これから子供が生まれる友人に自分ができること
近頃いろいろありすぎてnote執筆がおろそかになっていました。ただ最近、自分の周りでハッピーなニュースが増えてきたので、いつもの"学校キャリア"とは関係ありませんが久しぶりに投稿します。
一つは、仲のよかった高校の友人2人が、たまたま同じタイミングで結婚すること。2人ともシンプルにいい人たちなので、支え合える相手が見つかってよかったなーと心から思いました。
もう一つは、職場の同期のお腹に赤ちゃんがいること。私の周りでは妊活に結構苦労している友人もいて、授かることの尊さは日に日に強く感じています。そんな中、身近におめでたい話があると、勝手ながら「楽しみだね~どんな子だろうね~」と幸せな気分になります。これは、自分に子供ができるまではなかった感覚ですね。
高校の2人にも近いうちに子供ができるかもしれません。と考えれば、少し早めに子育てが始まった自分には、これから子育てが始まる周りの友人たちに何かできることがあるんじゃないか・・・と思うようになりました。
そこで、4才と0才の子供がいる私が改めて思う、子供が生まれる前にやってよかったこと・やっておけばよかったことを3つずつまとめてみました。
あくまで夫目線の内容にはなりますが、これから子供が生まれる方に少しでも参考になったら嬉しいです。
やってよかったこと
子供が生まれる前に「やってよかったな」と思うことは次の3つです。
便利家電の購入
妻との対話
手を使うこと
1. 便利家電の購入
もともと妻が家事の時短に興味があり、新婚の頃からいくつか便利家電を持っていました。
ルンバ
ドラム式洗濯機(日立ビッグドラム)
ホットクック
まずルンバ。ちょっと今更感もありますが、子供が生まれてからは一層大活躍します。
とにかく生まれた直後は、焦るし慌てるし長時間寝れないしで、とても掃除をする気になどなれません。
スイッチ一つで勝手に掃き回ってくれるルンバを見ていると、「まじありがとう…」という気持ちになります。
赤ちゃんは一定した騒音はそこまで気にしないので、ルンバの稼働音が睡眠の妨げになることはほとんどありませんでした(個人差もあるとは思いますが)。
ただし、ルンバだけだと隅っこのゴミやミクロサイズの空気中に舞う砂埃までは回収しきれないので、時々水拭きをするか、うちにはありませんが空気清浄機があると安心かもしれません。
ドラム式洗濯機も大活躍でした(うちのは日立ビッグドラム)。
重宝するのは乾燥機能です。
うちの洗濯リズムは、
帰宅 → 風呂 → 洗濯機回す → 夕飯食べる → 洗濯が終わる → ドラム乾燥できない服だけ取り出して浴室乾燥に → ドラム乾燥開始 → 23~0時頃に乾燥終了
です。なので赤ちゃんが寝てくれていればその日のうちに乾いた服をしまえますし、赤ちゃんの対応で難しい日でも翌朝にはしまえます。
おそらくドラム式でなかったとしたら、浴室だけでは干しきれないので、翌日に外干しのタスクが増えていたと思います。
とにかく生まれて間もない頃は「いかに家のタスクを減らすか」がカギなので、多少お金をかけてでも乾燥機能がしっかりしている洗濯機をオススメします。
そして最後はホットクックです。
焼く以外のことはたいていできちゃう自動調理器です。
カレー、サバの味噌煮、アクアパッツァ、カボチャスープなど、これがあれば火を使わずにそれなりのものが一品でき上がります。
「火を見ていなくてよい」というのは子育てをする上ではけっこう重要な観点です。
半年くらいまでは頻繁に泣かれてベッドから抱き上げないといけないと思いますし、少し大きくなってハイハイやつかまり立ちなどするようになると、今度は火に近づけないように気を付けなければいけません。
どちらの意味でも、そもそも火をつかわない自動調理器は安心安全です。
メニューによっては調理の予約もできるので、午前中の余裕のある時に仕込んで夕飯に備えるといったこともでき、本当に便利です。
ちなみに最近妻は「焼く」もほしくなっており、ヘルシオのウォーターオーブンを追加で検討しています。
2. 妻との対話
新婚の間は、当たり前のように二人で外へ出かけたり、テレビやアマプラを見てゆっくり過ごすことができていたと思います。
ところが子供が生まれた瞬間に生活は一変します。
通常の家事をやりながら、ミルクを作る→げっぷさせる→寝かしつけ→哺乳瓶を洗う→煮沸する のサイクルを回していかなければなりません。出産後のお母さんは全治2カ月の怪我と同じくらいのダメージを負っているので、夫が家にいる間は、当然妻には寝てもらって体を回復してもらいます。
するとどうなるかというと、夫婦間で落ち着いて話せる時間がぐんと減ります。
限りある時間の中では、家事の業務連絡がメインになります。
すると、雑談や夫婦ならではのノリなどが不足していくので、あらかじめ夫婦としての安定感を築いておかないと、子育て中の連携に支障が出てきます。
ここでの安定感とは、単に仲を深めておくということ以外に、互いを理解することもあると思います。
仕事と子育てのバランスをどう取っていくか、子供とはどう関わっていきたいか、兄弟は何人くらい欲しいか、夫婦としての関係性はどうありたいかなど、いわば家庭観のような部分は意外と互いにわかっていないものです。
ただ和気藹々と楽しく過ごすだけでなく、互いの考えを知るための対話も十分にできていると、出生後の連携も上手くいくんじゃないかなと思います。
私自身は、妻とは20年前からの知り合いで普段からよくしゃべる仲なので、出生前の対話の貯金は多い方だったと思います。
子育てが始まり、落ち着いて会話する時間がなくなってもなんとかなったのは、対話の貯金があったからではないかなと思います。
3. 手を使うこと
子供が生まれて最初の数カ月ほどは、とにかく寝かしつけに苦労すると思います。平気で1、2時間ずっと抱っこし続けなければならない日もあるので、過ぎていく時間がとてももったいなく感じます。
この時、スマホやパソコンで配信ドラマを見たりYouTubeを見たりすることはできます。Voicyももちろんいけます。要するに、目と耳はフリーというわけです。
逆に難しいのが、手を使う作業です。
赤ちゃんは一度寝入ったと思ってもまたすぐに泣きだしたりするので、手を使う作業はめちゃくちゃ中断させられます。
子供を授かる年齢というと今は30~35歳あたりがボリュームゾーンだと思いますが、その頃って、仕事や趣味に脂が乗っていたり、今後のキャリアに思いを馳せていたりすると思うんですね。その中で、例えば読書や勉強は誰でも多少なりすると思います。
子供が生まれると、読書や勉強のように手を動かす作業はかなり制約を受けますので、現時点で読んでおきたい本や漫画、取っておきたい資格などがあるようなら、なるべく出生前に消化しておくことをオススメします。
逆に、目と耳で消費できるコンテンツは出生後もわりと楽しめるので、生まれた後にとっておいて大丈夫だと思います。
やっておけばよかったこと
今度はやっておけばよかったこと、つまり私の中の後悔や反省です。
挙げればきりがないですが、主には次の3つです。
粉ミルクをつくる練習
ベビーカーの購入
人と会う
1. 粉ミルクをつくる練習
今でも覚えているのが、妻が出産後に赤ちゃんと一緒に病院から家に帰ってきた時のことです。
赤ちゃんの触り心地に癒されるのもつかの間、赤ちゃんが泣きだしました。
もうこの瞬間から子育てはスタートしているのです。
妻の指示で私は急いで粉ミルクをつくりにキッチンへ行きました。
確かあの時は「ほほえみ」だったかと思うのですが、フタを開けた瞬間に手が止まったのです。
(これ、どうやって50ml計るんだ…?)
缶の中は一見、大量の粉が入っているだけにしか見えません。
その時の私は大人用のスプーンを取り出し、必要と思われる粉を感覚ですくい上げました。しかし当然ながら、スプーンに乗った粉がミルク何ml分なのか見当がつきません。
その間にも、赤ちゃんの泣き声はどんどん激しくなっていきます。
生まれたての赤ちゃんはまだ体がとても小さいので、早くミルクをあげないと簡単に死んでしまうような気がして怖くなってしまいました。
ここで答え合わせですが、粉ミルクの缶には必ず専用のスプーンが入っています。摺り切りでミルク20ml分になるようになっています。
ただそのスプーンは粉の中に埋まっているので、スプーンが入っていることを知らないと私のように混乱します。
ミルクは赤ちゃんを育てる生命線なので、旦那さんはぜひ一度自分で粉ミルクをつくってみてほしいです。赤ちゃんが家に来てからでは本当に焦りますので。
2. ベビーカーの購入
私には節約癖があり、当初、赤ちゃんとの移動手段に関しては「抱っこ紐があれば十分なんじゃないか」と思っていて、ベビーカーを買うお金をケチっていました。
ところがいざ子供が生まれてみると、ずっと抱っこ紐では肩や腰が痛くなるので、生後2カ月くらいで妻ともども限界が来ました。
ベビーカーは、なくてもどうにかなるのかもしれませんが、あれば本当に楽です。また子供が少し大きくなると外の景色を楽しむようになりますので、親はホルダーにソイラテでも乗せて、優雅な公園散歩を楽しみましょう。
ちなみにうちで持っているのはコンビのA型です。
他社比較はそんなにしなかったので、もっとよいベビーカーもあるかと思いますが、とても便利に使えています。
ちなみにベビーカーにはA型(前向き、後ろ向きを切り替えられる)とB型(前向きのみ)がありますが、B型は前向き固定なので、子供が少し大きくなってから(説明書的には生後7か月以降)です。個人的には、どうせ買うなら子供が小さいうちから使った方が親は楽だし日割りもよいので、A型をお勧めします。
ただB型の方がおすすめの場合もあって、B型はA型よりも軽いので、例えばお住いの家がエレベーターのないアパート・マンションの2階以上の場合、ベビーカーを持ちながらの階段の上がり下がりを考えるとB型の方がよいと思います。
3. 人と会う
私の場合、第一子が2020年のコロナ禍で生まれたのでしょうがなかったのですが、子供が生まれると飲み会にはまずいけない(夫で家庭をすべて奥さんに任せられる人は別ですが)ので、会ってしゃべりたい人とはできるだけ生まれる前にたくさん会っておくことをお勧めします。
うちは生まれる前の数か月がコロナ禍で叶わなかったので、仲のいい友達と長い間会えなかったのがストレスでした。
これから生まれる方々は、出生までのモラトリアムを比較的自由に使えると思うので、(もちろん体調などの兼ね合いはありますが)会いたい人とたくさん会って楽しんでください。
子育てが始まってからの大事な考え方
最後に、2人を子育てしていて思う大事な考え方について書いて終わりにしようと思います。
子育ては基本的に大変です。
特に1人目は、それまでDINKSでわりと余裕があった(そんなことない!と思うかもしれませんが生まれてみればわかります)ので、そのギャップにしばらく悶えると思います。
なのでどう考えるかというと、お金で解決できるものはなるべくお金で解決するということです。
子育てには、お金では解決できない問題がたくさんあります。
例えば子供が寝ない、食べない、言うことを聞かない…これらはいくらお金があっても解決できません。
そういうところで否応なくストレスはかかるものなので、先ほど紹介した便利家電やベビーカーなど、お金を使って少しでも楽できたり、楽しく子育てできるなら、そこに投じるお金はすごく生きると思うのです。
結局、親が精神的に安定しなければよい家庭はつくれません。
真面目な人ほど無理したり我慢したりして精神的にまいってしまうことがありますので、便利アイテムはもちろん、産後ケアや一時保育などもうまく利用して、健康な心で暮らしていくことを考えるとよいと思います。
もちろん、子育てには幸せを感じる瞬間もいくつもあることは言うまでもありません。
特に3歳を超えたあたりから子供の感情や言葉が豊かになり、夫婦だけだった頃には絶対に味わえないようなドラマがたくさん生まれます。
私も所詮は子育て歴4年の若手パパですので、これから子育てを始める皆さんと共に、今後も試行錯誤を繰り返していくでしょう。
でも私たちが育てる子供たちは日本の未来の希望なので、辛いこともあるけど頑張りましょうね。
謎に大きなことを言ってこの記事を終わります。笑