『Love in The Air (タイ版)』

怒涛の日本BLの視聴が続いていましたが、久しぶりのタイドラマです。
久しぶりに聞く、タイ語のセリフやタイのロケーションにテンションあがりました。

現在FODで日本版が放送中の『Love in The Air』ですが、タイ版が放送されたのは2022年。
制作は「Me Mind Y」で、小説家の方が2019年に立ち上げた事務所です。
この小説家MAMEさんは、皆さんもご存じの『Love By Chance』『TharnType』などのシリーズを執筆しています。そしてもちろんこの『Love in The Air』もMAMEさんの執筆、ということは、『TharnTyep』で衝撃をうけたような、あんなシーンやこんなシーンも当然期待できちゃうわけです。
ストーリーは、全13話が2組のCPでわかれています。
前半の1-7話が原作では『Love Storm』になっている、Payu(俳優はBoss)とRain (Noeul)の話、後半8-13話が『Love Sky』が原作の Prapai(Fort) と Sky(Peat)の話になっていて、小説も2つにわかれています。

『Love Storm』では、Payuはなんでも完璧にこなせる先輩で、Rainを後輩としてからかいながらも可愛がって成長を見守っています。
Rainももちろん可愛いのですが、さらにRainをからかっているPayuの表情がとても可愛い!そしてPayuの愛情が溢れちゃってるのにそれに全然気がつかないRainがまた可愛い!!
全体的にコメディの雰囲気で、軽く見て楽しめました。
『Love Sky』の方は一転してシリアスな感じで、SkyのトラウマをどうやってPrapaiが支えて乗り越えていくかがテーマになっています。『Love Storm』ではSkyは頼れる親友として、冷静に大人に見えるのですが、その背景には辛い過去があったんだなぁとまた違って前半の話が見えてきます。そんな中、Prapaiが繰り返しあきらめずに明るくアタックしていって、作品のトーンを少し明るくしてくれます。
スペシャルエピソードは、拗ねるRain(とSky)、追いかけるお兄さん達、そして甘々なスペシャル映像と、いつものタイBLですが、PayuとRainのコスプレ祭りは必見です!ここらへんは本編が伏線としても効いてますね。
全編を通じてセクシーなシーンに力が入っていて、これはMAMEさんしか、あるいはこの事務所しかできない表現だなと思いました。
サポートロールの SigとP'Chai もキャラクターたってました。P'Chai の過去については別の原作小説があるようなので、ぜひまたドラマ化してほしいです。

ひとつだけどうしても直してほしいのが、ビハインドザシーンの動画でもそうだったのですが、音声にけっこう苦労しているようです。
せっかくの良いドラマなのに、屋内や屋外、マイクの位置でかなり音声に苦労しているようで、音が小さすぎたり、突然大きくなったりしていました。
これ、昔のGMMTV のドラマとかでもよくあった気がするのですが、『Love in The Air』の特に後半の話では相当音質や音量の調整が難しかったようで、シーン毎にテレビのボリュームを調節しながら見ることになりました。
あれから数年経っているから今はもう改善してるといいなと思いました。

メインの4人は当時新人俳優だったようですが、そうとは思えない演技で、素晴らしかったです。この事務所の他の作品も注目していきたいと思います。


いいなと思ったら応援しよう!