664杯目:アカの他人でも許さない時代…
先日、Apple Musicで1980年代ヒット曲のプレイリストを聴いていたら、あみんの『待つわ』という曲が流れてきました。
あみんは2人の女性歌手で、デビュー曲の『待つわ』という曲がミリオンセラーになるほどの大ヒットをしました。
Wikipediaによると、発売された1982年の唯一のミリオンセラーだったそうですから、当時でしたら誰もが聴いたことのある曲だったでしょうね。
芸能界に疎い自分でも知っていたくらいなのでf^_^;)
その『待つわ』という曲を聴くと、2人の女性が無表情で!?綺麗なハーモニーと共に歌う姿も思い出させるのですが、それ以上に自分は印象に残っているのが、当時日本テレビ系列で放送されていた『天才・たけしの元気が出るテレビ』の中で、一時期この番組の出演者がこの歌を歌う光景を思い出します。
例えれば、ZARDの『負けないで』を聴くと、日本テレビ24時間テレビのチャリティーマラソン挑戦の光景を思い出させるようなそんな感じ。
毎週『天才・たけしの元気が出るテレビ』で『待つわ』が歌われていた一時期とは…。
番組タイトルにもなっているくらいなので当然ですが、メインキャストのビートたけしさんがある事件を起こし、自粛も含めて番組出演ができなかった時期に『待つわ』が毎週番組内で歌われていたのです。
ビートたけしさんが出演できない間も番組は続いていました。
しかし、番組名から『天才・たけし』を外したり、番組内では出演者がたけしさんの名前を言うのもNGワード的な扱いになって、それも自粛という形担っていたんだと思います。
しかし、『待つわ』の曲タイトルからも察するように、ビートたけしさんの復帰を望むコーナーになっていたのです。
共演の松方弘樹さんがこのコーナーを始める時、『あの人が帰ってくるのを願って…』と話してから、『待つわ』の大合唱でした。
あの人って、どう考えてもビートたけしさんですよね。
これって、今の時代だったらどんなに高視聴率番組でも、間違いなく番組打ち切り案件でしょうね。
そのまま番組を続けていたら、出演者にもネットを通してバッシング、番組スポンサーの不買運動も起こりそうな…
昔は良かった…とは言いません。
悪いことをすれば、それは今も昔もいけないことです。
しかし、何か人の体温があったなー!という感じがするのです。
不快なら、その番組を観なければ良いだけの話なので。
たけしさんが事件を起こしても、自分に被害が被っているわけでもないので、それに対して自分の好き嫌いの感想はあっても、アカの他人でもある人が、周りの人も巻き込んで、こんなの認めない!という流れはどうなんでしょうかね?
正解しか認めない世界…失敗を絶対に許さない世界…
なんとも息苦しい時代だなと思うのは自分だけでしょうか…。
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貴重なお時間の中、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 駄文ながら一生懸命書かせていただいていますので、またいらしてください。