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【ネタバレ有り】すみっコぐらしの映画から考えた自由の種類
1. すみっコぐらしの映画の概要
すみっコぐらしの映画「つぎはぎ工場の不思議な子」を観て感じたことを記載する。この映画は、Amazonプライムで視聴できる最新のすみっコぐらしの映画です。
映画のあらすじとしては、工場長であるクマが、ぬいぐるみを作り、多くの人にその価値を提供したい、というところから始まる話です。白クマやネコ、とかげなどすみっコがその工場を手伝うのですが、途中から生産ノルマが課されることで、物語が進展していきます。
2. 自由の種類と奴隷制の歴史的視点
映画を観ていて感じたのは、この物語が現代の大量生産システムへの風刺であるということです。最初は楽しんでぬいぐるみを作っていたすみっコたちも、ノルマが増えてくるとその楽しさが失われていきます。これは、ギリシャ時代やアメリカの奴隷制と結びつけて考えることができます。
歴史的には、奴隷たちは自由が制限されていましたが、雇い主側も効率的に奴隷を働かせるために、手段や行動の自由を部分的に与えるという工夫をしていました。しかし、決して与えないものとして「目的の自由」がありました。
3. 現代社会への風刺と個人の自由の考察
すみっコたちが最初に感じていた「自由に作る楽しさ」がノルマによって失われていく様子は、現代社会の多くの人々が感じているプレッシャーと似ています。私たちが持っている自由には、手段の自由や行動の自由がありますが、目的の自由は制限されていると感じることがあります。
私自身、家庭ではある程度の自由を持っているものの、会社では目的を設定する自由はないと感じます。映画を見終わり、自分はどの自由を持っているか、そして持っている自由をどう活用するかがこの先の人生においても大切だと考えました。
このような視点から、自分の自由について改めて考えてみることは、非常に有意義だと思います。このブログが皆さんにとって、自由について考えるきっかけになれば嬉しいです。
⭐️参考
本ブログの内容はスタエフで話をしています。気に入りましたら音声でもどうぞ。