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私がSHElikesをやめる理由

2021年10月3日、10月末を以てSHElikesを退会することを決意した。

理由は2つだ。

他のことにお金を使いたかったから。今の私にとっては十分な学びをSHElikesから得られたから。

何かを決めるときには、理由は大抵1つじゃないと思っている。

私の今回の決断の理由はこの2つだった。


だけど、実はそれだけじゃない。


「やりたいこと」がSHElikesの受講を通して見つかったからという理由もある。


ドリームマップから見えた、自分の「やりたいこと」


SHElikesのグループコーチングの中で最近見直すことが多くなったドリームマップ。

「仕事」「人間関係」「趣味」「知見」から成り立つ4つの大きなマスがあり、4つのマスの中心には「1年後の理想」と書かれている。
1年後の理想の状態を、4つの側面から思い描き、理想を明確にイメージするというものだ。

自分1人で思い描こうにもモヤモヤして浮かばないので、SHEメイトでもある大学の友人に付きあってもらい、ドリームマップの壁打ちをした。

自分の理想を言語化していくなかで、私が仕事の欄に書いていたのが

「『〜べき』から距離を置いて
ありのままでいられる居場所・空間を作りたい」という内容だった。


なぜそう思ったのだろう? なぜそれがしたいのだろう?


そう自分に問いかけたときに、浮かんできたのは自分自身の過去の出来事だった。


家族から受けた言葉で傷ついたとき。

進路や卒論、就活にうまく向き合えなかったとき。

職場で理不尽な言葉を聞いたとき。


それらは、日本社会のせいだと思っていた。

だから職場や家族、学校ではないサードプレイスのような場所を作りたい。

自分自身がありのままで自己表現できる場所を作りたい。数ヶ月前の私はその気持ちに燃えていた。だけど、同時に心に空いた傷を埋めるような感覚もあった。


誰がサードプレイスを作って欲しいと望んだのか?


それは、他の誰でもなく自分自身だった。


仕事の理想は、傷ついた自分の心に気づくきっかけとなった


与えられた環境でどうしてもうまくいかないことは、誰にだってある。

うまく対処できない時は、逃げたっていい。自分に合う他の方法を考えたっていい。


進学も留学も転職も、自分にとって都合のいい選択をしてきた。

東京に行けば、海外に行けば、新しい会社に行けば、働き方を変えれば、きっといつか自分自身を受け入れてくれる場所が見つかる。自分にとってフィットした場所が見つかる。

そうやって生きてきた28年間。


自分の居場所を探し続けて全力疾走してきた私は、やがて探すことに疲れ始め、「自分の居場所を自分で作ればいい。」と考え始めた。


自分と似たような境遇の人を助ける、と考えた仕事の理想。


だがそれは誰のためでもなく、他ならぬ自分の心を救うためだった、というカラクリになっていることに、ようやく気づいたのが今年の8月だった。


レールに敷かれた人生論で自由に生きれない。

会社の中で、思うように自己表現ができない。


日本社会にはこのような声なき声があることは事実だと思う。

だけど、そのことと自分自身の問題と一緒に結びつけて考えていたままでは、自分自身は進歩しない。その考え方はときに、問題の解決を遅らせてしまうことがある。


周囲とうまくコミュニケーションを取れず、その度に自分の環境を呪い、周囲のせいにするしかなかったかわいそうな自分。


ドリームマップを通して初めて、自分の弱さに向き合えた。


「自分軸で生きること」 これが私のやりたいこと


私には夢がある。


それは、周囲の意見に流されず、自分軸で生きること。自信を持って生きること。自分の考えを信じること。


人にばかにされたって、傷ついたとしても、最後には自分を信じられる人間になれれば、もうどこだって、なんだって生きていけるじゃないか。


SHElikesはそのことに気づかせてくれるきっかけをくれた大切な場所。


誰かに何かをGIVEする前に、自分自身をまずは幸せにしたい。

今年は自分を思いっきり幸せにしてあげて、パワーが蓄えられたら

また来年、きっと何かに向かって走り出していることだろう。


だから今は、一旦さようなら。

ありがとうSHElikes!!











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