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656杯目:おやじの味…最近のニュースから思う事
先日、奥さんと下の子供が出かけていたので、社会人の上の子供と留守番。
夕食はふたりで外食でもと思ったけど、炊飯器を見たらご飯が結構余っていたので久しぶりにチャーハンを作ってみることにした。
上の子供にとって、保育園時代から時々食べているおやじのチャーハンは美味いらしい!
しかし、本当に美味しいかと言えばそうでもないはず。
だって、最近はアレンジするようになったけど、元々はただ卵を溶いて市販のチャーハンの素を入れただけのチャーハンだから。
お母さんが作るチャーハンの方が具も入っているし美味しいし、中華料理屋さんのチャーハンの方が絶対に美味しいはず。
しかし、子供は時々思い出したように、父ちゃんのチャーハンが食べたいと言う。
それは何故か?
お察しの通り、愛情がこもっているから!というのはおやじの勝手な言い分で(笑)そのチャーハンには子供なりのストーリーが乗っているからなんですね。
保育園時代、お腹が空いている時に、初めてお父さんが作ってくれたチャーハン。
お父さんが作ってくれたという驚きと希少性と空腹が重なって、それが市販のチャーハンの素でも、一番美味しいチャーハンになるんですね。
外食時に店内を見渡すと、お店ごとにそれぞれの空間作りの工夫がされています。
それはまさに、食事にストーリーを乗せるため。
店員さんの接客もそうですね。
ただ美味しい食事を提供するだけなら、そこまでの労力はいらないはず。
しかし、そうではないという事は、食事というのは美味しい食べ物プラスαで成り立っているのです。
だから、おやじのチャーハンも1番美味しいチャーハンになり得るのです。
そこで、しばらく前に気になった記事。
ファミマの『お母さん食堂』というネーミングに関するニュース。
要約すると…
「ガールスカウト日本連盟」が主催した男女平等に関するプログラムに参加した高校生3人は、ファミマの店内に掲げられている「お母さん食堂」という看板を見て、「このままでは、『お母さんが食事を作るのが当たり前』という意識を社会に植え付けてしまう」と感じたという事で、「商品名が社会に与える影響を企業にも知ってもらい、ジェンダー問題をなくしていきたい」と、ファミマに対しブランド名の変更を求める署名活動を開始した。
何か寂しいと思うのは、自分が昭和生まれの人間だからか?
確かに男女平等は昔から言われてきた事で、最近の言い方で言うとジェンダー問題。
それはもちろん正しい方向性だとは思いますが、何かギスギスしている世界にも感じます。
まず『おかあさん食堂』というネーミングから連想するのは、誰が作っているかではなく、その食べ物に乗っている親子のストーリーだと自分は思っています。
『お母さん食堂』と言うけど、自分は『お父さん食堂』だなー!
って言う家庭環境の子供ももちろんいるでしょう。
それをお母さんと言うと、料理はお母さんが作るものだ!と助長してしまうと直結させてしまうのは、寂しいかな。
お料理は、美味しい食べ物とストーリーだと思っているから。
男女平等に関するプログラムを主催したのが『ガールスカウト日本連盟』らしいけど…
ガールスカウトっていうのはセーフなのかな?
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