673杯目:絵本『みにくいマルコ〜えんとつ町に咲いた花〜』の表紙の話
待ちに待った絵本作家・にしのあきひろの新作が発表されました。
前作の『チックタック〜約束の時計台〜』からちょうど2年ぶりになる
みにくいマルコ〜えんとつ町に咲いた花〜
ここ数日も、海外での公開が始まったり、各種海外映画祭での出品やノミネートのニュースも伝わってきて、まだまだ興奮冷めやらぬ『映画 えんとつ町のプペル』
その数年後の物語。
最初の予定では昨年12月、映画公開時期と同じ頃に発表予定だったので、その辺のところを考慮しながら読むのもこの絵本の楽しみ方かもしれません。
5月31日発売予定なのですが、わが家にはその2日前にその絵本はやってきました。
表紙カバーは、最近のにしのあきひろ作品の鮮やかな色を使った絵柄とは違って、モノクロの鉛筆画!?
西野亮廣さんのラフ画をそのまま表紙カバーにしたそうです。
そして西野亮廣さんの絵本やビジネス書でのもう一つの楽しみ、そのカバーをめくった本の表紙にも様々な仕掛けがされています。
あるビジネス書の表紙カバーを開けると、えんとつ町のプペルの鮮やかな1場面が出現したり、『えんとつ町のプペル』だと、全く光沢のない洋画を思わせる茶色ベースの繊細な絵。
そのまま立てかけて部屋に飾っておいても全く違和感のないデザインだったり、こういうところにも西野亮廣エンタメを感じることができます。
そして今回の『みにくいマルコ〜えんとつ町に咲いた花〜』
自分の予想では、本文に通じるような鮮やかな色の絵が出現するのかと思っていましたが、こちらも表紙カバー同様、西野亮廣さんのラフ画でした。
そこにAKIHIRO NISHINOのサインもあり、これもカバー外すかもう1冊購入して部屋に飾りたいデザインです。
ディズニー作品のラフ画なども好きで、そういうグッズなどをつい購入してしまう自分にとっては、まさにツボ!!
良い意味で予想を裏切られましたf^_^;)
そして表紙をめくれば、本文に突入して鮮やかな絵が出現するのかと思いましたが、ここも予想を裏切られて、セピア色のかつてのえんとつ町の様子。
単体でこの絵も部屋に飾りたいくらいに素敵でした。
表紙カバー→表紙→1ページ目…この絵だけでいくらでも眺めていられる。
分業制で絵本を作っているから、人にやらせて自分で描いていないんじゃないか?アンチのツッコミ!?難癖!?がありますが、描けば意外と絵が上手いんだよ!という西野亮廣さんの反論。
静かな抵抗。
絵に対する誹謗中傷なら、それに対して『これでも?』と言葉ではなく絵で反論する。
絵本作家・にしのあきひろとしてのアンサーを感じることができます。
本当はネタバレしない程度に絵本のことを書こうと思っていたのに、本文に辿り着くことなく表紙だけで話が終わってしまったf^_^;)
そのくらい、たくさんの仕掛けや情報量を感じる西野亮廣さんの新作絵本です。
これも西野亮廣エンタメ!
本当、ドキドキします!!