下天の華 羽柴秀吉√感想
GS4、下天ときて、アンミナ攻略中。
ブランク空いてオタ復帰の唯一の利点は一気に色んな世界に入れること。
特にネオロマ、私あなたのこと信じててよかったわ…
と、近況語りという脱線もここまでにして、攻略2人目秀吉無印√感想。
※個人の感想
※ネタバレ配慮しておりませぬ。わりとガッツリ。プレイ後に。
第一印象ですか?
出た!ナンパキャラ!!口説き倒すタイプのキャラ!(cf.遙か3 ヒノエ)
まぁ要はわりと好きなタイプのキャラです。
ただ、別記事で書いたように今までの私は「豊臣秀吉」という人物自体にどうにも良い印象がなかった。猿顔で、狡賢く…みたいなあのテンプレが刷り込まれていたのと、信長亡き後の行動がどうしても解せぬ…となっていたからだ。(浅い歴史知識の話)
だもんで、秀吉というキャラ自体に魅力を感じられるか本当に不安だった。
しかーし!そんなん杞憂であった!!
まぁもちろん史実とゲームとじゃ全然ちがわい!と言われりゃおっしゃる通りですが、そこは皆うまくバランスをとりながら楽しむものなので…。
話を下天の秀吉に戻そう。
出会いから口説き倒し、宴会でもスキンシップをとってこようとする秀吉さん。
主人公ほたるからはああいう手合いは正直少し苦手かも、との評。
普通だったらあぁあの殿方は女人なら誰でも口説くのね、で終わるでしょう。
いえ、秀吉はここからです。
なんと軽薄なノリそのままでほたるの正体を一瞬で見抜くのだ。開始わずか数分。第1話。絶望やん。しかし見逃してもらえることに。
この真の出会いの時点でもう既にただのハイパーフレンドリー軽薄キャラではない、今作の秀吉の頭の良さと観察眼の鋭さ、用心深さとか諸々描かれている。秀吉is有能of有能。
普通だと曲者ほたるを突き出すべきところで突き出さないのは優しさなのか弱さなのか…これは√進めると後でわかってくるけど秀吉のキーでもある。この辺りの価値観、夢灯りでも描かれているところで、ポイントです。覚えておくように!
正体バレた後。
ほたるには相変わらず口説き続け、ほたるはバサバサ冷たくあしらっていく。やりとりに顔がニヤニヤしてしまう。
佐吉とともに「仕事に専念してください」のあの選択肢も笑わずにはいられない。気づくとほたるも我々も秀吉のペースにすっかり乗せられ、警戒して逆立った毛が落ち着き、やいかまってくれやと近寄っていく猫のようになっている。
敵いませんわ人たらしめ。
そうして着々と近づく2人。なんだけど、秀吉さん本気になると一途になるわ線引きがしっかりしてるわなのがまたずるいというか。
誰彼構わずばら撒いていた恋文も、皆に言ってた軽口も、ほたるに向けてだけのものへと変わっていくのが周囲の話からわかる。イイ。この描写がイイ。周りからの見え方って大事じゃないですか…
そんでやたらあらゆるスキンシップを向こうから試みるくせに、ほたるが本当に戸惑うことはやらないんすよ…軟派と硬派は両立するんです……
ラストに向けて、それはそれは葛藤し苦しむほたるのことも優しくでっかく包み込む。泣きそうな時に軽口叩きながら優しいのは反則や。
ほたるの正体を知っているからこそ、誰よりも真正面から向かい合っていて、だからこそほたるも秀吉に会わない方がいいとわかっていても会いに行っちゃうんよね…
そんな複雑な心境の中でも、秀吉の出自にまつわる悪口には我慢ならず言い返すほたるは爽快だったし泣けた。そりゃ女に対しちゃ百戦錬磨の秀吉も惚れてまうわ。
まぁそれで真正面からってのはそのままクライマックスでも。
ほたるを止めに来るのも真正面からで、斬られてんのによしよしよしって慰める声の優しさよ。あんたほんとに優しすぎるよ…( ;∀;)
本能寺の変のところではちゃんと変化が使える忍びとして役立つし、中国大返しが拾われてるのもよかった。さすがコーエー。
エンディングでは、やりたいことが見つかったら俺の元を去ったっていいって言ってたのから一番近くで応援しようってスタンスになっているところに、秀吉自身の想いの変化も感じたし、軽口叩き合う2人が見られてごちそうさまでした。
兄様の後片付けの大変さを想像すると同情するけどな…笑
めちゃくちゃいい事いうし口説きセリフも好きなの多すぎて抜粋ができなくて記事がまとまらんしで困った。本当に困った。
けど、秀吉の温かい優しい愛はこの2つに凝縮されていると思う。
「今後、何があっても この手は、あんたの心を裏切っちゃならねえよ」
「本気でやりたいことが見つかった時にはオレのもとを去ったっていいんだ」
…その分、この二つは罪の華EDだとものすっごい効いてくるんですけどね…あぁ…(秀吉罪の華√が一番泣いてぐしゃぐしゃになった人の顔)
ともあれ、下天のおかげで秀吉という人物が好きになりました。
あったけぇ愛に包まれたい方は是非ご堪能くだされ。
秀吉好きな方は夢灯りも絶対に!
個人的には夢灯りのメインヒーローは秀吉だと思っております。
余談ですが、
ものすごく個人的な好みなんですけど、「花の顔(かんばせ)」って褒めてくれるのいいよね…(cf.ヒノエ。またかよ)