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下天の華 織田信行√感想

もうあっという間に9月ですね。
下天クリアしてんの6月だよ…溜め込み過ぎは考えものです。
久々の乙女ゲ楽しすぎてさ…やりたいものがありすぎる。

いよいよネオロマ30周年記念の日も近づいているし、何かハッピーな動きがあることを切に願っています…
新作発表ももちろん待ち望んではいるんですが、なるべくswitchとかの現行機に過去作移植して欲しい…未プレイのものもあるし、やり直したくてもPSPとか火吹きそうな音したりするし…
switchが無理ならスマホ買い切り移植とかも難しいですかね…
コルダ無印のあのひたすらストイックに練習し続けたりするのとかさ、多分スマホとも相性いいと思うんだ。(グイグイ聴衆押して一箇所に集めたりとかさ…やるよね?みなさんやりますよね?)
とにかくひたすらにお待ちしておる次第でございます。
…って思ってたらグラッテの案内きましたね!
楽しみが増えるのは本当に善きこと。少なくとも遙か3と下天会期は這ってでも行きたい。けどコルダも遙か4も遙か7もアンミナも行きたい。あと会期までにコルダ3・4と遙かUと6を履修したい。できることならルトゥールまで手を伸ばしたい。ほんとは!( ;∀;)
とにかくグラッテ初参加なのでドキドキです!

さて!というわけで下天の華無印版攻略感想やっとトリです。
いつもの如く
※個人の感想です
※ネタバレ配慮してませんので攻略後に何卒…
※とっ散らかった文章なので読みづらいですが何卒ご容赦を…


まず始めに…
キャラソンが良すぎる!!エンディングで流れるの最初聴いたときひっくり返った!!!
音楽詳しくないので違ったこと言ってたらほんと恥ずかしいんですけど、多分ジャズ調…ですよね?しっとりしててでも軽やかで…下天のキャラソンは個別ベストエンド後聴けることもあるし、だいぶ思い入れが凄まじくてかつどの方のも好きなんですけどね、信行様と兄様のが私の激推し曲です。
エンディング飛ばしがちな方もぜひ聴いてほしい…



信行様は2周目以降でないと解禁されない√なので、こちらとしてももう本能寺の変の真犯人なことを知っているわけで。攻略する際にはどうしてあんなことを…ってなってから始めるわけで。他√で散々ダークサイドに落ちた姿をお見かけしておりますので、どう救ったものかと。

ほたるとのファーストコンタクトからえらく物腰柔らかい殿方なわけですよ。
あの錚々たるメンツの中で、ほたるにとっては信行は一番安心できる人でもあったんじゃないかなと…
そんな優しい殿方が曼珠沙華見て涙を流す姿でも見ようもんならそりゃ気になるだろうし、しかも親を亡くしている自分とも境遇が重なるわけで。
しかも優しさは見せかけじゃなくて見ず知らずの女房(中身はほたる)にも発揮されるわけで…
結果、信行を貶すような発言はしないし、全ルート中一番まっすぐで清らかな聖母ほたるさん全開になり。
おそらく元来の信行のままだったらこのまま結ばれてハッピーエンドだったのではないかと思う。師匠から言わせると「甘ったれ」同士お似合いな感じ。
だが、信行様…もう兄上への思いを拗らせて燻らせて、暴風警報が出るほどに内心は荒れ狂ってしまっていて。

光秀と信行、2人の密談に乗り込んだほたる。
桔梗=ほたると知った以降の信行はもうそれはそれは暗い昏い険しい顔しかしなくなり…はじめっから全力暴風…
「僕と兄上にどれだけの隔たりがあるか少し考えれば馬鹿でもわかるだろうが!!」
いやーこれ言われた時に電撃走るよね…いきなりダークサイド全開だもの。ここでこうして顔を合わせていなかったら、もうこれ以上深入りすることはなかったのでしょう。
その後、信長との会話の中で改めて信長がひたすらに前へ前へ突き進むのを目の当たりにし、そこでもコンプレックス爆発し、
「兄上は心まで誇り高い やはり殺さなければ 僕は兄上にかなわない」
と。もう心が痛い。
敵わなくていいんだよって言われる時代ではないし、嫌でも周りは信長と比べて勝手に失望して、それでも優しすぎたが故に周りを恨むより自分を責めて。
きっと泥臭い努力をいっぱい積み重ねた上で天才・信長にはやっぱり敵わないとわかってしまって…それは折れるて…
信長は信長で、対信行対応スキルが著しく低くて不器用でさ…直接励ましたりすることはもちろんしなくて、ふたりの好物の干し柿をほたるを介して渡して声かけてやれ的なさ…
ほたるに対してはあんなにドーンといくんだから(信長√の話)そのままいったれよとも思うけどそうはいかないんでしょうな…その不器用さがまた愛しいんだけど。

信長を消したところで信行の心に吹き荒れる風は止まないと気づいているほたるが何度も止めようとするんだけど、長年生きる糧にしてきてしまったものはそう簡単にやめられないよね…止めようと説得するほたるに対して、
やめろ頼むやめてくれ後生だ
って願いが魂の叫びで…もうこっちまで辛くなる。

計画は頓挫するも百地の報告により光秀の策だったことがわかってまたしても裏切られたとなり。最大瞬間風速になってしまったよ…( ;∀;)
師匠ほんと余計なことしやがって!と思ってたけど、報告するまでは多分あそこまで闇が深かったとは思ってなかったんだろうな…
そしてほたるを捕らえ、光秀を眠らせ、本能寺へ。
ここで桔梗の旗印を担いでいくのがイイ。
着いてきた兵士たちには終わったら逃げろというし、自分は信長の首さえ取れれば討たれても自害してもいいとか、怪しい小鳥(ほたる)を燃やそうとした烈火に対してお前は強いんだから弱いものを無為に傷つけるなって止めたりとか
もうどこまでもどこまでも優しい。泣けちゃうほどに。

そして燃え盛る中。クライマックスofクライマックス。
他ルートでもこのふたりがやり合っているところはもちろん見るわけですが、
信行が直接信長に気持ちをぶつけるわけで…
もっと早くからちゃんと兄弟喧嘩してたら少しは違ったんじゃないのかと思わずにはいられなかった( ;∀;)
ふたりのやりとりもいいし、ほたるの熱弁が本当にいい。
で、ほたるの言葉に気づいた信長が刀を抜いて寸止め。
ここで織田信行は死んだ、お前はただの信行だ。行け!と。

兄上 永の暇を いただきます
さらばだ

これ 私が下天で一番好きなセリフおよびやりとりです( ;∀;)
正直展開としてはこうなるのではと思っていた。が、やりとりが100点満点中200点…
でさ、またこの後に信長が叫んでさ…信行だけがわかる真意がいいんだよ…優しい顔に戻ってさ…( ;∀;)
もうほんと好き。この兄弟不器用すぎて好き。(なおこの不器用度合いは夢灯りでも健在である。)

外に出てからは矢を受けて信行倒れちゃうけど、ふたりのやりとりが素直でとてもいい。
パワープレイで信行を助けちゃうヒーロー全開ほたるもいい。
ていうかこのルート、ヒーローがほたるでヒロインは信行、な気がする。
エンディングがまたいいんだ…風が終始キーワードなわけですが、エンディングにかけて爽やかな風が吹いていく様が…
すぐには素直になれない信行だけど、またこれがいい…
エンディングのモノローグが一番ネオロマらしさを感じるというか遙かっぽいというか…わかりますかね?とにかくいいんだ!!


コンプレックスが爆発して周囲を恨んでボスキャラになったり黒幕になったりってのは王道展開だと思うんですけど、優しすぎるが故に狂いきれないのが信行で…あと、卑屈さを感じないのよね。
めちゃくちゃコンプレックスの塊だし、めちゃくちゃ後ろ向きというか、自信はないし、自分に向けた刃がどうしようもなくなって兄上に跳ね返って特大ベクトルになってはいるんだけど、根本優しくて、利己的でなくて。
笑顔の裏の哀愁が隠しきれていないとことかどこまでも人間臭くて、憎めないどころかぎっちり魅力が詰まった黒幕キャラでした。

…ところで信長の野望新生pk買ったんですけどね(遙か7で戦国時代から余計に離れられなくなって歴史を変えたくなってね。)
追加シナリオに兄弟相克編っていう2人の家督争いのがあるんですよ…
もう!!できっこないよそんなの!!
信長を下したifを見てみたさはあるけどそんなことしたら風が止まないよ!( ;∀;)


でもね 私ね
信行のエンドは 罪の華が一番好きなの…

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