東大バイオエンジニアリング専攻 院試 合格までの道のりを書いてみた 6,700字
東京大学のバイオエンジニアリング専攻に学歴ロンダリングしたいけど、どうしたらいいかわからない人向けに地方大学出身の自分の経験を元に記事をかきました。
皆様の人生を変える一助となりましたら幸いです😊
研究室に見学に来た子にこのフローを紹介したら3ヶ月後、日大から東大にロンダリング成功しましたので、内容は十分信頼できると思います!!
1. 東大バイオエンジニアリング専攻 院試の良いところ
東京大学の大学院に進学することが第一目標である場合、難易度が高くなくかつ恵まれた環境に進みたいと思いますよね。(難易度が低くても環境が良くなかったら嫌ですよね。。。)
今回お教えする専攻は、東大のあらゆる専攻と比較しても、難易度対効果が非常に高いです。試験科目が少ないのにも関わらず、倍率がそこまで高くなく、就職の推薦も豊富といいことづくめです。
■柏キャンパスの研究科は入りやすいことが多い
よく東大の大学院は簡単に入れると言われてしまうのですが、それは柏キャンパスにできた新領域創成科学研究科の影響が大きいです。こちらは大学院から新たにできた領域といっていいでしょう。過去問を見ると分かりますが、試験問題が簡単で入りやすいと言われています。
しかしここキャンパスが千葉県なんですよね。
■赤門があるのは本郷キャンパス
柏キャンパスは広大な土地に立っていて、研究環境としてはいいと思うのですが、せっかく東京大学の大学院行くのだったら本郷キャンパス(赤門あるとこ)にいきたいですよね。
■結論:バイオエンジニアリング専攻
そこでおすすめの専攻が工学系研究科のバイオエンジニアリング専攻です。キャンパスは本郷にあります。おすすめの理由はズバリ科目が少ないこと。医療に様々な工学的視点で取り組むこの専攻は、幅広い分野から学生を獲得しようとしています。
そのためバイオエンジニアリング専攻の院試は科目が、
TOEFL ITP
「一般教育科目(数学)」、「一般教育科目(物理学)」、 「一般教育科目(化学)」、「生命科学」のうちから2 つを選択
専門科目
だけです!笑
ちなみに専門科目は臆することありません。ほぼ対策無理なのですが、数学、物理学、化学、生命科学のどれかができれば解ける問題になっています。題材が医療なだけで使う知識は上記4つということです。
■就職推薦の二重取り
バイオエンジニアリング専攻は大学院からできた専攻で、バイオエンジニアリング専攻の学生だけがいる研究室は存在しません。例えば僕の研究室は電気系工学専攻(2名/年)とバイオエンジニアリング専攻(1名/年)の学生がいました。ここで面白いのが、バイオエンジニアリング専攻の学生は、所属研究室の専攻(僕の場合は電気系工学専攻)の就職推薦とバイオエンジニアリング専攻の就職推薦の両方にアプライ出来ると言うことです。
僕は電気系工学専攻の推薦を利用してIT企業に就職しました。
■数学ができなくても工学系研究科に入れる
バイオエンジニアリング専攻の院試は、科目を選択できます。友達は化学と生命科学で受かったらしいので数学できなくても東大の理系の大学院に入れたことになります。
■僕の選んだ試験科目
バイオエンジニアリング専攻の院試以外にも、僕は自分の大学の院試もあったので、数学と物理(力学、電磁気、熱力学、量子力学のなかから2つ)で受けました。物理は電磁気と熱力学にしました。自身の得意な科目を選ばれることをお勧めします。点数開示結果については後ほど書きます。
2. まだなにも準備してないときにすること
■大学院でなにをしたいか決める
まず、大学院でなにをしたいか決めましょう。就活をメインに頑張るために、楽な研究がいいというのも一つの理由だと思います。
僕の場合は、小学生のときに’進化しすぎた脳’という本を読んで、脳の仕組みや未知なる部分に興味があったので、脳が関係する研究がいいかなと思っていました。
■研究室のHP,Facebookを確認する
大学院でしたいことをなんとなく決めたら、ググってみましょう.”東大 バイオエンジニアリング 脳” みたいな感じです。研究室のサイトを色々確認できるので、研究室のイベントの写真をみて、なんとなく楽しそうかどうか確かめるのもいいと思います。
■教授にメールを打ってみる
これ結構ビビるんですが、自分の興味についてまとめて、教授にメールしてアポとってみましょう。教授としては嬉しいはずです。
なぜなら、自分のやってる研究に他大学から注目してくれたからです。
また、受け入れ学生が多いということは、それだけの資金的な援助が研究室に充てられることになります。
したがって、教授は快く受け入れてくれます。心配せずにメールしてみましょう。
研究室に是非見学に来てください〜 となると思います。
■研究室に訪問してみる or 専攻説明会に参加する
外部からの学生を多くとる傾向のある専攻では外部向けに専攻の説明会がありますのでぜひ参加しましょう!ここで面白そうな研究を見つけるのも一つの手段です。
3. 僕の東大院試の試験点数結果
■受験科目
繰り返しになりますがバイオエンジニアリング専攻の院試の試験科目はこのようになっています。
TOEFL ITP
「一般教育科目(数学)」、「一般教育科目(物理学)」、 「一般教育科目(化学)」、「生命科学」のうちから2 つを選択
専門科目
僕は数学と物理学を選択しました。
物理学は、力学、熱力学、電磁気学、光・波 とありますが、僕は電磁気と熱力しか対策をしていません。
もともと機械系なので力学も量力も授業は受けていたのですが、希望研究室で電磁気を使うので電磁気を選択したのと、熱力学は簡単なので選択しました!
■試験結果
バイオエンジニアリング専攻の院試の得点開示したので結果を紹介します。
英語 500/677
数学 116/300
物理 185/200
専門 35/100
面接 77/100
このようにぼろぼろでも受かりました笑 物理が簡単だったので助かったというのもありますが...
このように標準的な問題を確実に取れれば受かると思います。覚えておいて欲しいのは、"半分以上得点できなくても合格することがあるので試験中に諦めない"ということです。
4. 東大院試へのおすすめ参考書
■参考書選びは最も大切
参考書選びはとても重要です。参考書を利用する最大の理由は単元について網羅的に学習できるからです。 どういうことかというと過去問だけだと抜け漏れがある可能性が高くなり、本番の試験で全く知らない分野から出題されたら太刀打ち出来ません。
■東大院試といえども各単元でたった一冊で十分
実際、僕が大学院試験の受験勉強で利用したのは、各単元でたった一冊の参考書です。 一冊の参考書しかやらないというと、次のような疑問が湧くと思います。
■参考書以外から出たらどうすんの??
確かに過去問を解いてみて、参考書に対応していない部分は存在します。 しかし、試験の緊張感を忘れていませんか? 当たり前のことができなくなる、それが試験です。 各単元たった一冊でいいので、反復して極限の緊張状態でも参考書の問題なら簡単に解けるようにしましょう。 反復の仕方は記事の後半で書きます。普通に反復すると大変なので効率よくやりましょう!
それでは、おすすめの参考書を紹介します!!
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