています。
⑤キャッシングで生きる
もちろん貯金はないので、お金がなくなったらキャッシングで生きます。僕は一切ギャンブルはしないのですが、キャッシュフローを焦げ付かせないために少額のキャッシングで食い繋ぎました。
ポイントはちょっと借りて、返す。を繰り返すこと。あくまでの人の金だということ忘れないように。
このポイントを大事にしてたおかげで返済に遅れたことは一切なく、今はもちろん借金ゼロのクリーンな体です。
なぜ転職しないのか?
多くの人が持つ疑問「なんで転職しないの?」という話です。そう言いたくなる気持ちよくわかります。
しかし、当事者からすると「したいけど、できない」が答えです。
生活ギリギリのお金しか与えないというは経営のテクニックの1つでもあります。会社に依存させやすい。
まさにその依存状態に陥っていて、1ヶ月でも収入が途絶えたら死ぬ状態になっているんです。
タイミング的にも難しくなるし、何よりも心の余裕がありません。焦ってばかりの人間を採用しようなんて思う会社はないんです。
さらに、今の会社にすがるしかないのでどんな無茶を言われてもOKするしかありません。その結果、1000円もないのに県外出張へいくという生活になるわけです。
こういう生活をしている人を褒めてくれとは言いませんが、わざわざ責める必要もないと思います。
当事者になると腐るほど説教聞きますからね。
「転職しないの?」じゃなくて、「転職先紹介するよ」くらい言えないと上から目線で説教するべきではないですね。
手取り13万からどう脱出たか
僕が手取り13万を脱出した方法とは。
それは宮崎→神奈川に転勤になったからです。
手取り13万だった僕は、これだけで手取り24万になりました。
田舎は安い、都会は高い。ただそれだけなんです。
「脱出した方法って、ただのラッキーじゃねえか」って思われるかもしれません。
でも、これはラッキーじゃないんです。
なぜかというと、僕はチャンスが来た時に必ず掴める準備をしていました。それは知識も技術もメンタルもです。
「来月から神奈川行ってこい」に対して、即返答できますか?それができるかどうかだけの違いです。
そして、そうやって声がかかるために普段からしっかり勉強をしていました。
何もなく状況が良くなるなんてことはないということです。
毎日勉強していても状況はよくならないかもしれないが、勉強せずに状況がよくなることはないということ。「毎日会社の花に水をあげてます!」と言ったところで給料あがるわけないですよね。
態度から改めよう
手取り13万は悪です。それは貧乏癖がつくから。
人を妬み、常にイライラし、しょうもないことを指摘して優越感に浸りたがる。
これを繰り返しても、自分が幸せにならないんですよね。
僕が徹底していたのは、金はないけど態度は金持ちと同じにするということ。
一番わかりやすいのは金持ち喧嘩せずで、ちょっとしたことに怒らない。コンビニにいって、店員さんの対応が遅くてもイライラしない。
意見の食い違いがあっても、まずはじっと相手の意見を聞く。など、余裕があるフリを続けることが大事です。
イライラすることは本当によくない。自分の体にも良くないし、友達も減ります。
まずは、金持ちになったつもりからはじめましょう。金持ちはどんな状況でも凹まず、勉強を欠かさない。
まとめ
今回はTwitterでトレンドになっていた手取り13万について、僕の実体験も交えて書いてみました。
世の中にはたくさんの仕事があり、給料の高い安いで価値が決まるわけではないです。しかし、安い給料はキツい。という現実があります。
貧乏は心の貧乏を生みます。金はあっても困らない。転職して年収アップできるチャンスがあればすぐに飛びつくべきです。
チャンスが来た時に確実に仕留められるように、普段から勉強してアンテナを立てておきましょう。
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また次のnoteでお会いしましょう。