投稿再開のご挨拶
ご無沙汰していました
2021年5月、コロナ禍で開催した無観客配信後に「振り返り」として二本の記事を書いてからはや3年。すっかりnoteを放置してしまいました。申し訳ありません。
演奏家集団「石塚組」ではあのあと予告通り2022年5月に合唱企画として「日本人作曲家による合唱組曲特集」を開催し、同年11月に二回目のオペラハイライト公演を有観客で行うことが出来ました。さらに2023年5月にはまた合唱企画として宗教曲をとりあげ「レクイエムの歴史をたどる」として公演を開催しました。いずれも多くのお客様にご来場いただき、やむを得ず無観客で開催せざるを得なかった2021年を思えば大変ありがたい公演を重ねてまいりました。
もともとこのnoteは対面が難しくなったコロナ禍の状況で石塚の考えていることを文字にして残すことで多くの方に知ってもらいたいとともに、自分自身もそれによって思考を整理するという意味があったのですが、少しずつリアルで意見交換できる場も増えてきたことですっかりnoteの存在が彼方へと行ってしまいました。
note再開について
そんな状態でしたが、過日5月6日に渋谷さくらホールで開催した今回の「石塚組」定例公演ではヘンデルのオラトリオ『メサイア』を取り上げ、オーケストラで演奏するにも関わらずMCをいれたハイライトでお送りするという相変わらず他でやらないような企画を実施し、さらに今回は公募したアマチュアクワイアーの皆様とも一部の曲で共演するという内容でした。
対面での交流、練習が可能になって来て実現した企画でもありますが、オケ含めて関わる人数が膨大になってきたことで主催者の石塚が今までのように一人一人と深く向きあうことが難しくなってきました。また今後活動を継続していくうえでやはり自分の考えを一本筋が通ったものにするためにも記録を残す必要を感じていたところ、このnoteを放置していたことを思い出しました。
今後について
この三年で石塚個人の環境も大きく変化しましたのでそちらの報告も必要ですが、まずは出来るかぎり投稿を再開して、これからやりたいこと、やるべきことについてまとめていきたいと思います。お知らせというよりは石塚自身の思考を整理する目的もあるので読みやすいかどうかわかりませんが、特に今回の『メサイア』ハイライトでご縁があった皆さんにはもっとお伝えしたかったこと、知って欲しかったこともありますので少しずつ残してきたいと思います。
さらに演奏家集団「石塚組」をはじめとする自主公演については今後少しスタイルを変えていきたいと考えています。自ら主催する公演を継続するには資金面の問題で難しいことが多くなってきました。特にこちらで日時場所を決めて開催する公演はロングランでない限りお客様の都合が合わない時点でご縁が切れてしまうという問題があります。ひきつづき新たな企画を生み出すのと並行してこれまでの企画を売り込み依頼を受けてお客様の元に演奏しに行くという活動に力を入れていきたいと思います。
そんなわけで作ったチラシが以下です。
大変好評だった『メサイア』ハイライト企画も「ハイライトではなく全曲を聴きたい」という声も届いています。すぐには難しいかもしれませんが、また意欲ある皆さんと一緒に素晴らしい公演か作れるように頑張っていきたいと思います。
今後とも演奏家集団「石塚組」と石塚声楽研究会をどうぞよろしくお願いいたします。
2024年5月 石塚幹信