335杯目:『他人を変えようと思うなら、まずは自分が変わる』が、今の状況に役立っている話
対人関係で悩んだ時、どのように考えますか?
あの人はどうして、自分にこうやってるんだろう?
あの人はどうして、自分にこう言ってくるんだろう?
自分は男運が悪い…自分は女運が悪い…エトセトラ、エトセトラ。
対人関係の悩みは、子供の頃から大人になる現在まで、それにきっとこれからも尽きないでしょうね。
昔、元格闘家の須藤元気さんの本を読んだ時に書いてあった言葉で、考え方が変わりました。
『自分の目の前にいる人は、自分を写す鏡』
『他人を変えようと思うのなら、自分が変わる』
目の前にいる嫌な奴は、自分が引き寄せてしまっているんだ!
それなら、嫌な奴を変えようとせず、自分が変われば相手も変わるんだ。そう思うようになりました。
これは思い込みではなく、意外とそういうものみたいで、そうして比較的うまくいくようになりました。それに、相手を変えるというのはかなりの労力がいるけど、自分が変わる方が簡単ですものね。自分自身なんだから。
それを踏まえて、新型コロナウイルス渦の現在に置き換えてみると、新型コロナウイルスは対人という関係ではないけど、同様に相手を変えることを考えるより自分が変わる方がきっと良いと思っています。
新型コロナウイルスの影響で仕事も生活も一変しました。仕事はリモートワークになったり、出勤できなくなったり。生活は物が不足したり、何かと自粛事ばかりで遊びも制限されたり。そこで自分は変わらずに相手に変化を求める思考だと、愚痴や不満、最後にはストレスだけが残る。時間は過ぎていくけど、物事は何も進まない。とにかく新型コロナウイルスが憎い!それだけ。そして、ただただいつ収束するかわからない新型コロナウイルスが去っていくのを待つだけの思考停止状態になってしまいます。収束する前に自分の方が先に壊れてしまうかもしれない。
しかし、まず自分が変化する思考なら、世界の人々が一斉に行動を制限されるという今まで経験したことのない事態。それなら一層のこと自分がその不便な生活に対して変化していった方が、精神的ストレスのかかり方も楽なのではないかと思います。そして、きっと新型コロナウイルスが収束しても、新型コロナウイルス前と全く同じ生活に戻ると自分は思えないので、半ば強制的に世界の人々が動きを止められている今、変化する良いタイミングだと思います。