かぐらなんばん~辛くてうまい最高の野菜!!~
こんばんは!しみず君です。今回は長岡の野菜では有名なかぐらなんばんについて取材・調査しました。また実際にかぐらなんばんを使った料理も何品か作りました。
調査のきっかけ
私は新潟に住んではいますが、かぐらなんばんの存在は名前くらいしか知らず、食べたこともなかったです。またスーパーの野菜コーナーに並んでいることも少なく、自主的に探さないと見かけることもほぼないと思います。この記事で少しでも興味を持ってもらえると嬉しいです。
知り合いのかぐらなんばんを作っている農家に取材してみた!
昔からの知り合いの農家の清水さんがかぐらなんばんを作っているということなので話を伺ってみました!結果は・・・
よく分からない
だそうです(笑)。といっても全く取材できなかったわけではないです。清水さんがおっしゃるには新潟県長岡市の山古志村が積極的にかぐらなんばんの宣伝をしていて、山古志村以外だとかぐらなんばんを作っている農家は少ないそうです。またピーマンと同じで育て方もあまり変わらず簡単に作れるため、家庭菜園でかぐらなんばんを作っている人もいる、ということでした。
これだけでは特徴等がよくわからないため私たちも調べました。
・旬は7月中旬~9月下旬
・昔の山古志村(現長岡市)で昔から栽培されてきた伝統的な野菜。唐辛子。
・表面のゴツゴツした外観が神楽の面に似ていることからかぐらなんばんと呼ばれている。
・戦国時代の頃に日本に渡来し、山古志で昔から自家用野菜として栽培されてきた。
・山古志の気候(夏の暑さや寒暖差)が辛さの素となっている。
・調理する時の注意点
辛みが強く、素手で実をきざむとしみる場合があるので、料理する時は手袋を着用したほうがいい。調理した手で絶対に目を触らないこと。
これらがわかりました。特に調理する際に辛み成分を触った手で目などを触るのには注意したいですね。これを踏まえて実際に調理してみよう!!!
調理!
かぐらなんばんを実際に買ってきました!今から数品作って一番おいしかった料理を決めたいと思います!ぜひ真似して作ってみてください!
~調理前に~
かぐらなんばんは種やワタの部分が特に辛いのでこの部分をとるかどうかで料理の辛さが決まります。種を取ってワタを残せばピリ辛、種とワタ両方とればほとんど辛みはなくなります。
↓ワタ
エントリーNo.1:素焼き
まずはそのまま焼いて塩コショウを軽く振って食べてみました。
うまい!ピーマンと違い肉厚でジューシーです。中の種とワタを両方取り除いたので辛くなく、またピーマンのように苦味もないのでとても食べやすいです。焼くことで香ばしくなり、シャキシャキ感を味わえます。
エントリーNo.2:天ぷら
こちらもお馴染みのレシピです。今回てんぷら粉は 「日清 コツのいらない天ぷら粉 揚げ上手」を使いました。
そしてできたのがこちら。種とワタを除き衣をつけ、180度の油で2分揚げました。食感を楽しみたい人は30秒~1分揚げ時間を短くすると良いです。
うまい!中身がふわっっと仕上がっていて、外側の衣はサクッとしています。めんつゆで食べるのもいいですがおすすめは塩です!かぐらなんばんの甘味が引き出されて素材の味がよくわかります。
エントリーNo.3:かぐらなんばんの肉詰め
かぐらなんばん 1個
タネ
豚ひき肉 80g
玉ねぎ 20g
パン粉 大さじ1
牛乳 大さじ1
塩 1g
ナツメグ お好みで適量
タレ
オイスターソース 小さじ1
醤油 小さじ1
みりん 小さじ1
水 大さじ1
半分に切って種とワタを抜いたかぐらなんばんにこんな感じでタネを混ぜたものを詰めます(この時パンパンに詰めるといいです!)。油を敷いて熱したフライパンに肉を詰めたかぐらなんばんを肉の面から入れて中火で焼き目がつくまで焼きます。
こんな感じで焼き目がある程度ついたら肉の面を下にしたままふたをして弱火で10分蒸し焼きにします。10分たったらタレを合わせたものを入れ、絡めながらある程度タレが煮詰まったら完成!
うまい!ピーマンと違ってかぐらなんばんが肉厚だから肉に負けない!またタレとほんのりと辛みのあるかぐらなんばん、そしてジューシーな肉の相性が抜群!ご飯のおかずにもつまみにもなる!またピーマンの肉詰めと違って苦味がないので子供でも食べやすいかもしれない。
エントリーNo.4:ピザ
種をとってワタを少し残した状態の辛いかぐらなんばんを具材に使ったピザを作ってみました。生地から作りましたが今回生地は省略します。
伸ばした生地にケチャップを塗り、乾燥バジルを全体にかける。適当な大きさに切ったかぐらなんばん・生のトマト・チーズ・輪切りにしたソーセージをのっけて、最後に全体にクレイジーソルトを少しかけてオーブンに入れて焼きます。今回は予熱あり250度で10分焼きました。
やけました!仕上げにオリーブオイルを少しかけていただきます!
うまい!生のトマトのジュワッとして食感にシャキシャキのかぐらなんばんが合う!そしてワタを残したかぐらなんばんを入れたのであとを引くからさがありまた次の一枚が食べたくなる逸品です!
エントリーNo.5:かぐらなんばん味噌
かぐらなんばん1個
味噌 大さじ2
みりん 小さじ2
酒 小さじ2
砂糖 小さじ1
水 50ml
かぐらなんばんをみじん切りにします。今回は種だけ取ってワタを残しました。ピリ辛です。辛くしたいなら種ごと入れてOKです!
みじん切りにしたかぐらなんばんを砂糖とともに弱火でしなっとなるくらいまで炒めたら、残りの調味料をすべて入れて、水分が飛んで好みのかたさになるまで炒め煮ます。
うまい!程よい辛さでご飯が進む!焼きおにぎりの中身の具などにするなどしてもおいしいと思うし、つまみにしてもよしです。食卓にあってまず困らない簡単おかずだとおもいます。
結果発表っ~~!
今回エントリーした5つの料理の中で最もおいしかったのは・・・
エントリーNo.3:かぐらなんばんの肉詰め
でした!おめでとう!ピーマンと全然違う食感・味で、肉厚でジューシーなところが食べた瞬間驚きでした。今回作った料理の中である意味一番意外性のある料理になったと思います。
まとめ
かぐらなんばんの特徴や歴史を知ることができ、特徴を生かした料理を調べて、実際に作って食べることができました。皆さんぜひこのおいしいかぐらなんばんを見てみて、食べてみてください!
参考
新潟・食品名産図鑑 かぐらなんばん https://nigata.japanfoods.net/specialty/kagurananban/
長岡市 かぐらなんばん https://www.city.nagaoka.niigata.jp/kankou/aji/ajiwau/kagura.html
https://yamakoshi.place/ja/archives/kagura_nanban/
日清 コツのいらない天ぷら粉 揚げ上手
https://www.nisshin.com/products/detail/4902110340501.html