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920杯目:【子育て】MLBの父親リストのニュースを見て

スポーツニュースでこういうニュースを見ました。

MLBシカゴ・カブスの鈴木誠也選手が産休制度『父親リスト』に入ったとのこと。

鈴木誠也が産休制度「父親リスト」入り 妻は新体操元日本代表の畠山愛理 すでに日本に帰国(スポーツ報知) - Yahoo!ニュース

MLBでは2011年に導入されて、最長3日間の産休が認められる制度とのこと。

twitterでもトレンド入りするほど日本でも関心の高いニュースになっている。

自分も日本でもこのような制度があれば…と思うほど、従来の日本人の思考とは違う部分はある。

しかし…自分だったら、その時の置かれてる環境によってはこれはこれで悩むなー。
権利として考えるなら、権利を行使するかしないかは本人の判断かとは思うけど。

今年の8月、ダルビッシュ有投手が『父親リスト』入りして、決まっていた先発登板を回避したという事があった。
ダルビッシュ有投手のように実績もある先発ローテーション投手なら、先発を1回飛ばしても、周りの選手も『父親リスト』の意味を理解しているから良いとしても、レギュラーを獲れるかどうかの当落線上、メジャーかマイナーかの当落線上にいる選手にとっては、周りも認める権利とはいえ3試合欠場するっていうのはかなりのプレッシャーなのではないでしょうか!?

自分が3試合いないうちに別の選手が活躍して、産休明け復帰しても自分の居場所がなくなっている可能性だってある。
これって、奥さまや家族を大切にしてないとか、命の誕生を軽んじてるとか、そういう事とは一緒くたにされると困るような事でもあるのではないでしょうか。

実際、川崎宗則選手がMLBブルージェイズ時代に『父親リスト』に入った時はメジャー昇格直後だったため、産休取得を見送ろうと思ったという。
気持ち良くわかります!競争の激しいMLB、ちょうどその境目にいる立場だったらそう思ちゃうだろうなー。

結局、監督の「産休するのも仕事だから休め!」という言葉で産休を取ったらしいけど…

このような制度があるという事は、アメリカ人にとっては『仕事よりまず家族。野球(仕事)は人生の一部でしかない。』という事ではあると思います。
とても大切だし正しいと自分も思いますが、やはりその時の置かれている立場によっては、産休明けに戻るところがなくなっていたらと思うと不安になってしまう。

自分が、8月のダルビッシュ有投手の時は『MLBってそういう制度があるんだ!?やっぱりアメリカだなー。』くらいの感じだったけど、今回の鈴木誠也選手のニュースも内容は同じはずなのに、そのようにいろいろ考えてしまったのは、そういう事なんだろうなー。って思う。

でもMLBに挑戦するということは、それらも含めた文化も受け入れるってことなんでしょうけどね。

別に自分は古い考え方の人間ではないと思っていますが、ちょっと引っかかってしまいました(苦笑)

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きひろ
貴重なお時間の中、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 駄文ながら一生懸命書かせていただいていますので、またいらしてください。